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146.一生懸命!周りはどうみているのか?

お疲れ様です。
営業トレーナーの坂山一哉です。
今日も読んでいただきありがとうございます。

今日のお話は
一生懸命感はマイナスですって話です。


上長になると、当然仕事の内容が変わるので
それを必死でやろうとします。

必死でやろうとすることは間違いではないです。
しかし今までやったことがないことが増えたりするわけですから
特に上長になりたての頃は、やり過ぎてしまう感が出てしまいます。


私もそうでした。
一気に仕事量が増えました。
まだまだ要領も掴めず、遅くまで仕事したり
休みの日でも、自宅でPC開いて仕事したり。

そしてやってしまうのです。
休みの日にメンバーにメールなどを送ってしまっていたんです。


ある時、部のミーティングでA君から言われました。
「所長、所長ってそんなに仕事大変なんですか?」って。

「何故?」って聞き返すと

「休みの日までメールを送ってくるじゃないですか。
 そういうの見ていると、なんか所長って大変やな!って
 思ってしまいますし、目指したくもなくなるんですけど!」って。

するとB君が私を擁護してくれたのです。
「確かに所長は大変やと思う。
 でもメールを見なかったらええやん。
 そういうことを言うA君も休みの日に
 メールを見ているってことやろ。
 変わらへんやん!」って。

その後、この件でミーティングは揉めに揉めました。
たしかに私は一生懸命にやっていただけなんです。

でもこれはメンバーには
「俺、一生懸命にやっているやろ!」って印象しかなかったんですね。

で結論は・・・
私が休みの日に一切メールをしないことにしたのです。
また平日も午前9時前、午後8時以降のメールもやめました。

すると何が起こったか。
今まで土日に発信していたメールが、
月曜日の午前中に一気に発信してしまうことになったのです。

私としては、メンバーとの約束は守っているつもり。
でも彼らからはまた意見が出てきました。

「所長、土日にメールが来なくなったのは正直精神的にも楽です。
 ただ、月曜日は週の始まりでもあるし
 色々と計画もあるのですが、そこに沢山のメールが
 配信されると、目を通すのにも大変なんですけど・・・」

って言われたのです。
正直内心では、君たちの要望を聞いてるんや!って言いたかったですが
ここはガマンガマン!

どうしたら満足がいくのか?
メール配信時間を変えているだけで仕事の量は減っていません。

でも彼らの言うように、一生懸命アピール感はやめたほうが良い。
であれば、今までやっていたことを見直すしかない。


で見直してみたんです。
すると
まあ必要のないこともメールでも転送していたりして。

例えば、本社から送られてくるメール。
これは社員全員に配信されているメールですが、
この中に見逃したらいけないものも入っている。

そういうのも、再度知っておくように!って意味も込めて
転送してたんです。


でも良く考えたら、全員に配信されているメールは
会社から見なさい!と指示を出されていることと同じ。

であれば、肩書きがあろうがなかろうが全員が見なければいけないもの。
自己責任やん。
こういうの配信やめた!ってしたんです。

そしてこういうのを減らしていくとメールの量がどんどん減ります。


そしてしばらくこの状態が続くと
ある時、またA君から言われました。
「あのちょっとええですか?所長からのメール、あまりにも少ないと      心配になるんですけど。」って。


ほんまにどっちやねん!って言いたくなりますよね。
でもこう伝えました。
「私のメールが減って、多少はあなたの仕事捗るようになったやろ。
 それに、私からのメールが少なくなったからと言って
 あなたの仕事に支障は出ていないはず。
 どうかな?」と。

「確かに!」って
A君は納得されたのです。


上長に昇格したばかりの頃
自分自身では、今目の前にある仕事
やらなければいけない仕事を必死でやっているのです。

それもやり方がわからず、
前任から引き継ぎを受け、また先輩などにも
聞いて教えてもらい、実施していたのです。


でもメンバーの見方は様々。
一生懸命がアピールって取る方もいらっしゃいます。


そんなん、ほっといたらええやん!って言われるかもしれません。


でもそういう見方をしていると言うことは
何かのしわ寄せが来ているかもしれないと言うことです。

そしてこれを受け止め、自分の仕事を見直した時
あまり必要のないことがどれだけあったかと言うことです。


最初は見様見真似でやるでしょう。
でもどこかで見直すことも大事ではないでしょうか?


言われて直す。
こういうのもメンバーの方は見ているのですよ。


一生懸命は大事です。
でもどうそれを感じ取ってもらえるか?


一度検討してみる価値はあると思います。

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