一般的に創作することは素晴らしいことだ、といわれています。 創作に打ち込むことで自分自身と向き合うことができますし、試行錯誤の中で成長し、完成したときには達成感が、認められることで自己肯定感が得られます。 なにより、創作するというのは楽しい行為です。 クリエイターやクリエイター志望者の方には、創作に熱中して夜を明かしてしまったという経験が何度もあると思います。 このように有意義な行為である創作ですが、一般論から離れて、あえて警鐘を鳴らしてみたいと思います。 創作は確かに
数年前の話ですが、「宇崎ちゃん献血ポスター」という問題がありました。 漫画『宇崎ちゃんは遊びたい』と日本赤十字社がコラボしたキャンペーンで、巨乳で可愛い女の子が献血を呼びかけるイラストが一部で「過度に性的ではないか」と批判を受けたものです。 その後も定期的に「公共の場で萌え絵を掲示するのは如何なものか」的な言説が見受けられます。 私見ですが、こういった萌え絵批判はアンチオタク派最期の断末魔ではないか、と思っています。 個人的な経験を話します。 私は1980年生まれ。『新
#史上最高金額達成 #100000000円PLAYER誕生! #稼げる仕事がここにある と書くと歌舞伎町辺りを走っているアドトラックみたいですね。 VISUAL ARTSはずっと手堅くノベルゲームを作ってきた会社なので、給与面では大きな期待はできないと思っているかたは多いと思います。最近はだいぶん改善していますが、それでも東証プライムに上場しているような大企業と比較しますと平均的な待遇面で見劣りするのは事実です。 ただ代表としていっておきたいのは、VISUAL ARTSは
要はやらかしをしたときに、経緯・謝罪・反省の三点セットを認めるものですね。 似たような書類に顛末書というものがあります。 ニュアンスとしてはこちらのほうが軽く、やらかしの経緯を詳細に記入して、上司が把握するために使用されます。 始末書の存在を知ったのは小学生の頃、『こち亀』きっかけでした。 なにせ記念すべき一話のタイトルが「始末書の両さん」。 部長に怒鳴られて始末書を書かされていたり、火事のどさくさで始末書を燃やそうとしていたりと、駄目な大人が叱られて書かされるものというイ
ビジュアルアーツには役職がありません。 でした。 昔は。 大阪で美少女ゲームを作っている30人程度の会社だったので、そもそも役職がなくても業務が回りました。あと、馬場の思想としては縦割りではなく横並びでフラットにものを言い合える会社にしたいという考えもありました。 かつてはビジュアルアーツはこんな組織構造でした。 シンプル……。 社員レベルという概念がありまして、レベル1社員がいわゆる管理職。レベル2社員がいわゆる一般社員になっていました。 チーム毎にリーダーとなるレ
株式会社ビジュアルアーツ代表取締役の天雲です。 昨年に創業者の馬場から社長を引き継ぎまして、今日でちょうど一年目になりました。 私は元々シナリオライター→ディレクター→プロデューサーとキャリアを積んできました。自分の強みは現場との向き合いだと思うので、基本的にプローデューサーとしての仕事は継続しつつ、そこに経営者としての役割が加わった形になったのですが、当然業務量が倍になってしまうわけで、最初は大変でした。 経営面では右も左も分からないことが多くて、とはいえ(あれ、なんか