三黄瀉心湯
三黄瀉心湯
シンプルな処方なので効き目も早いが副作用も注意
「心気不足(定)にして、吐血、衂血(はなぢ:鼻血)する証。」
「不足」となっている書物と「不定」となっている書物があります。
「心気がふらついている」の方が理にかなっている
「心を瀉す」余分な心気を取り去る処方
顔は赤黒く、うわ言を言ったりと精神的にも異常が出る緊急処方
大黄が入っていると下痢したりするが煎じ薬の場合煎じ時間を長くすると下痢しにくくなる。エキス剤なら食後に飲めば良い 熟大黄を使うとマイルドになる
心に問題があると目頭に異常が出る事が多い(かゆい赤い)
便はでかいので出ると熱が取れる
鼻血は安全弁 脳の血管が切れる代わりに鼻血で解消する事で血圧を下げる。
オウゴンは肺を乾燥させるので間質性肺炎になりやすい清心蓮子飲は麦門冬湯
三黄瀉心湯+黄柏+山梔子=黄連解毒湯
三黄瀉心湯が無い時は黄連解毒湯に大黄を入れると使える
大黄の量も調整できるので良い
熱は二種類あり潤い不足の熱では清心蓮子飲
実熱辛いもの食べすぎたなどなら三黄瀉心湯
潤いが無い場合は注意
三黄瀉心湯は緊急時に使い慢性時は清心蓮子飲で考えると良い