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【自己紹介】27歳クドカンに取り憑かれた俳優が挑む脚本の世界
2013年夏。君津での免許合宿中に観たNHK朝ドラ『あまちゃん』によって、僕は俳優と脚本家になると決意しました。某大学のカタカナ表記学部1年の時です。
(映画やドラマとは全く関係ない学部です。中学の先生になりたくて勉強していました)
あんな作品に出たい。作りたい。
「あっ」宮藤官九郎さんになりたい!『あまちゃん』の脚本家さんです。
ゆくゆくはラジオもやりたいし、エッセイや声優、バンド作って作詞とギターを担当したいし、NHKではバラエティの進行もしたいし、松たか子さんと家族の間柄でドラマにも出たい。
(宮藤さんが全て成し遂げていることです)
そう夢見て、俳優と脚本活動をはじめました(ちなみに、大学4年の10月にこの事をはじめて親に伝えました)
親「どういう事?」「はっ?」「卒業の半年前よ?」、「このまえ教育実習行ってたじゃない」、「教師になるっていうから、某予備校ハイスクールに通わせたのに・・・」「・・・(たしか、数十分間)」。
「せめて教員免許は取って、ちゃんと卒業しなさい」
と、そこまで揉めることなくカタカナ学部を卒業し、約5年半が経った現在(実際は、お互いに揉め足りなかったのかもしれません)。
古堅 元貴(フルゲン ゲンキ)です。今年で活動6年目です。
まだ、俳優と脚本活動だけでは生活は出来ていません。
お惣菜のパック詰め、音楽ライブの設営や案内、ホテルのサービススタッフの派遣バイトをしています。
仕事に空きがあれば前日の夜でも仕事を入れられるので、オーディションが急に入ったり、スケジュールが不明確な僕でも受け入れてくれるバイト先には、本当に感謝しています。
俳優としては、
現在Netflixで配信中・映画『空白』
- 居酒屋で古田新太さんにおしぼり投げつけられる若者
映画『HiGH&LOW THE WORST X』
- 約100名の不良が動かずメンチを切っている中で、一人だけシャドーボクシングをしている敵側の生徒アマプラ,U-NEXT,Huluで配信中
映画『真・事故物件 本当に怖い住民たち』
- ファーストシーンで殺されるアパートの住民
などに出ています。
坊主になったことで、キャラが固まってきた
まだまだ作品数は少なく、出番もワンシーンのみなどですが、昨年末に坊主になり、
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そこから不良、兵士、ヤクザ、ヤクザ、ヤクザ…と役柄は偏ってるのですが、以前よりも仕事の数が増えました。
自身を他者に分かりやすく明示することは大切なのだと気づかされました。
(「やりたいことと、得意な事・求められている事は大抵違うよ」という言葉の意味が少しわかった気がします)
脚本活動の方は
コロナ禍前は、舞台やライブハウスでコメディのお芝居を作っていました。しかしコロナ禍後は、テレビ局主催のシナリオコンクールに応募し、受賞するための脚本を書いています。
日本の、主にテレビドラマを執筆する脚本家は、テレビ局主催のシナリオコンクールで受賞することでキャリアがスタートする人が多いです。
NHK、フジテレビ、テレビ朝日などが毎年公募しています。大賞、もしくは佳作までいかないと公表及び脚本家としての仕事には繋がりません。また大賞になったからといって、必ず仕事が来るわけでもないようですが、その確率はグッと上がります。
『カルテット』、『花束みたいな恋をした』などの坂元裕二さん。
『リーガル・ハイ』、『コンフィデンスマンJP』などの古沢良太さん。
『逃げるは恥だが役に立つ』、『アンナチュラル』などの野木亜紀子さん。
最近だと『silent』の脚本家・生方美久さんは、昨年のフジテレビヤングシナリオ大賞受賞から、現在に至っています。
さらに、生方さんは大賞受賞された翌年にはゴールデン帯の連ドラを、しかもおひとりで1話から最終話まで書かれることはかなり異例。日本のドラマは3人ほどの脚本家が交代で執筆している事が多いのです(『相棒』の場合ほぼ毎週、脚本家さんが違います)。
それこそ、名前で視聴者がやってくる宮藤官九郎さん、坂元裕二さん、野木亜紀子さんらはおひとりで最終話まで請け負います。
それを大賞受賞の翌年に行っている生方さんは、超異例だと思います。その上とんでもない社会現象。
このまえ、たまたま『silent』ロケ地である世田谷代田駅を通ったのですが、かなりの数の若い女性の方が駅前のベンチや橋の上で写真撮影や歓喜していました。
聖地巡礼って、最終話が終わって爆発する認識だったのに、まだ5話とか中盤でこの人だかりの数…、と驚きでした。TV離れが叫ばれて久しい今日でも、面白ければドラマの社会現象って起るんだと、嬉しくなりました。
‘シナコン(シナリオコンクール)‘はジャパニーズドリームが詰まっています。
そんな僕の戦歴はフジテレビは最高で二次落選、NHKも二次落選、テレ朝は1度も二次に…。書きません。
年齢が気になってしまいます。
現在27歳。28になる代の27歳。『silent』の生方さんは28歳で大賞受賞。
生方さんの年で大賞は取れませんでした。
勿論、年齢を気にしすぎるべきではないとはわかっていますが、この活動をはじめてから俳優さん、脚本家さんの年齢と、僕と同じ年齢の時に何を成し遂げたのかをWikipediaで調べ、比べるクセがついてしまいました。
坂元裕二さんは19歳で同コンクールの大賞を取り、23歳で『東京ラブストーリー』を書いています。古沢さんは28歳の時にテレ朝のコンクールで…。あ、28歳。僕の今の年で…。書きません。
(日本の俳優・脚本家さんの生まれ年は、特技の一つと言えるくらい把握してしまっていると思います…)
僕は連ドラの脚本を書きたいです。
どうやったら連ドラの脚本を書けるのか?
やはりシナコンで大賞を取るしかない。
友人の言葉をきっかけにnoteを始めることにしました
来年1発目にあるNHKのラジオドラマのシナコンの題材を、脚本の感想を言ってくれたり、「次のテーマこんなのどう?」と相談に乗ってくれる学生時代の友人と話した時、
〇祐天寺・某大衆居酒屋
ハッピーアワー帯。50席ほどある店内には、自分たちの他に客は2,3人。
古堅「次は過度な正義感がある茅場町OLと、駅のペットボトルのごみ箱に平気でファミチキのごみ入れる若者が衝突して・・・」
友人「ってかさ、今まで書いたやつさ。コンクールに」
古堅「え?」
友人「出してみればいいじゃん。noteとかに」
古堅「でもどうなんだろう。だって・・・」
友人「出してみればいいじゃん」
古堅「でもnote見たことも、やったことも・・・」
友人「出してみればいいじゃん」
古堅「まあ思ってはいたんだけど、どうや・・・」
友人「出せぇ(だせぇ)」
古堅「・・・そうね。(出さないよりはいいよね)」
こうして投稿することに決めました。
落選したからといって、埋没させるより、披露してみるのもいいんじゃないか。(勿論落選した理由を考え、それを修正をしてみた上で)
落選脚本も、投稿して閲覧数や反応を貰うことによって次の作品の課題や、ブラッシュアップさせる手掛かりに。また何かのきっかけで何かに繋がるかもしれない(何かって何よ。具体的に書きなさいよ)。
繋がらなくとも、ひとりでも「これは面白かった」、「全体はつまんなかったけど、このシーンのセリフだけはよかった」みたいな反応があれば嬉しいなと思います。
でもいちばんは楽しんでもらう、笑ってもらえることが、ここから生まれれば!生むためにこれから書いていきます!
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追記:2024年9月25日
この度、大学の同級生とダラリラという創作グループを作りました!
その僕が脚本・出演した第1回公演がYouTube内で無料配信しています!
九十九里の漁師がダンサーを目指すも、所属した事務所の社長のバッグの材料にされる真実と戦う約25分のひとり芝居です!
是非観てみてください!