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戦略プロフェッショナル~経営幹部になるための100冊書籍シリーズVOL1~
経営幹部を輩出していくことを
自分のミッションとして掲げている中で
幹部になるために必要な本を100冊読もうと決意
私が経営者として戦略を学ぶ時に読んで今でも記憶に残っていた
戦略プロフェッショナルが新しくなったということで
記念すべき1冊はこの本にした!
著者は三枝匠氏
プロフィールをAmazonから抜粋する
(株)ミスミグループ本社名誉会長・第2期創業者。一橋大学卒業、スタンフォード大学MBA。20代で三井系企業を経て、ボストン・コンサルティング・グループの国内採用第1号コンサルタント。32歳で日米合弁会社の常務、翌年社長就任。次いでベンチャー再生等二社の社長を歴任。41歳から事業再生専門家として16年間不振事業の再生に当たる。2002年、ミスミCEOに就任。同社を340人の商社からグローバル1万人超の国際企業に成長させ、2021年から現職。
今回の改定版は、元々小説仕立てになっていた主人公を
より著者の三枝さんのリアルな状態とリンクして
より解像度を上げた内容になったこと
今回の内容は第8章で構成されている
第一章 経営者になりたい
第二章 国際レベル人材を目指す
第三章 経営者への第一ステップ
第四章 決断と行動の時
第五章 飛躍への妙案
第六章 本陣を直撃せよ
第七章 戦いに勝つ
第八章 戦略経営者の初陣を終える
その中で著者の三枝さんのリアルな人生を
黒岩という主人公を通して届けてくれている
第一章では
大手サラリーマンとして就職して順調に過ごしていたけれども
「こんなぬるま湯で過ごしていて人生このままでいいのか、、、」
という悩みから
経営者になりたい
という野心と志を持つ部分が描かれる
戦略プロフェッショナルとしてあるには
野心と志の重要性が説かれる
そして、運と縁で
ちょうどアメリカで立ち上がり成長を目指す
ボストンコンサルティングで
日本国内採用第一号として採用される
そこで、圧倒的質の高い思考レベルの
戦略コンサル会社についていくために
圧倒的な勉強をしていく姿が描かれている
第二章では
ボストンコンサルティングを卒業し
アメリカでMBAを学び成長していく姿と
卒業後に、アメリカ企業に入社し活躍していく姿が描かれている
その中でメインと別に三枝(著者)の経営ノートという解説があるのだが
そこで日本とアメリカの経営トレンドの変化を解説してくれている
私が印象に残ったのは、日本の経営は非常に進んでいたということ
特に短期的な利益に囚われずに、設備投資をし続けていくことで成長する戦略を日本は取っていて、それがアメリカに追いついた要因になっていたと
しかし、日本はバブル崩壊を経て、そういった経営からは離れはじめ
一方アメリカはAmazonなどを含めて、利益を出さずに投資し続けることで
他者に追随できない状態まで作っていったと
さらには、TOYOTAを中心に作ったリーンシステムをアメリカが圧倒的に取り入れて自分のものにしたことなども解説されている
そういう意味で日本がずっと遅れていたのではなく、日本が先に行っていて抜かれたのがびっくりしたと共に、再度我々が立ち上がることで、また先に行くこともできるのではと感じた
第3章以降は、日本とアメリカの合併企業で不振となっている日本企業に再生で入っていく話を第8章まで進めていく
戦略構築や分析のフレームを使って分析を通しながら、部下や組織を動かしていき、成果を出していくのが物語として語られていく
これはまさに、コンサルタントとして戦略を分析したり構築をするだけではなく、現場での実行者であり、戦略経営者としての姿を見せてくれている
そういった意味で
戦略経営者は自身で戦略のコアを作りながらもチームと共に戦略の詳細を作り、落しこみと共にチームを活性化させながらしていくことが重要だと感じた
これからの経営者は
・自分の志と人生の軸を持つ
・戦略や数字に強い知識とスキルを持つ
・ソーシャルスキルで人を巻込む
・高い視座と目標や責任に覚悟を持つ
ことが重要だと感じた1冊だった
本日は以上!!