20代社会人アメリカ3週間一人旅 Vol.4〜グランドキャニオンツアー編〜
皆さんの死ぬまでに行きたい場所はどこですか?
このnoteを読む前に1つ思い浮かべてみてください。
今回は、グランドサークルをめぐる2泊3日のツアーに行ってきましたので共有します!
結論から言うと、このツアーで一生の思い出を作ることができました。
あの場所で見た景色は二度と忘れないでしょう。
グランドキャニオンなどに興味がある方はぜひこのツアーに参加してみてください!
はじめに、参加したツアーはこちらです。
このツアーを選んだ理由
このツアーを選んだ理由は3つです。
1:2泊3日なので、各スポットを楽しめる時間がたっぷりあるから。
私の場合、アメリカに3週間いる予定なのでツアーに複数日費やせる余裕がありました。時間がある分、公園をハイキングでじっくり味わえたので、どの公園も印象に残りました。
2:英語ツアーなので、他国の人と寝食を共にできる経験ができるから。
日本語ツアーもありましたが、あえて英語ツアーを選択しました。
観光スポットをただ回るだけではなく、ツアーを通して現地の人とコミュニケーションしながら回る経験をこのツアーでしたかったからです。
3:優先的に訪れたいスポットが含まれているから
私の優先度が高かったスポットは、グランドキャニオン、ザイオン国立公園、アンテロープキャニオン、モニュメントバレーです。
モニュメントバレーの代わりにセドナに行くツアーが多いですが、私はモニュメントバレーの方が行きたかったので、こちらのツアーを選びました。
1日目
ツアーの集合場所は、ラスベガスのホテルミラージュ。
朝7時の集合です。
遅刻にびびって早めに行きましたが、集合場所に人影が全然なく、集合場所があっているか逆に不安になりました。
心配しつつも待っていると、7時少し過ぎにミニバンが来ました。
一緒に参加するメンバーは、アメリカ人ガイドのアレックス、イギリス人女性、オーストラリア人親子と私の計5名です。
(まさかの私以外英語ネイティブで、3日間やっていけるかびびってました)
まずは、ザイオン国立公園目指して出発!
道中はこのような景色の中をひたすら走り続けます。
日本ではまず見ることができない景色の中をドライブしていることが信じられません。
乗り始めて数時間は窓の外の景色に釘付けになってました。
ガイドのアレックスが、車から見える植物やこの辺りの地形の成り立ちについて説明してくれるので、飽きずに乗車できました。
そして、5時間弱のドライブの末、ザイオン国立公園に着きました!
赤い地層が美しい。。。
ここでは2時間半の自由時間となりました。
ザイオン国立公園にはいくつものハイキングコースがあり、1日で全て回り切ることは不可能です。
公園内にはシャトルバスが運行してるので、それに乗って行きたいハイキングコースのスタート地点まで行きましょう。
私は、高台からこの景色を見下ろしたかったので、Watchman Trailというコースを登ることに!
頂上まで1時間ほどかかりましたが、途中にはサボテンやトカゲ、ヘビなどが見られるので、まるで冒険家になった気分で登れました。
そして、頂上からの絶景がこちら!
切り立った赤い絶壁に言葉を失うほど圧倒されました。
自分の足でこの地に来れた達成感が込み上げてきます。
しばらく頂上で、サンドウィッチを食べながら贅沢な時間を過ごしました。
1日目最後の目的地はブライスキャニオンです。
ザイオン国立公園からは3時間ほどかかります。
17時ごろに到着しました。
ここは標高が約2700メートルあるので、5月にもかかわらず結構寒かったです。
ここでの自由時間は1時間だけでした。
なので、トレイルコースを完走することは時間的に厳しいので、
途中まで行って引き返しました。
このジグザグコース、写真では伝わらないと思いますがめっちゃ急です。
1番下の木のところまで降りてからすぐ登り返したのですが、
戻ってくる頃には太ももがパンパンです。
そして、ツアー初日はブライスキャニオン近くのルビーズインに泊まります。
ラスベガスのホテルが値段のわりにしょぼくてアメリカのホテルへの期待感が下がっていたのですが、ルビーズインはとても清潔でアメニティも充実していたので大満足でした。
2日目
バイキング形式の朝ごはんがついてましたが、時間がなかったため急いで腹にぶち込みました。
(6時半レストランオープンで7時集合はきちい!)
朝7時、アンテロープキャニオンへ向けて出発です。
途中、アメリカで2番目に大きな人口湖であるパウエル湖へ寄りました。
赤土と湖の青のコントラストが、日本のダム湖のイメージと異なって新鮮。
パウエル湖から少し移動して、アンテロープキャニオンのツアーショップに到着しました。
アンテロープキャニオンは、ナバホ族の管理エリアにあるため、
ナバホ族のツアーでしか入ることができない場所なんです。
なのでツアー代は、ナバホ族へ110ドルを現地で現金払いしました。
専用のジープに乗り換えて、砂漠の中を15分ほど進んで入口に到着!
洞窟の中へ入る前に、ナバホ族のガイドが、映えるカメラの設定や写真の撮り方を説明してくれます。
10人ほどのグループになって中へ入るので自由行動はできませんが、
写真に他の人が映り込まないように、ガイドさん達がグループ同士の距離感を調整しているようでした。(素晴らしい)
ガイドの方が、ポーズまで指定して何枚も撮ってくれるので
任せておけばかっこいい写真が撮れます。
自然が作り出したとは思えないほど美しい景色を、自分の目で直接見れて最高でした。
少々お値段はしますが、絶対に行く価値はあります!
一生忘れない経験をしたアンテロープキャニオンを後にして、
2日目最後の目的地であるモニュメントバレーに着きました。
見てください!左下に写っている車のサイズを!
あの岩がいかにデカいか伝わりますでしょうか!!
ここでもジープに乗り換えて、ナバホ族のガイドとともに岩の近くまで降りていくことができました。
ツアーが終わるとナバホ族の住居見学や、伝統料理の「揚げタコス」を食べて、ナバホ族の文化を肌で感じることができました。
地球とは思えないほど過酷なこの地に、紀元前2000年前から彼らが住んでいるとは驚きです。
そして、本日の宿泊はなんと
モニュメントバレーをバックにしてキャンプです。
人生初のキャンプがこんな贅沢なキャンプで許されるのでしょうか。
また、周囲に明るい光を出すものがないため、星空が肉眼でも十分見れます。しかも、数分に1回のペースで流れ星まで見れちゃいました。
この日は毎日歩き回ってた疲労のせいか、速攻で寝れました。
3日目
6時前に起床。
目的はもちろん、日の出です。
太陽が顔を出す前からスタンバイ。
少し肌寒い中、待つこと数十分。
ついにご来光。
間違いなく人生で一番の日の出です。
これより心に残る日の出は後にも先にもありません!
太陽が出てくると、じわじわ暖かさを感じてきました。
太陽の偉大さを実感。
太陽もすっかり登り切ったところで、朝ごはんの時間です。
その中で少し面白い話があったのでシェアします。
実は、アメリカ人は朝ごはんにサンドウィッチは食べないらしいですよ?
というのも前日に「朝ごはんで何食べたい?」って聞かれたので、米もないだろうし「サンドウィッチで」って答えたら
「え、サンドウィッチ?!」って驚かれました。
わざわざアメリカに合わせてサンドウィッチと答えたのに、そんな反応されるとは思ってなく拍子抜け。
本当にアメリカ人は、朝にサンドウィッチを食べないのでしょうか?
そんなこんなで、テントを片付けて最終目的地のグランドキャニオンへ。
死ぬまでに行きたかった場所へ行ける日がきてしまい、興奮がおさまりません。
そして、車で走ること数時間。
ついに
念願のグランドキャニオンとご対面!
地平線まで続く果てしない光景に言葉を失いました。
とても地球とは思えません。
あまりにもスケールが大きすぎて、1つ1つの渓谷がミニチュアのように感じましたが、実際は2,000メートルもあることは忘れてしまいそうでした。
グランドキャニオンを目の前にして感じたことは、
「自分の足でここまで来れたんだな」という達成感です。
ずっと死ぬまでには行きたいと言っていた場所でしたが、
この経験を通して、
行きたいとただ口に出して終わるのではなく、
行動することの大切さを肌で感じました。
改めて、行きたいと思った場所には、行けるうちに行こうと強く思いましたね。
いつ行けなくなるかわかりませんから。
ちなみに、グランドキャニオンを見た人がよく言う
「人間の悩みなんてこの景色と比べたらちっぽけなんだ」
という言葉は出てきませんでした。
だって、人間の悩みと自然の景色は比較できるものでもないですし、
そう思ったとしても、現実世界の悩みは解消されませんから。。。
(←現実主義)
余韻にしばらく浸ったあと、できるだけ他のポイントからも見たかったので、公園内のシャトルバスで次のポイントへ向かいました。
鉄道駅の方にはギフトショップがたくさんあったので、各国立公園で買い集めていたステッカーとポストカードをここでも買いました。
スーツケースに貼ろうと思ってます!
そんなこんなであっという間に、2時間半の滞在時間が終わってしまい、
名残惜しいですが、グランドキャニオンを後にしました。
そして、グランドキャニオンがこのツアー最後のスポットでしたので、
あとはセリグマンに寄ってからラスベガスへ帰るだけです。
最初は、2泊3日も現地ツアーでやっていけるか心配な状態で始まったこのツアーでしたが、どの国立公園も素晴らしくて心配なんて途中から忘れていました。
久しぶりに童心を取り戻したような気分で楽しめました。
最後になりますが、
このnoteの冒頭の質問を覚えてますでしょうか?
→「皆さんの死ぬまでに行きたい場所はどこですか?」
私の答えは、グランドキャニオンです。
幼い頃からの夢がようやく1つ叶いました。
絶対にグランドキャニオンはまた来ます!
皆さんも、冒頭の質問の答えの場所へ、ぜひ行ってみてください!
行きたいと思うだけでなく行動に移すことで、間違いなく新しい人生が見えてくるはずです!
だいぶ長くなってしまいましたが、
ここまで読んでいただきありがとうございます。
次の投稿もよろしくお願いします。