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今この瞬間を生きる〜「限りある時間の使い方」を読んで〜
最近、時間についての本を読んだ。それがこちらの本。
色々考えるきっかけとなったので書き残しておきたい。
ユニバースクール(塾)を立ち上げてから(2015年〜)、
いかに時間というものを効率的に使うか?
生産性を高められるか?ということばかりを考えていた。
休みの日も頭の中は塾のこと。
何かしなければ、もっとこうしなければ
色んな葛藤が頭をよぎっていた。
保護者の方から連絡が来ているだろうか?
来週の授業はどうしようか?
来年度はどんなことをしようか?
常に頭は未来のことを考え、
そこから逆算して今どう時間を使うのが正しいのか?
そんなことなかりを考えるようになっていた。
(もちろん、この考え方が全て悪いわけではない。)
ただ、この考え方が徐々にエスカレートしていき、
日常生活の何気ない瞬間にも侵入し始めてしまった。
エスカレーターを左に立つのは時間の無駄、だから右側を歩いていく
コンビニのお会計のちょっとした待ち時間、何か情報を得ないととスマホを見る(←これは単純にスマホ依存)
英語力を高めなければと、お風呂の湯船に浸かりながらもシャドーイングをする
移動時間が無駄だから、近場のビジネスホテルに宿泊し仕事をする
なんだか自分で書いているだけで、気が狂いそうだ。
総じて何が言いたいか。
未来のことばかりを考え、
今というこの瞬間を生きられていなかったということだ。
物事を全て効率的・生産性という杓子定規でとらえてしまっていた。
大事なのは、今この瞬間を生きるということだ。
むしろ今しか存在していない。
今という時間を、
未来のための予習や準備時間ばかりにするんじゃなくて(もちろん準備は大切)
シンプルに今この瞬間
コーヒーを味わうとか、風を感じるとか、好きな音楽に浸るとか、散歩をするとか、何も考えずにビールを飲むとか、友だちとたわいもない話をするとか、
そんな決して効率的・生産性という枠には入らない
時間をも改めて大事にしていこうと思う。
(ちなみに書籍は「限りある時間の使い方」というタイトルですが、今までとは違ったアプローチで気付きが多かったので、時間に追われているなと感じる方はかなりおすすめです!)