独立して一年目の涙
塾講師アルバイト時代。
授業のコマが与えられて、
教室に行けば生徒がいて授業ができるというのが「当たり前」だった。
その当時は、授業をすることで精一杯でそれ以外のことは何も考えていなかった。
しかし、自分たちで独立して塾を作るとなったらそうもいかなかった。
その「当たり前」は一気に打ち砕かれた。
開校しても教室に生徒はいない。
生徒がいなければ授業はできない。
当たり前のことなんだけど、
今まで自分がいかに恵まれた環境にいたかということを
これでもかと思い知らされた。
開校当初は連日のように近隣の小中学校へ足を運び、校門前でひたすらチラシを配り、説明会を何度も実施、駅のホームにも広告を出し…とにかく自分の足を使ってやれることをやった。
そういったことを続けていき、
ふとした時に、お問い合わせの一件の電話がなった。
これが最高に嬉しかった。
そして、体験授業を経て入塾。
1人また1人と増えていき、
教室が満杯になった時の感動は今でも忘れられない。
授業開始直後、涙が溢れそうだった。
だから、授業ができるってことは「当たり前」じゃない。
この塾にしようと選んでくれる保護者の方や生徒がいて、
はじめて自分たちは授業ができるんだということ。
ここに対する感謝を忘れてはいけないと思う。
いよいよ新年度が始まる。
ユニバースクールは9年目に突入。
初心を忘れずにまだまだ頑張っていきます。
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