日本の文化〜初音ミク〜
世界で愛される初音ミク
初音ミクとは何かを一言で説明することは難しい
2007年に初音ミクは日本の北海道にある「クリプトン・フューチャー・メディア株式会社」から発売されたVOCALOIDソフトウェアであった。
2008年からはニコニコ動画の発達と共に彼女の声を使った曲に注目が集まり始めた。
2011年にはGoogleが全世界に向けて自社のGoogle ChromeというウェブブラウザのCMに初音ミクが起用されたことにより、初音ミクの名前は全世界の人々の知るところとなったのである
作中では初音ミクを使った作曲だけにとどまらず、さまざまなイラストレーターや動画クリエイターの姿が描かれており、新時代のクリエイティブ文化の到来を誰もが目の当たりにしたのである。
2013年にはライブと初音ミクの創作文化を同時に体験できる複合型イベント「マジカルミライ 2013」が初開催され、大いに盛り上がった。
その後、初音ミクの創作文化はニコニコ動画の衰退と共に一旦落ち着きを見せる。
しかし、2020年にSEGAのリリースした音楽リズムゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ feat 初音ミク」を皮切りに新規クリエイターの参入や企業の積極的なサポートにより創作活動が活発化しているという状況が調べにより分かっている。
出典 「ボカロはオワコンなのか?」をデータ面から検証してみた(2020/08)|ネスティ|note
加えて、近年では初音ミクは海外のファンも増えつつある事が分かる。
総再生回数が1000万回を突破した超有名作品のYouTubeのコメント欄を見れば一目瞭然である
人気曲においては日本語のコメントを見つける方が難しい状況が続いているほど初音ミクの人気は世界に波及しているという事が分かる
技術面でも初音ミクの進化は止まらない。
有志によって初音ミクの技術を現実社会で活かそうとする試みも多方面で試みられている。
トークロイドとしての試み
初音ミクはYAMAHAの開発したボーカロイドエンジンによってその歌声を実現しているのが、元来おしゃべりには向かないとされている。
もともと歌を歌わせるためのソフトウェアであるため、日本語をはじめとする言語で流暢に喋ることは技術的に困難なのである。
しかし、有志の技術者やエンジニア、クリエイターにより初音ミクのトークは目覚ましい発展を遂げている。
このように交通情報を聞き取り可能なレベルに向上させる試みもあるのである
二つ目のユーザーの技術的試みに関してはロボティクスに関するものを挙げる事ができる
等身大初音ミクロボットに関する試み
初音ミクは2009年にプログラマの樋口氏の開発したMMDによって二次元空間にてモーションを通じたダンスなどを実現した背景がある
しかし、三次元空間でロボット技術を応用した初音ミクに関する試みはこれが初である。
画面の中の初音ミクが私たちの現実社会にロボットという形で近い未来に登場するのも時間の問題なのかもしれない
このように初音ミクは歌を歌うソフトウェアの域をはるかに越え、日本から世界に誇ることのできる文化の一つと言えるレベルに到達したと言えるのである。
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