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職業選択の基準 【なにで仕事を選ぶのか】 

今日、短期アルバイトを終えてきた。

期間は10月12日から10月25日までの日程のうち、10日間のアルバイト。

国立新美術館の独立展という展覧会で、様々な業務を経験させていただいた。

初日は説明会。大学4年生や院生が圧倒的多数を占め、全員緊張している状態であった。

実際、私自身もこれまでにパワハラがあったアルバイトなどを経験したこともあり、どのような職場なのか心配でたまらなかったが、説明をしてくれた総務の方々は非常に優しく、とりあえず安心という感じであった。

あとは、慣れるか・自分にできる作業なのか・体育会系ではないか など心配を多数抱え、翌日の初出勤へ繰り出す。

初出勤初日。展覧会のグッズやポストカードの販売を担当する。

今まで販売経験皆無の私にとって、金銭授受や売り上げ計算など意味不明であり、また久々の満員電車に揺られたこと、緊張など様々な要因が重なり、非常に疲れた日であった。

ここから数日間、販売や出口監視、事務作業やチケット販売など実に多くの業務を遂行し、また領収証の書き方もマスターすることができた。危うく、領収証の書き方を知らずに社会人として船出するところであった。(危ない)

最初5日間ほどはなかなか慣れず、ミスもいくらか生じ、疲労した。だが、共に働くアルバイトの学生仲間は大変人が良く、学生同士の交流が大変楽しかった。それぞれ大学や学部、進路も異なるが、なぜか話す話題には困ることはなかったうえ、最終日には、再度このメンバーで集まり、飲み会などを通して継続的に交流をしていきたいと思えるほどであった。私にとって、仲間に体育会系がいなかったこともうれしかった。

作品の搬入・搬出を担当する場合は体育会系の人が多く、肉体労働(きつい)であるが、今回は展覧会の補助作業的なモノであり、肉体的に苦労はしなかった。むしろ、毎日お昼には高級なお弁当をいただき、働く仲間もいい方が多く、天国のような職場ではないか。

こうした経験(わずか10日間の短期アルバイトだが)から、やはり自分にとって働く上でのモチベーションとなるものは、職場の環境が一番大きい基準となるのではないかと考える。

就職活動をしていたころは、アニメや漫画などサブカル系の企業に絞り、「好きを仕事にしたい!」なんて思っていたものの、実際に特に好きでもない美術作品関係の仕事内容であったとしても、職場環境や働く人たちがいい方ばかりだったため、最終的には充実感を得ることができたと、今になって思う。

やはり、仕事を選ぶ際には【人】が重要なのだろうか。

まだまだ社会経験は浅い。来年から社会人となるが、経験を積んでいくうちに、自分はどんな環境でどういう人たちと仕事をすると充実感が得られるのか。また、仕事内容と充実感の相関性に関しても、検討していく必要があると考えさせられるアルバイトであった。

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