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予備自衛官補に受かった話〜北海道胆振東部地震を経験して〜

はじめまして ぽんかん🍊です

今日は予備自衛官補に受かった話をしましょう
予備自衛官ってなんぞやって人も多いので一つずつ噛み砕いて優しくこの回では解説していくとしましょう

予備自衛官等は、ふだんは社会人や学生としてそれぞれの本業を持ちながら、有事の際には、防衛招集や災害招集などに応じて自衛官として任務に就く非常勤特別職国家公務員です。
大きな防衛力を必要とする際には大量の人員が必要となりますが、これらを日頃から保持することは効率的ではありません。そこで、多くの国では、ふだんは必要最小限の人員を保持し、いざというときに、必要となる人員を急速かつ計画的に集めて戦力を増強するために、「予備役制度」を設けています。我が国ではこれにあたるものとして、即応予備自衛官、予備自衛官、予備自衛官補からなる予備自衛官等制度を設けています。
試験の内容は適性検査・筆記試験・健康診断・面接試験などなど結構隅々まで調べられましたね笑

なんで予備自衛官を志したのか?と聞かれると単に公務員という肩書きに呆然とした憧れがあったのも否定はできませんが笑、1番の理由は自分が災害の被災者となった経験からでした。
本州の人は記憶がもう薄れているかもしれませんが、2018年9月6日の北海道胆振東部地震で実際に被災し、災害派遣の自衛隊と自衛官の姿を見たことがきっかけでした。当時大学の1回生だった自分は実家の北海道に帰省中で、地震の起こった日は丁度東京に新幹線で戻る日のことでした。午前2:00くらいだったでしょうか最大震度7の地震が北海道全体を襲いました。のちの内閣府の発表では死者42人、重傷31人、軽傷731人、全壊462棟、一部破損12,600棟で単一の都道府県で起きた災害としては甚大だったのではないでしょうか。
私の実家は道南地方でしたので建物こそ倒壊しなかったものの家財道具が倒れたりと家の中が大変だった思い出があります。
しかし何より辛かったのがほぼ全てのライフラインの停止したことでした。隣町にあった新日鉄住金室蘭製鉄所と北海道電力苫東厚真火力発電所で火災が発生したことに端を発し連鎖的に各地の発電所が停止。結果、全道で停電が発生する事態となったのです。のちに一般語化した「ブラックアウト」もこの災害がきっかけでした。私が被災した地域では電気、ガス、電話が普通となりそれに伴って新千歳空港、北海道新幹線、道路も信号が点灯しない状態で危険でしたので北海道からの脱出もままならない状態でした。
当然、東京に帰れるわけもなかったのでご近所の方々と情報交換をしつつ助け合いながら北海道新幹線の復旧を待つこととなりました。
そんな時本州から災害派遣で助けてくださったのが自衛隊の方々で給水支援や食料支援などに赴いて頂いた自衛官の方々に強い憧れを抱いたのが直接のきっかけでした。

ネットで予備自衛官制度を知り、2回生になってすぐに自衛隊の地方協力本部に行って志願票を出しに行きましたが、申し込み期限切れで結局ダメでした。3回生の春に再度地方協力本部に行って無事志願票を提出することができましたが、今度は新型コロナウィルスの感染拡大によって採用試験は延期。先日秋頃に行われた試験でようやく無事合格という運びになったわけです。普段は学生や社会人として活躍しながら今後3年間で50日の訓練で基礎を学び、その後は年5日の訓練義務を負います。
災害や有事の際に国民に寄り添うことのできる人を目指して訓練に励んでいこうと思います







出典)https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201405/2.html#section1






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