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ドル円概況(8/21)

【東京時間】

ドル円(5分足)

東京時間
・ドル円は方向感がない。9時半前に145.15円まで下押ししたが、中国の住宅ローン金利の目安である5年超の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)が利下げ予想に反して据え置かれたことを受けて人民元安・ドル高が進むと買い戻しが優勢に。時間外の米10年債利回りが上昇したことも支えに一時145.63円まで値を上げた。一方、買いも続かずその後は145.30円台まで押し戻されている。
・連休後の仲値公示後に移動平均線を上抜けた後の押し目のポイント①は、リスクリワード的にいまいちだが、トレード可能なポイント
・ポイント②で長期移動平均を上抜け後に下抜けしたことから、円安トレンドには進まない可能性が高まる。このようなレンジ相場では、基本的にトレードしないことがおすすめ

【欧州時間】

ドル円(5分足)

欧州時間
・ドル円は堅調。中国景気の先行き不透明感が強く、香港株は連日で年初来安値を更新。投資家がリスク回避姿勢を強めると円買い・ドル売りが先行し145.34円付近まで下押しした。ただ、アジア時間に付けた日通し安値145.15円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。米10年債利回りが一時4.3518%前後と2007年11月以来の高水準を記録すると、日米金利差拡大への思惑から円売り・ドル買いが活発化。24時30分前に一時146.40円と日通し高値を更新した。もっとも、17日に付けた年初来高値146.56円がレジスタンスとして意識されると、若干伸び悩んだ。
・東京時間で超えられなかった145.5円を超えた2回目のポイント①はリスクリワードの良いポイント
・ポイント②~④については、紫色の移動平均線にサポートされる形でドルロングを行う押し目買いポイント

【米国時間】

ドル円(5分足)

米国時間
・ドル円は3日ぶりに反発。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの観測が高まる中、米10年債利回りが一時4.3518%前後と2007年11月以来の高水準を記録すると、日米金利差拡大への思惑から円売り・ドル買いが進行。24時30分前に一時146.40円と日通し高値を更新した。ただ、17日に付けた年初来高値146.56円がレジスタンスとして意識されると、若干伸び悩んだ。なお、市場では「パウエルFRB議長が今週25日に行うジャクソンホール会議での講演で、景気の現状や追加の利上げについてどのような見解を示すかに関心が集まっている」との声が聞かれた。
・ポイント①は、節目の146円かつ、リスクリワードの高い押し目買いポイント
・ポイント②は、15分足の移動平均線を下抜けたため、これ以降のドルロングは禁物。上位足の移動平均線とも距離がある点も注意。