日常でふと気になったことは、簡単にでもよいので逐一調べることにしている。最近気になったのはDolby Atmosである。
映画館に行くと、こんなロゴを見かけないだろうか。ドルビー、と読めるが、これは何だろうと気になっていた。
まずはChatGPTに聞いてみる。
2つのことがわかる。まず、Dolby Atmosとは技術の名称であり、会社名ではない(会社名はDolby Laboratories)。そして、Dolby Atmosという技術の根幹は「オブジェクトベースオーディオ」という方式にあるようだ、ということである。
「オブジェクトベースオーディオ」方式については、日経クロステックの以下の記事に詳しい。この記事によれば、「特徴は、音源に位置座標などのメタデータを持たせられること」にあり、その結果として「物体に音と位置を割り当てる」ことができる。
通常は、1つの音源を1つないし複数のスピーカーから単に流すだけである。しかし「オブジェクトベースオーディオ」方式であれば、複数の音源に位置座標を載せることで、例えばドラムやギターなど別の音源を別の場所から聞こえるように3Dサウンドとして聞かせることができる。
この技術は、複数の音源を割り当てながら視聴者にリアリティを感じさせることができることから、映画と相性が良いため、Dolbyのロゴを映画館で見ることが多いというわけだ。ちょっとしたことでも調べてみると面白いことがわかる。