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Dolby Atmosとは何か

日常でふと気になったことは、簡単にでもよいので逐一調べることにしている。最近気になったのはDolby Atmosである。

映画館に行くと、こんなロゴを見かけないだろうか。ドルビー、と読めるが、これは何だろうと気になっていた。

まずはChatGPTに聞いてみる。

Dolby Atmos(ドルビーアトモス)は、アメリカのDolby Laboratories社が開発した立体音響技術で、従来のサラウンドシステムに比べて、より立体的で没入感のある音響体験を提供します。この技術は映画館、家庭、音楽、ゲームの各シーンで利用され、音源があらゆる方向から再生されるように設計されています。
従来のサラウンドシステムは左右や前後のスピーカーで音を配置し、音の移動を平面的に感じさせるものが中心でしたが、Dolby Atmosではスピーカー配置がさらに多様化され、特に「天井」方向にもスピーカーを設置して音の高さ(垂直方向)を再現します。これにより、音が頭上や下方を含むあらゆる角度から聞こえ、音が場面に応じて動くように感じられます。
技術的には、「オブジェクトベースオーディオ」という方式を採用しているのが特徴です。これは、各音源を「オブジェクト」として独立させ、特定の位置に動かせるようにプログラムされたもので、例えば、映画のシーンでは、飛行機が頭上を飛ぶ音や、雨が降り注ぐ音を実際にその位置にいるかのように再現可能です。従来の「チャンネルベース」のシステム(5.1chや7.1ch)とは異なり、音を位置と動きで再生できるため、より精細な音響空間を作り出します。
映画や音楽作品では、Dolby Atmos対応作品が増加しており、特に映画館では、専用の音響システムが備えられた「Dolby Cinema」などで体験できます。また、家庭用でもDolby Atmos対応のサウンドバーやAVレシーバー、対応スマートフォンやストリーミングサービスの登場により、気軽に楽しむことが可能です。

ChatGPTの回答

2つのことがわかる。まず、Dolby Atmosとは技術の名称であり、会社名ではない(会社名はDolby Laboratories)。そして、Dolby Atmosという技術の根幹は「オブジェクトベースオーディオ」という方式にあるようだ、ということである。

「オブジェクトベースオーディオ」方式については、日経クロステックの以下の記事に詳しい。この記事によれば、「特徴は、音源に位置座標などのメタデータを持たせられること」にあり、その結果として「物体に音と位置を割り当てる」ことができる。

通常は、1つの音源を1つないし複数のスピーカーから単に流すだけである。しかし「オブジェクトベースオーディオ」方式であれば、複数の音源に位置座標を載せることで、例えばドラムやギターなど別の音源を別の場所から聞こえるように3Dサウンドとして聞かせることができる。

この技術は、複数の音源を割り当てながら視聴者にリアリティを感じさせることができることから、映画と相性が良いため、Dolbyのロゴを映画館で見ることが多いというわけだ。ちょっとしたことでも調べてみると面白いことがわかる。

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