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バレリーナマーシャの実体験〜三角骨〜

おはようございます

限界バレリーナのマーシャです

ダイエットの記事を出したその日の晩御飯はラーメンでした

なんか裏切った感じですみません

でも次の日レッスンして消化しました!!!笑

ところで、ダンサーの方もそうでない方も

『有痛性三角骨』

はご存じですか?

足首、かかと周辺にいる、つま先を伸ばすと痛いアイツです

『三角骨』は生まれつきある人も10%くらいいるみたいです

ちなみにマーシャの場合はバレエを長年続けてきたことによって出てきた後天性

日常生活を送る分には痛みを伴うことは少ないですが、マーシャはレッスン中、三角骨の痛みを感じるとその日の夜まで歩くだけでズキズキと痛いです

帰り道に車の運転するのも痛い時があります

痛みの強さはムラがあります

ポワントで立つのもアドレナリンでなのか集中してるからなのか、なんとか耐えられる日もあれば

バーレッスンの時点でつま先を伸ばすだけでも痛い時があります

(特にフラッペ、フレックスから伸ばすのが地味に1番痛いかも)

もちろんルルベもキープできない!!!
ってレベルの痛みです

たぶんその時の練習量によるんだと思います

練習が少ない時は痛みも感じにくいし、回復が早い

逆に本番前はリハーサル時間も長くなるのでリハ中も痛いし、回復も遅い、回復する前にまたリハーサルの時間がやってくるのでずっと痛い、、、

って感じだと思います

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少し話が逸れますが、、、

マーシャは身体の関節がもともと柔らかくて、足首もかなり柔らかく、ちょっとやそっと捻ったくらいじゃ捻挫になりませんでした

小学校4年生のときトゥシューズを初めて履いてから、しばらくはなんともなかったですが、中学校入ったくらいから左の足首がずっと調子が悪かったのです

今思えばアレは『三角骨』の痛み

でもポワントで立つのに痛くない訳ない!

そんな意味のわからないスパルタ思考でセルフ追い込みしてました

そしてマーシャは海外へバレエ留学をします

1年目は研修生、学年末のテストで合格をもらえれば本科生に進めて、入学、また3年間学んで卒業という流れです

テストはもちろんクラシックバレエの実技です

レッスンをテスト仕様にまとめたもので
1時間でバーレッスン、センターレッスン、ポワントクラスをみてもらいます

あとグランフェッテは必須です

マーシャはその研修生の学年末テストの1ヶ月前、テストの練習も大詰め!!先生もクラスメイトもみんな気合いが入ってて燃え上がっているところ、

マーシャはポワントクラスでうっかり足を滑らせて、左足首を思いっきり捻挫したのです

足首にテニスボール入れたのかな?ってくらい腫れました

普通に歩くこともできませんでした

保健室に行くとすぐに病院に行きなさい!

と言われ、タクシーで病院へ

ドクターは足首を見るなり、

「しばらくバレエはできないよ、歩くのもダメ、とにかく安静にしてなさい」

と。。。

絶望しました

本科生になるためにここまで頑張ってきたのに、

あと一歩なのに、、、

土俵にも立てないまま終わるなんて、、、

とりあえず1週間はほとんど歩かず、というか動けず、もちろんレッスンも見学

でもテストまであと3週間切ってる、、、

焦りしかありません

怪我から2週間、腫れもまだ残ってる状態で

なんと、

レッスン再開しちゃいました

テスト1週間前にはトゥシューズも履きました

もちろん先生には止められました

でもこのテストを受けないと本科生になれる可能性はほぼなくて、逃すとまた1年間研修生をしないといけない

費用的にも厳しかったので、、、

テスト、強行突破しました

そして、クラス13人中6人が合格

その中に私の名前もありました

あのとき強行突破してよかった、とは今でも思っています

本当は、合格すれば入学を1年遅らせて手術して治してから学ぶ事もできたのですが、マーシャはどうしても担任になる予定の先生のもとで習いたくて、ここでも強行突破することにしたのです

これも後悔はしてません

ただ、足はやっぱり完治してません

3年間、捻挫の痛みに耐えながらレッスンの日々でした

どうしても辛いときは休みましたが、意地もあるし、休んだところでそんなにすぐには治らないから意味ないってな感じでレッスンに出続けました

留学して4年目、卒業学年になった時、担任と話しました

「バレエ団に入りたいなら足を治しなさい。先生も昔怪我を放置して、2度と舞台で踊れなくなった。まだ若いのだから卒業したら手術して、ちゃんとリハビリして、しっかり治ってからまた踊りなさい」

と、説得されたというか、マーシャは納得しました

最後の1年間ももちろん足首は痛いまま、しかも、別の記事でも書きましたがバレリーナとしてはかなり太っていました

それも辛い原因でした

とまあ、いろいろありましたが、同級生がどんどんバレエ団就職を決めていく中私は日本へ帰国、手術することを決意しました

卒業後帰国して、すぐに病院へ

そこで言われたのが、「脛腓靭帯損傷」と「有痛性三角骨」

「有痛性三角骨」の診断は初めてでした

私の場合はその三角骨自体が痛かったことと、
その三角骨がてこになって足首の前の関節が開いていたことが痛みの原因でした

脛腓靭帯再建の手術と三角骨を削る手術

同時にすることになりました

捻挫した部分を人工靭帯で繋ぐのと、かかとの上にできた三角骨を削って取り除きました

3週間ほど入院、その後自宅で3ヶ月ほど片足生活

手術から半年ほどでジョギングできるようになり、そこからバレエのレッスンを再開、トゥシューズを履けるようになったのなは手術から1年半以上経ってから

バレエをできない期間、本当に辛かったです

レッスンに復帰してからも、怪我した左を勝手にかばう様で、右足が頑張りました

手術から3年ほど経った今、その足は超快適!
なんの痛みもなくて、あの期間を耐えてよかったな、と心から思います

だかしかし、、、それまで健康だった右足首にも痛みが出てきたのです

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ここで話が戻ってきます

あまりの痛みに耐えかねて整形外科へ

診断は「有痛性三角骨」

前はなかったのに、、、

先生に治し方を聞きました

「ブロック注射するとか痛み止めを飲むとか。完治させるには手術しかないね」

とほほ、です
手術にリハビリはもう嫌!!!!!

やっと戻ってきたのに、やっとバレエができる様になったのに、、、 

左の三角骨は除去したので、手術すれば快適になることは重々わかっていました

ただあのバレエから離れないといけない期間、ポワントで立てない期間がどうしても辛くてもう経験したくなくて、、、

ひとまずその場で、

「手術はしません」

と宣言し、その日は痛み止めの“ジクトルテープ”をもらい帰りました

“ジクトルテープ”は湿布みたいな感じですが、ロキソニンやカロナールなどの痛み止めを飲むのと同じ効果があり、皮膚から吸収する痛み止めです

なんとなくマシな気もしましたが、ごまかし続けてるという感じでした

それからしばらくして練習量も増え、“ジクトルテープ”ではごまかせなくなってきたところで、近所に新しくできた整形外科へセカンドオピニオンとして行ってみました

診断はもちろん「有痛性三角骨」

そこでも

「完治させるには手術しかない」

とのことでした

そこでマーシャは食らいつきました

「手術はもう嫌です、バレエを休みたくない。バレエを休まずに、でも痛みをごまかすだけは嫌。なにか治療法はないですか」

先生が、

「あ!!」

マーシャ

「お?」

そこで初めて知ったワード、

“体外衝撃波”

みなさんは聞いたことありましたか?

マーシャはよく知らないのに

「やります」

と答えました、笑

説明としては

『音波の一種である衝撃波を患部に照射することで、痛みを軽減したり組織を修復したりする治療法』

なんだか怖いし、聞いてもよくわからなかったけど、レッスンを休まず、痛みがマシになるかもしれないのならやりたかったのです

“体外衝撃波”は保険適応外

マーシャが通う病院の価格設定では1回4000円ほど、4回セットで、5回目からは半額の1回2000円ほどになります

高いけど、マーシャお金はないけど気持ちよく踊りたい気持ちが勝ちました

すぐに予約しました

初めての“体外衝撃波”

先生の説明は

「痛ければ痛いほど効いてる証拠」

え、痛いんや、、、とは思いましたがもう引き返せません


衝撃波にはレベルがあって、低めから耐えられる強さまで少しずつ上げていきます

レベル1.5からスタート、1回1,000発
少しずつ上げて最後はレベル2まで

全部で4,000発撃ちました

個室だったので、マーシャ叫びました

痛くて、痛くて、、逃げ出したかったです

なににも言い換えられない痛みです

泣きたいくらい痛いです

しかし!!
その日のレッスンで効果を感じられたのです!

全く痛みを感じないわけではないですが、かなりマシにだったのです!!!

ルルベもできる!トゥシューズも履ける!

感動でした

それからマーシャの場合は週1回の通院で6回続けたところで

だいぶ良くなり踊る時のストレスが無くなったので、治療費も高いため一旦中断して様子を見ることに

その間ももちろんレッスン、リハーサルを続けて公演も1つ乗り越えました

中断して2ヶ月ほど経った時、また痛みが復活してきました

そして先日治療を再開しました

再開して1回目で、またかなり痛みがマシになりました

次回2回目を予約してきました!!

かなりの痛みを伴いますがそれでストレスなく踊れるのなら!!!という気持ちで耐えられます(マーシャの場合ね)

今回はあと3、4回続けてまたお休みかな、という感じです

まあお医者さんと相談です

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マーシャの体験から、同じ悩みをもつ後輩の高校生に“体外衝撃波”を紹介しました

病院でも効き目は人による、と言われた事も伝え、
その子も同じ病院へ行き、同じ治療を受けたところ少しはマシになった様ですがマーシャほどは効果をかんじられないようです

病院の先生に聞くところによると、その子はまだ若いので組織が柔らかく、効き目を感じにくいとのことでした

ただ照射面積を小さくしてより集中型にしたところ前より効き目を感じる様になったそう

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そしてこれももちろん根本的な治療法ではありません

続けたからと言って三角骨が消滅するわけではなく

ごまかしてるだけといえばごまかしてるだけです

ただ、できるだけ身体に薬を入れたくない人にはおすすめできるかなと思います

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その人に合ったやり方を見つけないといけないし、
保険適応外だから治療費は高い、

効かなくて、意味がなかったらもったいない

って思うと思います

だからこの記事は全部無料で読めるようにしました

もし三角骨で悩んでいるバレリーナがいて、踊る時楽しいはずなのに辛くて、どうしようって思っていたら、

踊るためなら痛みに耐えられる!って思うなら、

自分には効果ないかもしれないけどやってみたい!

って思う人がいたら“体外衝撃波”と検索してみてください。近くで治療を受けられる病院を探して行ってみてください

マーシャは“体外衝撃波”に出会えたおかげで手術することなく快適に踊ることができています

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マーシャの経験が誰かのお役に立てればいいなと思っています

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バレエを愛するみんなができるだけ長くバレエを続けてほしい

それがマーシャの願いです

とっても長くなりましたがマーシャが身をもって体験した三角骨との闘いでした

読んでくれてありがとう

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