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呪いの手紙にならないように

これは呪いの手紙です。

嘘です。

でも例えば

8月30日の波動調整®復習会で大きな気付きを得ることができました。折しも水星と金星が逆行中、翌日は魚座の満月。しかも土星のすぐ近くで起こるスーパームーンです!私は出生時のホロスコープで乙女座(満月が起こる魚座の真向い)に天体がステリウムしているので…

とか書かれていたら、呪いの手紙になり得るかもしれません。

図書館で読んだ雑誌の星占いには

注意すべき星は火星と水星☆
怒りの扱い方に気をつけて!

みたいなことが書かれていましたが、これだって十分呪いの手紙になり得ます。



実際ここひと月ほど、わたしはプンスカしていました。

金星が獅子座で逆行していたからでしょうか。

火星が乙女座を運行していたからでしょうか。



人間は弱い生き物です。

長年の習慣とは恐ろしいもので、耐え難い状況が続くと、スナック菓子をつまみ食いするかのごとく、インスタントな外側の答えに手を伸ばします。

しかも現代は時空間を超えて、あらん限りの正解をゲットできてしまいます。

でもそれらは、諸刃の剣なのです。



その日、わたしの中の松岡修造が、受講生のシェアを聴き終わってから突如、しゃべり出しました。

われわれはその剣を適切に使えているか。

その前にやるべきことはないか。

やるべきことを怠って剣を振っていないか。

ぶっちゃけ

波動調整®講座の内容が実践できているのか

と修造は詰め寄ります。



勘違いするな。

未熟さや至らなさを責めているのではない。

どうして「できるのにやらない」のか?



先回り的な知識の最大のリスクは、唯一無二の体験が疎かになってしまうこと。

それに伴い、かえって本質から遠ざかってしまうこと。




波動調整®に出会って9年経ちますが、当然ながら、順風満帆右肩上がりに進んできたわけではありません。

ひろ子さんの言葉を鵜呑みにしたり、捻じ曲げて解釈したりして、似非スピリチュアルの陥穽に嵌った時期があります。

そこから這い上がろうともがいていたら、友人の竿に釣り上げられ、勧められるまま自己啓発セミナーを受講し、信州まで通いました。

セミナー自体の良し悪しは別にして、講師の方に

お前は人生をいつまで練習しているんだ!

と本気で叱られたことは、印象深い思い出です。



どんなにたくさん学んでも、試合の本番でノートや参考書を持ったまま、プレーはできません。

ボールが飛んできた時に

えぇっと…これはどうやって打ち返すんだっけ?

なんてページをめくる暇があるでしょうか。

コートに立ったら、己のすべてを使って = 全身全霊で、現実に臨むしかないんです。



いつだってわたしは周りに敵を創りながら、実は誰より自分に対して、立腹していたのかもしれない。

親の恒常的な不機嫌が、自ら抑圧した怒りの投影だとするならば、この傲岸不遜な子はどれほど長い間、彼らの可能性を潰し、人生を破壊してきたのでしょう。

ふたりは本当は、どう生きようとしていたのでしょうか。



人間は勇敢な生き物です。

立ち上がり、轍を乗り越えようとする強さを持っています。

火星は誰のホロスコープの中にも存在します。

人が持つ衝動のその部分を、古代人は軍神マルスに象ったのであり、占星術を出さずとも松岡修造で通じるなら、その方が話が変にこじれず無難な気もします。

そう、わたしはようやくあの “紙クズ” を掴んだのかもしれません。

等身大で。



誰が置いたか分からない、でも目の前にある紙クズの処理を断固拒絶した等身大の自分、について書いた過去記事↓




波動調整®は「祈り」。

ひろ子さんはそう仰います。

このメールマガジンも祈りです。

だから極力、知識や情報をお伝えする内容にはしていないつもりです。

ちゃんと等身大の還元になっているだろうか?

でもせっかく読んでくださるのだから、楽しんでいただきたい。

皆さんを呪いに掛けないよう、毎回葛藤しながら書いています。



講座で教わったことが実践できない?

そんなことありません。

どなたでもできますよ。

ただ、やることがあまりに地道すぎるだけです。



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