一人10役以上で合唱などを歌って録音する時に気を付けないといけない事。
まず、一人10役もやらねーよってツッコまれそうだけど、多声類じゃなくてもいいからもしやる人がいたらクオリティ上げるためにこれは絶対覚えておいた方がいい。
まずこれを聞いたら分かる。
私は昔、「旅立ちの日に」をソプラノ7人、アルト7人、テノール6人の一人20役でAudacityで録音した事がある。少子化が進む中、今の学生はこれくらいが一クラス分なんて可能性もあるのだろうか?よく分かんない。
かといって、1クラス分が30人くらいとしてそれくらいにしたって、人数多すぎて誰が歌っているのか訳が分からん事になりそうだから、20人で十分だと判断した。
最初はソプラノ7人分歌った。
ここまでは良かった。
次にアルト7人分歌う途中で何かがおかしい事に気づいた。
あれ?なんか歌い方ズレてね?
おかしいな…ずらして歌った覚えないのに…
そしてテノール6人分歌った時にはもう完全に音ズレ軍団になっていた。
おかしい…こんなはずではなかったのに…なぜこんな事になる?
その原因は…
トラックがあまりにも多すぎて処理が重くなってしまい、録音がズレて正常に作動しなかったからです。
当時はCPUi5で編集していたけど、もしかしたらもっとスペックの低いパソコンだと、5人目くらいからおかしくなってくるかもしれない。
一人20役をやれば、インストも含めてトラックは最低でも21個になる。
旅立ちの日にインストがだいたい4分30秒、歌が4分弱録音されているのが20個分のトラック
そうなればファイルが重くなるのも当然である。
役が増えれば増えるほどこういう現象が起きる。
このような事を起こらないようにするには、一つのAudacityファイルに全員録音しないで、一人一つずつの音声ファイルを作ること。
そうする事で歌がズレる事がなくなる。
それでもファイルが増えて処理が重い、面倒だなという場合は、旅立ちの日にの場合、
「ソプラノ7人分音声.wav」
「アルト7人分音声.wav」
「テノール6人分音声.wav」
といった感じでまとめて音声ファイルを3つに分けてから編集するのもいいと思う。
(mp3も可)
他の音声編集ソフトはほとんど使った事がないので何とも言えないけど、他の音声編集ソフトでこのような現象が起こる可能性はあるかもしれないので、もしそうなったら同じ方法でやった方がいい。
多少下手っぽさを出せば学生のような素人みたいになるしそれはそういう表現でありかもしれないけど、やはりクオリティを上げるには、少し面倒だけどズレないように一人一人音声を保存して録音した方がいい。
私はこうなる事を知らないで一気に20人分録音して、結局はズレた状態のを編集して直したのだけど、それでもズレてしまったのがまだまだ残る仕上がりになってしまった。
誰もやらない事をしたもんだから、やり方をよく分かっていなくて解決策がなかった。
ちなみに一人何役とかじゃなくて、コラボとかで他の人と合唱を編集する場合は特にズレたりする事はほとんど無い。
一人で何役も録音するからこそこういう現象が起きてしまうというのを頭に入れて挑戦してみてください。
■追記
↓この対処法通りにリメイクしました。