時間は戻せないし転生もできないから生きている限り、挑戦し続けるしかないようです。
なりたいようになればいいじゃん、と思ってもなかなかなれるもんじゃない。
自分の容姿や能力に満足いかなかったらいっそのこと赤ん坊からやり直したいって思うことだってあるし、育った環境に不満があったり自分という存在もなかったことにしたいなら、いっそのこと異世界転生でもした方がいいんじゃないかと思うくらいでもある。
それでも本当に異世界転生できる保証なんてどこにもないけど(そりゃそうじゃ)
やっぱり自分の好きなことや得意なことで生計を立てて生活できることが理想ですよ。
他が駄目なら得意なことを伸ばしたほうが効率が良いじゃないですか。
でも時代や世間はそれすら許してはくれなかった。
そうなると何も活かせないし、なんの取り柄もない人と対して変わらないし、苦しくなっていくだけ。
そんな生活を長く続けたら、やっぱり不満を持つのも当然であって。
余計にこういう仕事がしたかったのにと気持ちが強くなってしまう。
私の子供の頃の将来の夢は漫画家でした。
当時は絵の仕事をしたいとなったら多くの人が漫画家になりたいという人が多かった。
イラストレーターもあったけど、どちらかといえば漫画家になりたいという人が多かった。
そして本当にプロを目指すなら、クラスの中で絵が上手いとか凄いね、上手だねって褒められているそういうレベルでは駄目なんですよね。そんなチヤホヤされている世界にだけいるのは甘すぎる。
だからコミケなどのイベントや同人誌即売会に参加したり、コンテストに参加したり、イラスト投稿雑誌やサイトに投稿して自分のレベルを知ることは本当に必要な事だったと思う。
何故なら、絵を描く人の中にはそれすらやりたくないという人もいるくらいだから。
自分がそこに参加できるというのは良いことだけど、それと同時に自分より上手い人がいるんだと知って落ち込んだりもしました。自分より同い年の人や年下の人で圧倒的に上手い人も多くて多感な年頃にこれはダメージが大きくてきつかった。
でも、そういう所に参加しないと自分の何が駄目なのか知ることもできない。
最近の私はペガサスハイドさんの漫画添削動画を見てしまうんですよ。
イラスト添削は既に色んな人がやっているのだけど、漫画の添削をやっている人ってそんなに多くないなあと思って。
しかもプロで掲載経験ある人の話が聞けるってかなり貴重じゃないですか。昔じゃこんな話は聞けるわけなかった。
演技面に厳しい目線で見てしまう私は、あのトンチキアフレコは聞いていて大丈夫なのかと思われるかもしれませんが、あの方は声優ではないし漫画添削に価値があるから大丈夫です。むしろあれを聞くのを毎回楽しみにしていますし、没頭で漫画のストーリー把握できるのは大事ですし演技力がどうであれ読んでくれるのはありがたいです。
この動画を見る人は漫画家を目指す人が多いと思うんですが…私はもう漫画家の道諦めたのにそれでも何故か見てしまうんです。
漫画家になりたかった当時の自分を思い出しながら見ているという感じでしょうか。
もっと早くにこの人の動画に出会っていればよかったのに!!と思うことはあるけど、そこまで悔しいと思っているわけでもなくて…
動画を見てやっぱり漫画家の道は厳しいんだなって改めて思いました。
もしも私がこの方の漫画添削の応募して採用されたら、まず画力が低いと言われただろうなと思う。
あと、もっと早くに若いうちにこの方の動画に出会っても、その頃の自分は世の中を知らないし、聞く耳を持たなかったかもしれない。あの頃の自分は褒められた方が凄いって感じだったから。
実は漫画雑誌の応募するためにペン入れまでしたことあるのだけど、あまりの画力の低さに途中で書くのを諦めてしまったんですよ。だから、トーン貼りすることなく終わってしまい、中途半端な状態で今でも残っている。
確かベタの方は妹が手伝っていた気がする。
まあ、あれじゃあ画力が低すぎて書き直しは確定だけど、いつやるかは分からないし書き直すならデジタルで描きそうだけど。
■追記:その漫画をpixivで公開しましたのでよろしければ読んでみて下さい。↓
どうしても漫画の道が諦めきれなかったら漫画原作者になるのもありなのかなって最近思ってます。
ある人はすでに漫画家デビューして人気作品もあるのに、その漫画を別の人に描かせている人がいて、自分の手柄なのに漫画原作者扱いになっていて、
「なんで他の人に描かせているんだろう?この人漫画家なんだから自分で描けばいいじゃん!」
って思ったことがあったのですが、今ではその人の気持ちはわかります。
いくら絵を描くのは好きでも漫画を最後まで書くのは大変だということ。
年齢を重ねるにつれて、環境も変わって描く時間もなくなってくるし体力も衰えてくるので絵を描いていた人が描く回数が減っていったり、描けたとしても凝った絵も描けなくなって落書きクオリティの絵が多くなってくるのです。
それでもどんどん描いている人も中にはいるのかもしれませんが…
最近では30代40代以上でデビューしている人も増えているのですが、早めにデビューしたほうがいいのはやはり絵を描く回数や体力の影響もあると思います。
若い人ほど絵の方を描きたがる傾向があるので、絵の担当を体力のある若手に任せるのも一つの選択肢だと思います。
そして、漫画家って意外と体力使うんだ、そういえば徹夜とかして描いている漫画家とかもいるし…さすがにこれは体力的にも無理だと判断して、イラストレーターの方に転向しました。
それに今ならネットで作品を公開できるから私はもしかしたら作品をみんなに見せたいという気持ちが強くてそれで満足してしまった可能性もあります。
あと、イラストの上手さと漫画の上手さは違うんだなって思いました。神絵師レベルのイラストレーターが漫画描いたら、絵の線が多すぎて読みづらくてコレジャナイ感がありました…
逆に絵は残念だけど漫画のストーリーは天才的でものすごく面白い人もいました。
どれが一番とかじゃなくて、色んなものに適切なものというのがあるんだなあと理解しました。
ただ、子供の頃から漫画家になりたいという気持ちが強くて過ごしたからなのか、何でも創作のネタにする癖が未だに抜け出せないところがあるんです。
例えば、周りがドン引きするような話の内容でさえも作品のネタにできてしまうんです。
友人の恐怖の心霊体験だって周りが嘘くさいと理解してくれなくても、私にとっては経験できない内容だし、ものすごく貴重なネタです。
私に話をしたらだいたい創作のネタにされると思ったほうがいいと思います。
あの頃に戻りたいなんて一度も思ったことすらないですが、もう少し遅くに生まれたら良かったのにと思うことはあります。
正直、生まれた時期が早すぎた気がします。
昔と比べたら知りたいと思ったことはネットで手軽に学べる機会があるし、クリエイティブな表現はもっと幅広くなっている。
だからといって全部良くなったわけじゃないし、失ったものもある。
でも時間は戻せないし転生もできない。
生きている限り、挑戦し続けるしかないようです。
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