鴨川劇場【なでしこ1部、オルカvsハリマ】
試合前
2023年6月25日、鴨川市陸上競技場を会場に、
2023なでしこリーグ1部第14節
オルカ鴨川FCvsASハリマアルビオン
の試合が、13時キックオフで開催されました。
今回のタイトル
「〇〇劇場」という表現は、スポーツにおいては「劇的な試合に関わることが多い選手個人、クラブ、試合会場」などに用いると思います。かつて、なでしこリーグ1部に昇格したばかりの長野が本拠地長野Uスタジアムで圧倒的な勝率を誇り(7勝2敗)「長野劇場」と呼ばれていた懐かしい記憶があります。
この題名を今回使った元ネタは、なでしこリーグの公式Youtube中継。
試合全編見ても面白いんですが、ゴールシーンで実況の杉田さんが感極まって「劇的!!…(数秒)…鴨川劇場!!!」って叫んでたので、そのまま使わせていただきました。
朝食
以前、袖ヶ浦開催の時に行った「海鮮食堂KUTTA」さん。土日は朝8時から開店してるのが嬉しい。5時過ぎに長野を出発して、途中アクアラインの事故渋滞・・・というかSUV1台エンスト。しかも広めの路肩に止めてあるのに左車線全部封鎖するもんだから。なんなん。
でも開店少し前に到着。十数人の待ち。店内は広いので、オープンすれば順々に呼ばれて全員店内へ。
鯵食べ尽くし定食。アジの刺身・叩き・なめろう・フライを少量ずつ組み合わせたセット、税込1,386円。魚好きな方は是非。美味しかったです。
この日も海鮮丼はガマン。実は試合後に鴨川で食事に行くアテがあり、実際海鮮丼食べたんですが、諸事情あってあまりに腹が減っていて、痛恨の写真撮り忘れ笑。
秋にリベンジか笑。
試合会場
試合前に行われていたサッカー教室。
この日は残念ながらメンバー外の関口選手や浦島選手、そして前日に試合があったオルカ鴨川BUの北沢選手(昨年のシュヴェスターの10番)、望月選手(昨年の松商学園のエース)、そして三田選手ら長野県出身の選手も試合運営に参加。
関口選手や浦島選手ら試合に出ない選手は、その後ファンサも実施。オルカ鴨川は今シーズンからファンサを再開しています(試合出場選手は試合後)。一番右が誰かは一応、伏せておきますけど笑
ピッチ内アップ開始。
鈴木陽選手と古舘知都選手のパルセイロレディースコンビ。
ハリマにも元パルセイロレディースが2人。山岸夢歩選手は残念ながら遠征不参加でしたが、國生乃愛選手はCBで先発、フル出場でした。
ダンス
練習途中からは合唱団が登場(手すりの下で写真撮れなかった)。
練習終了から選手入場までは、6団体200人超え?によるダンスパフォーマンス。鴨川の海からの夜明け(多分)を表現したセットや衣装から、万国旗を模した衣装に数秒で変化。30℃を上回る気温の中、重ね着をしていたのは本当に大変だったと思いますが、それを感じさせないくらいダンスチームの表情が皆良かったです。顔を隠さなきゃいけないのが本当に惜しい。
ダンスの興奮冷めやらぬ中、両チーム選手入場。
やっぱりスポーツの興行ってのはこうだよなと心底思いました。入場して2時間放置プレイのプロチームもあtt(自主規制
前半
元長野同士の攻防。この日のオルカは、なんと鈴木陽選手と古舘選手のツートップのような形でゲームスタート。時間帯によって古舘選手の役割は色々変わっていたように思いますが、野田監督のお陰で、元長野のツートップvs元長野のCBというマッチアップを見ることが出来ました。國生選手は2021年春加入なので鈴木陽選手と古舘選手と直接の面識はないと思いますが、この日数人来ていた長野からの応援組にとっては感慨深いものでした。
前半途中から試合が荒れ出し、空中姿勢でファールを受ける近藤選手。
この日の主審は久しぶりに男性(なでしこリーグはほぼ全て女性主審)だったのですが、古舘選手に訳の分からない注意(タックルでもないブロックを報復行為とみなされた?)があったり、近藤選手が連続でファウル狙われたり。試合を通すと後半に3枚イエローカード(オルカ2、ハリマ1)出たのですが、前半にこそ出すべきだったと思います。前半のゆるゆるから、後半は一転して笛鳴りまくり。主審が悪目立ちする試合になりました。
相手の厳しいマークに合う鈴木陽選手。各チーム複数人で潰しに来るようになり、なかなか自由にはプレーさせてもらえませんでした。
後半
ハリマの反則?なのかゴールキックだったのか、田谷選手がボールをセットしたところで、何故か田谷選手に警告。全くプレーのない瞬間だったので会場全体が「はぁ?」って感じになりましたが、記録を見ると異議のようで。野田監督も前半からのイライラを押し殺すのに必死(かもしれない笑)。
62分に満を持して、切り札のハンナ&兼重をダブル投入。交代は鈴木陽&古舘。2トップ入れ替えの形ですが、特に鈴木陽選手はずっとフル出場が続いていたので交代は意外でした。
後半も終わりに近づく頃、オルカにチャンス。右からのクロスを中央でトラップしたハンナ選手が間髪入れずにシュート。ボールはポストの内側に当たって跳ね返り(全部入っていたかと言われると微妙)得点成らず。
ロスタイムは3分。更にその後、田谷選手の接触プレーでの治療があり、時計の針は94分手前。ハーフライン近くでオルカのFK。これが恐らくラストワンプレー。これが途切れたら試合が終わる。
この日キャプテンマークを巻いた児玉選手のFK。エリア手前に飛んだボールは、別の場所から移動した兼重選手がヘディングでエリア内に。そこに走り込んだのはハンナディアス選手。渾身のシュートは、GKの手を弾きゴールへ!最後の最後でオルカがハリマの守備をこじ開けた!!
野田監督も笑顔。そしてキックオフと同時に試合終了。
試合終了後
最後の最後までオルカを苦しめた守備の中心、國生選手。
長野時代はケガもあって、プレーを見られなかったけど、この日は本当に効いていました。このまま、ハリマの新たな要に成長することを期待してます。
試合終了後のバス引き上げ時には、サポーターがこの日誕生日だったGK暁選手にハッピーバースデーを歌ったり。
お疲れ様でした。松尾美月選手は初めて撮らせてもらいました。
日付変わって今日、アウェー名古屋戦。優勝戦線を左右する中断前の大一番です。前回は平尾選手のヘディング一発で敗れたオルカ、リベンジなるか。