WEリーグカップ開幕
2023-2024シーズンのWEリーグが、カップ戦から始まります。
長野のリーグカップ初戦の相手は、アウェーの西が丘でベレーザ。この前試合したばっかりな気がする。2戦目の相手は、UスタでINAC。この前(ry
何と、昨シーズン最後の2試合と全く同じ相手と会場。ふざけてるでしょ絶対笑。WEリーグの覇権争いをする3強と、これで5連戦。潰しに来てる笑。まあ悲痛を通り越して楽しくなっちゃってるんで良いんですが。ちなみにベレーザとはリーグ戦の開幕節も西が丘で対戦。ベレーザの皆さんもいい加減飽きてくるんではないか心配です。
このnoteでは、上記のベレーザ戦とINAC神戸戦の様子をご紹介します。
【ベレーザ戦@西が丘】
2023年8月26日。
味の素フィールド西が丘を会場に、2023WEリーグカップグループB第1節、日テレ東京ヴェルディベレーザvsAC長野パルセイロレディースの試合が、18時キックオフで開催されました。
いざ西が丘
当日のタイムスケジュールは朝になって発表。この日は時間に余裕があったから良かったけど、もう少し早く発表してもらえるとありがたいです。
18時キックオフなので、長野県内で昼食をとってからでも余裕で間に合います。
往路の三芳パーキングエリアを出たところで凄い勢いの雷雨に遭って心配になったけど、西が丘到着時はところどころに晴れ間が。
試合開始前までには若干小雨が降ったものの、試合にはそれほど影響なし。
むしろ上記の雷雨が西が丘でもあったのか、観客席も濡れてるしピッチがだいぶ水を含んでいました。いくつか水たまりがあったり、練習時から芝が剥げたりしていました。
スタグル・グッズ
「TEA O‘CROCK」さんで、カルピスラムネソーダ。蒸し暑かったのですぐ飲み終わりました笑
メインスタンドに一度入って荷物を置いてから、フードコートに戻って「ワイワイキッチン」さんで看板メニューの牛すじチーズライス。ハーフタイムにいただきました。ボリュームもあり美味しかったです。
前回の西が丘に続き、新デザインのベレーザ柏村選手のタオマフ購入。前に並んでいた人も同じものを購入。人気あるなあ。
柏村選手は中学校時代の2019年、メニーナ所属ながら、その年にW杯があって主力が代表で海外に出ることが多く、ベレーザの試合にも多く出ていました。関東1部で2試合、ベレーザで3試合(リーグカップ含む)、そして皇后杯で長野とメニーナが当たったこともあり、何度もプレーを見たのを覚えています。バランスの取れたサイドバックだなあという印象でした。その後コロナ禍&メニーナの関東リーグ脱退、柏村選手のケガなどもあり噂は聞かなくなっていましたが、復活してベレーザに入団した時は正直驚きました。
メインスタンド
前回と同じメインスタンド指定席アウェー側の最前列を購入。試合開始時刻が近づくと、雲が晴れてくる代わりに夕闇がスタジアム周辺を包みはじめました。
練習
練習開始。
ここは本当に最前列とピッチの距離が近い。
入場、整列、記念撮影
選手入場の前には、ベレーザの下部組織「日テレ・メニーナ」のクラブユース女子サッカー大会優勝報告会がありました。この世代で知ってるのは断トツで松永選手か。中1の頃に見た衝撃は凄かった。今は高2かな?アンダー代表の飛び級常連。
前半
何度もチャンスを作っていたベレーザが、31分に植木選手のゴールで先制。
長野にとっては軽い対応・・・というか中盤真ん中がガラガラ。右のスローインから、最初にタテにつけるベレーザの右SB柏村選手のパスの瞬間もノープレッシャー。そのパスを宮川選手がダイレクトで流して植木選手へ。長野は引いている選手と中途半端にプレスに行った選手のギャップでここが空いて、一瞬で決定機を作られてしまった。
ハーフタイム
今年の猛暑の影響か、この夏に観戦した会場の天然芝は何処もダメージが大きいように見えました。西が丘の芝師さんたちも応急処置。
後半
長野は後半開始から、久保田選手→菊池選手。
60分、長野は大久保選手、小澤選手、上田選手を同時投入。
82分、橋谷選手が途中出場。
恐らく、2021年のノジマ戦(アウェー)以来2年弱ぶりの出場。
私がプレーを見るのは、その前のベレーザ戦(ホーム)以来。そして上記の2試合は共にスコアレスドロー。橋谷選手がピッチにいる間はまだ失点が無かったり。
ただ、交代で下がったのは後半から出場していた菊池選手。
3バックにするくらいしか、負けてる試合で中盤前を下げてCB入れる理由は思いつかない(岡本選手と奥津選手が前に出て両翼になる形)し、実際そうなっていたっぽいが・・・。菊池選手は何度もベレーザDFに対応を迫るようなプレーをしていたし、悪くはなかったように見えたんだけどなあ。
88分にベレーザが植木選手の2点目で追加点。
この少し前に4審がパルセイロレディースベンチに何か苦情を言っていて、そっちに気を取られてたら失点してた・・・。橋谷選手にとっても多分初めての失点。
長野も90+2分、小澤選手の折り返しから上田選手がシュート、こぼれ球を伊藤めぐみ選手が押し込んで1点を返しました。
倒れても笑顔+ボールから目を離さない、さすがの姉さん。
このまま試合終了。ベレーザ2-1長野で初戦のアウェーは長野にとって黒星スタートとなりました。
試合終了後
橋谷選手と、同い年&日体大から長野と同じ経歴(入団は岡本選手が1年先)の岡本選手。多分チームメイトも橋谷選手の復帰を待っていたはず。ここからの活躍に期待してます。
【INAC戦@長野Uスタジアム】
2023年9月3日。
長野Uスタジアムを会場に、2023WEリーグカップグループB第2節、AC長野パルセイロレディースvsINAC神戸レオネッサの試合が、18時キックオフで開催されました。
長野でのホーム開幕戦
この日がホーム開幕戦、多くのサポーターにとって新シーズン開幕となる長野。入場開始のかなり前からスタジアムにいるというSNSの発信が多く、皆せっかちだなっ笑という思いと、期待もあるのかなという思い。私も先行入場に間に合うように現地到着。
スタジアム内・スタグル
この日のUスタ内は「燃えろ!! パル女お祭りDAY!」と銘打って、ホーム側ゴール裏とバックスタンドに縁日ブースが登場。その影響でスタグル系は全てスタジアム外グルメスクエア(入場待機列の近く)に出ていましたが、私はメインスタンドで近いから良いですけど、バックスタンドに座る観客にとっては飲み物を買うにしてもスタジアムを半周して外に出ないといけないことに(普段はスタグル出店があるので近くで買える)。この辺をアナウンスするなり、祭りっぽくラムネとか飲み物販売をバックスタンド側で行うとかしてほしかった。
この縁日モードは、17日のエルフェン戦でも継続のようです。
「試合前にも退屈させません!!」って書いてある笑。昨シーズン、余りにも静かだとか色々文句書いたのが目に入ったかな笑。
バックスタンド側はチケット制。しかし「コイン落とし」「ヨーヨー釣り」「おかしつかみ」「キックターゲット」の内、大人が出来るのは前の2つのみ。必然、景品が豪華なコイン落としに大人が殺到。最初1人だった係員が2人に増えても大行列。更にチケット売り場でもハプニングがあり、現場は混乱。4年前はもっとスムーズだったけど、コロナ明けのイベントだしここは温かい目で見守るしかないですね。
選手が手伝いに来てからは、人の流れも少しスムーズに。中村恵実選手と中野選手はチケット売り場で忙しそうだったので写真は撮れませんでしたが、ブースにいた4選手に合間を縫って写真を撮らせてもらいました。タイから来日したマイ&アムもお手伝い。タニガーン選手(マイ)は申し訳ないくらい一生懸命働いてました笑。
ホーム側ゴール裏の後ろでは、いつものグッズ売り場でパルカレーを売る長江選手と風間選手、射的係の成田選手。なぜ成田選手がパルカレーを持っていたかは覚えてません。PR中だったかな?ちゃんとパルカレー5個セット買いました。私としてはもう少し辛さが欲しいので、タバスコかけて食べてます。射的は子どもでも出来るようにか、銃身が短い&軽いやつで、私は左右は多分合ってたけど上に下に外しまくり景品は参加賞のみでした。
ピッチでは、メンバー入りした選手達がお散歩。廣瀬監督になってもしばらくはお散歩OKみたいで安心。
今回、演奏を披露してくれた岡谷太鼓の皆さん。
実は太鼓の演奏を撮影することはホールで何度か経験していましたが、演奏中に横や斜め後ろから撮影することはホールではほぼ不可能なので、貴重な体験になりました。スタジアムの外まで勇壮な音色が鳴り響いていました。
何故、外の音の様子が分かるかというと・・・。空腹には勝てずグルメスクエアに移動したから笑
予定通り、夕食にbotta curryさんのカレー。トッピングにチーズ。無料トッピングのフライドオニオンと福神漬けも入れて、メインスタンドに戻って太鼓を聴きながらゆっくりいただきました。
練習
岡谷太鼓の演奏が終わり、いつものようにGK先行練習。
各方向におじぎをしたGK伊藤有里彩選手が、ゴール前で大の字に寝転ぶ笑。
ホーム開幕戦の緊張か、或いは故郷の岡谷太鼓を聴いた高揚感を沈めているのか・・・。
INACの先発GKは戸梶選手。前節に続き代表組はメンバー外。
ゴール裏は、いつもトップチームで旗を振っている皆さんが加勢。
後付けな話で悪いですが、この日のGK練習、コーチも含めふんわりしてた気がして心配してました。
両チーム、フィールドプレーヤーも合流し全体練習に。
INACのスタメン。私的注目は短期加入の林愛花選手。
この日のボールパーソンは、地元クラブのSCセレジェイラ長野レディース。
入場・整列・記念撮影
今シーズンの選手紹介映像、ホーム開幕戦なのでこの日がお披露目。
気になる方は是非、スタジアムで見てください。
一人殴られてたっぽい人がいますが大丈夫でしょうか笑
お馴染みの円陣→散開。
まさか、この2人が同じ背番号11背負って並ぶ日が来るとはなあ・・・。
私がなでしこリーグ見始めた頃から髙瀬選手は恐怖の対象でしかなかったし(本田監督が髙瀬対策で、中野真奈美選手を対面に置くなんてこともやってたなあ)、本田監督がこの秘策をやってた頃、川船選手は中学生。
前半
18時キックオフなので夏の夕焼け空。照明も早め。
アウェー行くと実感しますが、長野の照明は明るい&場所によってのムラが少なくてありがたいです。
前半の入りはINACがチャンスを作っていましたが・・・。
13分、相手クリアを奥津選手が右サイド深い所でトラップ。
何か狙ってそうな気がする~
打つと思います!
そしてこれが入る。年に数回ある奥津選手のスーパーゴール。
長野が先ずリードしました。
21分、左からのクロスに栫井選手が飛び込んだINACのチャンスは、GK伊藤選手が横っ飛びで横に弾き出すビッグセーブ。
直後のプレーで長野のGK伊藤選手とINACのFW髙瀬選手とで接触プレーがあり、主審が冷静になるよう促した場面。
髙瀬選手や、この日は不在の代表GK山下選手は、長野Uスタジアムでプレーしてる時は終始イライラしてる印象しかない。この日もフラストレーションを貯めた髙瀬選手(確かに長野がファール気味に止めたの主審に流されたのあったけど)は、29分過ぎに奥津選手がファールを受けて倒れたところで大声。そこからは見えてないだろうけど、相手のスパイクが腹に入って倒れている時に言う言葉ではないでしょ。
42分~43分、奥津選手が巧みなドリブルで相手をかわしながら中央へ、左SBの岡本選手へパス。
岡本選手はトラップの後、速いパスをゴール前へ。
これを受けた川船選手が、横へのドリブルで相手DFをかわし強烈なシュート!これが左上に突き刺さり長野に追加点。
シュヴェスター(長野の下部組織)では、こんなゴールを何度も見せてもらってきたけど。今年はWEリーグでも何度も見せてもらえるかな。
※次のアウェー新潟戦でもゴールしました。
小澤選手のこれは何だったんだろう笑
その後、4分のロスタイムも凌ぎ、長野2-0神戸で前半終了。
後半
長野のキックオフで後半開始。
66分(記録では67分)、土光選手の素早いリスタートからFW愛川選手が抜け出し、落ち着いたループシュートを決め1点差に。
失点直後に飲水タイム。昭和の香り漂うイラスト。このタイミングで、長野は鈴木選手と小澤選手を投入。
74分、INACは左からの攻撃で最後は増矢選手のコントロールシュート。これをGK伊藤有里彩選手が弾き出しガッツポーズ。試合としてはここで同点にならなかったのが非常に大きかったと思います。
79分、川船選手に代えて上田選手。
81分、大久保選手に代えて菊池選手。
入場者数1,253人。シーズン開幕としては多いか少ないか微妙なところ。
条件違うので比較にはならないんですが、昨シーズンのWEリーグカップホーム開幕戦は、雨、22℃、湿度99%という悪条件で591人でした。
後半アディショナルタイムは、前半と同じく4分。
90+4分、鈴木選手、直後に上田選手も倒され、長野がペナルティライン手前でFKを獲得。
ロスタイムも既に4分経過。恐らく最後のプレー。弾き返されてもカウンター気にしなくて良い状況。外れてもゴールキックまでの時間を稼げる。
もう打つしかないでしょ!って言ってたら
あ、打った
入ったー!
喜びの輪ができたところで、試合終了のホイッスル。
試合終了後
得点者3人の記念撮影。
素晴らしいFKを決めた菊池選手、この日が誕生日の大久保選手と来て・・・
何処からともなく、廣瀬監督を呼ぶ声が。
監督「何をすれば終わるのコレ」
岩下「側転とか前転とかすれば良いと思います」
みたいな会話があったのかもしれません。
廣瀬監督、渾身のでんぐり返し。
監督「(これ毎回やるの・・・?)」
いつの間にか整列していた下部組織シュヴェスターの面々とハイタッチする川船選手。
川船選手は2年前までシュヴェスターの絶対的エースで、今の高校世代は一緒に試合に出ていた選手も多く、川船選手の活躍はきっと励みになると思います。
INAC組4選手が、アウェーゴール裏に挨拶(宮本選手は2回目)
ゴール裏からメインスタンド側に移動した後、もうひとつ小さなイベントがあったんですか、それはここで公開はせず、参加者とこの時間まで残っていた人の記憶に留めておこうと思います。
これでようやく、昨シーズンから続いた3強との5連戦終了。2勝2分け1敗。十分戦えてるじゃん。
この翌週、アウェーでの新潟との試合は2-2ドロー。上田選手のPKで先制し、逆転を許したロスタイムに川船選手の2試合連続ゴールで同点に。リーグカップ3試合で1勝1分け1敗、6得点、5失点。メンバーを替え並びを替え、色々試しながらリーグ戦開幕に向けて実りのある準備期間にして欲しいと思います。