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神戸大学志入試を受験して part.1

※本記事は2024年11月3日に書いた記事の再掲です。

昨日、神戸大学志入試の最終選抜が終了し、ようやく忙しない生活が一段落つきました。私自身が志入試の情報を調べるにあたって、ネットに掲載されている情報が少ないと感じたので、ブログという形でレポートを掲載させて頂こうと思います。 尚、このレポートは理系の受験生向けの記事となっておりますので、文系の方には少々あてにならないかもしれませんが、ご容赦ください。part.1では第一次選抜について解説しようかと考えております。


総合問題・模擬講義(理系)のポイント

出願手続きや書類作成のコツについては別パートで解説しようと思います。 まずは模擬講義から。第一次選抜の合計600点のうち、数学、英語、理科二科目はそれぞれ一科目で87.5点しか配点がない(保健学科の人は理科一科目)のに対し、模擬講義レポートは単体で150点も配点があり、その割に問題数が少ないので一問一問が落としたくない内容となっております。 配点のイメージとしては共通テストの国語のような感じでしょうか。共通テストでは数学で頑張って計算してひねり出した解答に3点程度しか点がつかないのに対し、国語ではテキトーに選んだ答えが合ってれば8点も貰えたりしますよね。それと同じなのです。 それでは、どのようにすれば模擬講義を得点していけるのでしょうか?今から解説していこうかと思います。

試験形式について

まずは試験形式から。受験者全員がデカめの講義室(椅子の配列は映画館みたいな感じ)に案内されて、受験番号毎に用意されている席に座ります。 隣の椅子は必ず空いているので、そこを荷物置きとして使ってください。試験時間に迫ると、模擬講義資料が配布されます。そこには模擬講義で使用されるスライドショーのスライドが全枚数記載してあります。 摸擬講義自体は元々録画してあるものを上映する形で実施するのですが、上映されているスライドが見えにくい場合はその資料を見ながら受講するのも吉でしょう。ここで大事なポイントです。摸擬講義資料に書いてないことを教授が言い始めたら、必ず摸擬講義資料にメモを取っておいてください。 摸擬講義資料は講義が終了しても回収されないのでレポート課題を仕上げる際の要となります。更に、大問1では教授の発言内容についてもう一度解説するよう求められます。ここでメモしていたことを書ければ大きな失点には繋がらないでしょう。 例えば私が受けた年の大問1の問一は、「『研究』と『勉強』の違いについて説明せよ。」という問題でしたが、これも教授の言った内容をしっかり把握できていれば完答可能の問題です。他の問2~4も同じ要領で解けました。 また、皆さんの受験する年では異なる可能性がありますが、大問3では何個か(自分の年は5個)使うべき単語を指示され、更にその下に書いてある文章と講義を元に、小論文を書かされました。ここでまた大事なポイントです。 小論文はできるだけ最初に仕上げるようにしてください。なぜなら配点が大きいからです。自分の場合はそれ一問で42%も配点がありました。私の同級生で志入試を一緒に受験した子は、この小論文を最後に回したことで書き終わらないまま試験が終わってしまい、残念ながら第一次選抜で敗退してしまいました。 言い忘れていましたが、摸擬講義は解答時間が思ってる以上にタイトです。私自身大問2は時間が足りず、若干不完全な形の解答を提出してしまいました。皆さんも当日は腕時計を必ず持参して、時間配分には十分に気を配るようにしておくことをオススメします。 さて、ここで大問2について解説します。はっきり言って、大問2は全く摸擬講義とは関係がなかったです。問題形式は今年からの共通テストの国語の大問3のような、グラフや図の読み取り問題です。ポイントは図から計算できる数値が選択肢を選ぶ際のポイントになるということですかね。 ただ、問が3つある中、問2のみがフェルミ推定をさせられる謎の問題でした。過去問見てる感じ、この手の問題は毎年出ているっぽいので、神戸大学もこういった概算能力のある学生を求めているのでしょう。元々商業を学ぶ学校が前身だったのですから、それを背景に考えてみると納得もいきますね。

最後に

さて、ここまで摸擬講義について解説してきましたが、かなり長くなってしまいました。とりあいずここで一旦part.1は区切って、次回で総合問題について解説しようかと思います。ここまでのご拝読ありがとうございました。



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