待ち遠しい、春・・・雪解け。
今日もまた大雪になる予想みたいだ。
雪国で育ったものとすると、雪の片づけがますます大変な作業になってしまう。
来週もまた大雪になる予報らしい。
私も高齢者だが、一人で住んでいる場合は一大事である。
助けに頼るしかない、まして女性ならなおさらだ。
下手したら雪の重みで家がつぶれる可能性も出てくる。
多分雪下ろしを外注するのだろうけれど、最近はその作業をする人も人手不足らしい。
根雪になってしまうと、底の方が氷になってしまう。そうするとつるはしのような道具を持ってこないと、除去できなくなってしまう。
32歳の頃、
「父親があぶない。」と田舎から連絡があった。
早速、夜行列車で帰った。
我が家のある駅に着く1時間前くらいになると、景色が一変して雪景色になる。
この辺りは昔から雪が多くなるところである。
しかし連絡によると実家辺りは、雪は消えて、無くなっているという話だった。
でもこの日もまた、この辺りは雪景色になっていた。
しかし、今までに見たこともない雪景色だった。
田んぼ、森、山すべて柔らかく雪に包まれているようで、とてつもなく綺麗な雪景色だった。
この時の雪景色の画像は、いまだに目の裏に張り付いてるようにハッキリと浮かんでくるものである。
たぶんそれはこの朝早く新たに雪が降り、ふんわりすべてを覆いつくしていたのかもしれない。
その時ふと浮かんだのが「親父はもうダメだろう。」
頭の中の自分が呟いていた。
私が家に着いても、親父の意識は朦朧として何も判らないようだった。
その日はどうにか、持ち直したようだった。
医者も「しばらくは大丈夫でしょう。」ということだったのだが、
明日帰ろうと決めた次の日の朝、
私は布団の中で、氷のような冷たさを感じて目を覚ました。
すると直ぐに、1階からの母親が、親父がおかしいと、叫んでいるのが聞こえた。慌てて下に降りていった。
集まって来ていた親族一同も、それぞれ集まってきた。
この時点でもう無理だと全員が知ったようだった。
医者が来て、「御臨終です、7時20分でした。」と告げられた。
あの美しい雪景色と、この朝の氷のような冷たさは何だったのだろうか。
いまだに・・・
今日は1月11日、本格的な冬はこれからである。
最近は異常天候続きである。
特に雪が降る地域は十分注意をしなければならないと思う。
この冬は、一晩でドーンと積もることが多いようだ。
私が今住むところは、雪が降るところではないが、南岸低気圧が来てドーンと降ることもありえる話です。
十分注意をしましょう。
私もそうだったが、予報を自分に都合いいように解釈しまうので、準備が不十分になってしまい、結果不都合な事が起きてしまう。
雪が降った時は、せめて靴が滑らないようにすることが大事です。
靴用のスパイクも売っていますよ。(昔は急場しのぎに長靴の先に縄を巻いてスパイクの代わりにしていた。)
歩く場合
雪が降ったら、まず歩き方に注意。
両手はフリーにしておくこと。
雪が踏みしめられてきたら、ペンギン歩きをして、出きればすべり止めを付ける。
階段とか、段差のある所はまず凍っていると思うこと。
日陰のところや、大きな橋など雪が見えていなくても、凍っている場合が多い。
車の場合
車の場合はスタッドレスタイヤにチェーンは、最低準備すべき。
スピードを出さずに、車間距離をとること。
ブレーキの操作の仕方に注意、とにかく強く踏むのはアウト。(私は何度か、車がスリップして回転したことがある、そーっと踏んだつもりだった)
雪が降るのが確かであれば、ワイパー立てて置くほうがいいように思う。(私の場合そうしていた。)
田舎での1~2月は雪の日が多い、次に曇りの日、最後に晴天、この晴天が少ないこともあって、
3月にもなれば、春が待ち遠しくなる。
この待ち遠しい気持ちは計り知れないでしょう。
何か解放された気分になるのです!!!
そうなると、気温が少しずつ上がり始めていくに従って、雪も徐々に解け始めていく。
すると無くなっていたものが、雪の中から出てくることもあり、嬉しいことにもなる。
雪が溶けると、土肌や雑草が雪の合間に見え始める、そこには、
ふきのとうが顔を出し始める。(この天ぷらほろ苦くとても美味しい。)
雪解けも嬉しいことでもあるが、昔はうちの店の前を流れる小川(幅1m弱全てコンクリート製)も増水して溢れることもあった。
それは並びの家が、みんな川に雪を捨てるので、凍った雪が詰まり出すからである。適度であれば除雪機能の役割も果たす小川であった。
それでも春は近づいてくる。
そう思っていると、必ず雪がたくさん降る時もあるのである。
思い通りにはいかないことがとても多かった。
最後まで読んで頂き感謝です。また見てくださいお願いします。