「花とおじさん」植木等に浜口庫之助、曲を書いた。
昨日散歩の途中で蝋梅の花を見つけた時に、この曲を思い出しスマフォに話しかけ検索すると、いつもの伊藤きよ子が出てきた、その少し後に「植木等と花とおじさん」というのが出てきた。
気になったので覗いてみた。
すると、その当時絶好調の植木等が、今歌っているような破天荒な歌ばかり歌っていると、普通の歌が歌えなくなると悩んでいたらしい。
そこで浜口が植木に「笑えピエロ」・「花とおじさん」の2曲を提供したそうだ。
浜口はジャズシンガーの後輩にあたる植木のためにこの2曲を書いた。
これは初耳のように思ったが、you tubeで植木の「花とおじさん」の歌を聞いてみると、いくらか聞いたような気もした。
(植木はもちろん、クレイジーキャッツの面々もすべて名のあるジャズプレイヤーであった。)
私が南青山の会社に勤めていた時、浜口庫之介(1917~1990)、渚まゆみご夫妻のお住まいが、うちの会社の裏側にあたる高級マンションの上階に住んでいらっしゃった。
子供連れの奥様にはたまに遭遇することはあったが、浜口さんにお会いすることはなかったように思う。
多少の関りだが、彼の作曲で好きになったのが、スリー・キャッツ(女性3人)「黄色いさくらんぼ」でありこれも大ヒットした曲である。
浜口は大好きな作詞・作曲家・歌手の一人で、ヒットメーカーだった。
1966年に日本レコード大賞作曲賞取った「バラが咲いた」があり、物凄いヒットとなった。1960年前後頃から次々と大ヒットを飛ばしていった。
タイトルの「花とおじさん」は伊藤きよ子で大ヒットしたが、他にいろんな方がカバーしています。
私は、本人浜口自身が歌っている「花とおじさん」が一番好きである。
私が思うに、大人のおとぎ話のような歌である。
作詞・作曲 浜口庫之助
「花とおじさん」
小さい花にくちづけをしたら
小さい声で僕に言ったよ
小父さん あなたは優しい人ね
私を摘んで お家につれてって
私はあなたのお部屋の中で
一生懸命咲いて 慰めてあげるわ
どうせ短い 私の命
小父さん見てて 終るまで
可愛い花を僕は摘んで
部屋の机に飾っておいた
毎日僕は急いで家に
帰って花と お話をした
小さいままで 可愛いままで
或る朝花は 散っていったよ
約束通り 僕は見ていた
花の命の終わるまで
出張で山梨県の甲府駅前にあるビジネスホテルに宿泊した時の出来事。
朝食でレストランに入ると、テーブルが10個ぐらいあって、それぞれに椅子が4つずつ用意してあった。
テーブル10個全部にではなかったが一輪挿しが置いてあった。
その一輪挿しには、花の大きさに合わせたのか、妙に小さい一輪挿しで、
一輪の紫色のスミレが活けてあった。
最初に入ってきたのは、2人づれの男性と私一人、そのあとに5組の男性たちがやってきた。
するとすべて、見事に一輪挿しの置いてあるテーブルに、順番のように座っていたのだった。
これには私はびっくりした。
女性の場合は分かるとして、男性もやっぱりこのうようなところを持っているのだと思った。
歌詞の文句ではないが、
「可愛い花を僕は摘んで」
男も本心でこんな事考えていますよ。
ここまで読んで頂き感謝いたします。
またよろしくお願いいたします。