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救急車呼ぶ!神楽坂駅すぐの赤城元町から。

 学生時代の話だが、秋になりかけの朝方4時頃、右の腰に近い背中が不定期に激痛が走った。
 どのくらいの時間か分からないが我慢していたが、とうとう我慢しきれず、救急車を呼ぶのにアパートを出て2~3分のところにある、公衆電話ボックスまで行った。
 いつも駅から帰るときに前を通っていたのでよく覚えていた。
 痛みをこらえながら駆け込んで電話をした。

 その当時の電話ボックスに、警察と救急の二つは無料で、しかも10円を投入しなくても通じた装置があったように思う。
 それで無事呼ぶことができた。

 多分すぐ来てくれたのだろうが、痛みある時(尿管を結石が落ちていく時に尿管の内側を傷つけるので、痛みと血尿が発症するようだ。)と痛みがない時の差があまりにすごかったが、痛みがない時は全く普通なので、それほど長く待ったようには記憶していない。

 救急隊員が近くにきて両肩を支えてもらって、救急車に乗った。
担架に乗ったが、真っすぐに寝るより、横を向いて丸まったほうが楽だったのでそのようにしたと思う。

 今考えると当たり前のことだが、乗ってから「名前は?住所は?年齢は?病気はありますか?どこが痛いですか?どんな痛みですか?いつからですか?」立て続けの質問を受けた。

 その時、別の冷静な私がいて、そいつが「こんなに痛いのに、こいつ何を聞いてんだよ!!!」と猛烈に怒っていた。

 病院に行くまで、もうのすごく時間がかかったように思ったが、実際は歩いて家から10分くらいの東京厚生年金病院(現 JCHO東京新宿メディカルセンター)だった。
 救急処置室に入れられて、先生の診察が始まった。
私の症状には慣れてるらしく、触診やら検査などをしてすぐに結論がでた。
 
 先生が「尿管結石です。痛みは酷いが別に問題はありません。」と言われて、ひとまず安心した。
 あっさりとした先生の対応と、時々来るこの激痛との落差が何とも言えず寂しかった。
 記憶があいまいだが注射とかはなしで、薬を調合してもらったように思う。
 それで先生が「家に帰ったらビールでも飲んで、縄跳びとかジャンプをよくしなさい。」とアドバイスがあった。
 多分いまはこんなアドバイスはしないのかもしれない。
 
 痛みが引いたので、アパートでは指示された通りにビールを飲んで外でジャンプをした。
 するとその日の夜か、次の日の朝に、立ってするトイレで用を足していると、突然「カッチーン」という、結構な音が聞こえた。
 これが先生が言っていた「カチンと音がするよ!」(冗談だと思っていた。)か、と納得した。
これで結石は体外に出て、無事、完治したことになった。

救急車の中で行われる質問について
病歴聴取
〇痛みや症状の原因を特定し、適切な治療を迅速に行うために患者さんの名前、住所、年齢、既往歴(持病や過去の病気)、現在の状況などを聞き取ります。
〇救急車内でもこれを記録することで、病院到着後のスムーズな引継ぎが可能になります。

トリアージ
〇症状の緊急性や重症度を評価し、適切な対応を決める作業です。
〇質問の内容は、痛みの部位や程度、発生時期、どのように痛みが始まったのかなど、病状の把握に直結するものです。

患者情報の確認
〇本人確認や緊急連絡先、保険情報などを確認することも重要です。

 上記のことも知らずに、心の中で猛烈に怒り狂っていた。
 このことは当時も家に帰って落ち着いてから、ちゃんと調べていました。

 ちなみに、最近こそないが、今までに4回この痛みに耐えてきました。
 (体質なのかひどい目に遭いました、ただ痛みは回を増すごとに少なくなっていきました。)

 いまは救急車を必要としない人たちが大勢「119」に電話をして、救急車を呼んでしまうようです。当局は非常に当惑しているようです。

 
そうならないために、次のような問い合わせができるところがあることは、皆さんご存知ですか?

「救急車を呼んだ方がよいか」、「今すぐ病院に行った方がよいか」など、判断に迷ったときに、「#7119」に電話することで、救急電話相談を受けることができます。

 救急車を呼ぶのは本当に緊急を要するときにだけにしましょう!!!

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

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しゅうぼう
パリに向け日々精進してまいります。