ベイスターズの来季戦力羅列 投手編

 常々自分用に纏めたいなぁと思っていたのですが、キッカケが欲しかったのでノートとして出します。あくまで自己満足なので不備があれば申し訳ありません。

先発投手

・ローテ確定枠 
 ここは見解が一致するところだと思うので簡素に。
 この人たちが抜けたら終わり、という枠。これには東・ジャクソン・ケイの3選手を選出。昨年エースとして大車輪の活躍を見せた東はもう活躍するのが当たり前として、特に来季のポジ要素としては、開幕から適応完了後のジャクソンが居る、という点。
 複数の炎上を経て2軍調整、1軍復帰という過程があって尚規定到達、投手warも2.0を超えた今年のジャクソン。来季は頭からエース格としての稼働が期待できる。終盤に見せた奪三振ショーを見ると、タイトルすら取れるのではないかと思わされた。
 ケイも、怪我さえなければローテを守ってくれることだろう。ゴロを打たせるのが非常に上手い投手なだけに、内野守備力の向上。昨季3B(両翼)でプラスを記録した井上絢登、トレード加入の2B三森大貴の守備には期待がかかる。

・ローテ期待枠 
 ローテへの定着期待枠。先の3人が規定投球回期待なら、この枠は100イニング近く食ってくれたら嬉しいな〜枠。

・石田裕太郎
 デビュー後4連勝、元々打線が弱いにも関わらず怪我人が続出していた西武相手とは言えマダックス達成。昨季内容から見ても下振れていたところがあり、年齢若く伸び代があることを加味してこの枠に入れた。

・吉野光樹
 単純にK%が高い。昨季は大社卒ドラ2たる片鱗を十分に示すことができた。契約更改の発言から真っ直ぐの質改善に関するヒントを掴んでいるところからも期待が高まる。

・大貫晋一
 ローテ確定に入れたかったが、上3人と比較すれば流石に劣るためここに入れた。過去の実績から考えても開幕ローテは当確だろう。昨季不調から一時期二軍落ちすることもあったが、CSでの快投、日本シリーズでも一度は炎上したがリベンジ成功。通年の活躍に期待したい。

・平良拳太郎
 ベイスターズが誇る妖精。怪我さえしなければエース格の活躍を期待できる。頼むから怪我しないでくれ。肘の違和感というワードはもう見たくないし聞きたくない。

・石田健大
 昨季は怪我で消えていたが、稼働できればトレード放出された濱口選手と同等、もしくはそれ以上の活躍を期待できる。中継ぎ論もあるが、中継ぎ→先発の調整の難しさを踏まえ、開幕時は先発で良いのでは、と思う。吉野、石田裕らとの争いに敗れた場合に配置転換があるかどうか。

・竹田祐
 ドラフト1位右腕。年齢的にも即一軍ローテを期待したいところである。全体的に完成度が高いタイプ。エースというよりかイニングイーター的な印象が強いが、打線はリーグ最強なだけに3~4失点でイニングを食っていればおのずと勝ちは付いてくるはず。

・先発期待枠 
 〜50イニング程度、一軍デビュー期待の選手。

・森下瑠大
 期待の左腕。奪っている空振りの割に三振が少なく、どちらかと言えば決め球よりカウント球の改善に課題か。怪我がなければ昨季にデビューしていたであろう投手なだけに、消化試合の一試合登板だけではなく、複数回の一軍先発を期待したいところ。

・松本隆之介
 昨季デビュー戦、中日相手に5回2失点。イメージよりもはるかに打線は強い中日相手に、降板直後に坂本が同点弾を浴びたため勝ち投手の権利こそつかなかったが、4奪三振と最低限三振もとれており、及第点の内容だったのではないだろうか。本人も述べていた通り全体的な出力向上は必須だろうが、来季は10先発程度を期待したいところ。

・庄司陽斗
 昨季横須賀のエース。序盤~中盤にかけてあまり三振がとれておらず、これは大丈夫か、となったが、終盤になるにつれ奪三振数が増加。ファーム日本選手権でもプロスペクトがずらりと並ぶホークス打線を抑え込む活躍を見せた。おそらく早々に支配下登録されるだろう。~50イニングとは言わず、もっと投げてほしい思いもあるが、ひとまずはここに置いておく。

・篠木健太郎
 ドラフト2位右腕。大学野球で生き抜くために意図的に出力を抑えていた、という話もあり、3年時のコンディションに近いところを期待したい。とはいえ、あくまでルーキー。法政特有の酷使問題もあり、登板間隔には気を使いたいところ。

・若松尚輝
 ドラフト4位右腕。ストレートの回転数が特徴だが、投手歴が浅いところもあり、即戦力というよりかは二軍で改造するフェーズを挟む可能性が高いとみている。終盤に一軍先発を経験できれば。

・伊勢大夢
 正直どうなるかわからないのでこの位置に置いたが、はまればローテ5番手以上となるのでもう一つ上のカテゴリに上がる。球団からはローテ6番手程度の成績なら中継ぎに配置転換との言葉もあり、立場的には大貫の次、W石田、吉野、竹田あたりとの争いになるだろうか。

・深沢凰介
 復帰できるなら。

中継ぎ投手

 
・勝ちパターン期待
 その名の通り勝ちパに入ってほしいな~という投手。

・森原康平
 ベイスターズの守護神。来季も抑えは当確だろう。この人に関しては特に言うこともない。昨季多少の下振れがあることからも、普通にしていれば今年以上の成績を残すことができるはず。

・R・ウィック
 前半戦はそれはもう凄いピッチング。オープン戦で燃えたかと思いきやシーズンに入ってから炎上ピッチ、燃えてる割に起用も多く、ヘイトを集めがちだった。しかし、適応してからは良い意味で凄まじく、特に制圧力が素晴らしい。阪神戦でノーアウト満塁を作ったり、ピロピロしていらんところで炎上したりはしたが、順調にいけば勝ちパターンを任せたい投手である。

・中川虎大
 昨季台頭した右の豪腕。特に落ち球が素晴らしく、K%もまずまず。まっすぐで空振りを取ることができるようになればそれこそ大魔神の再来すら目指せるレベルになってくる。将来的にクローザーを任せたい逸材だけに、先ずは来季、勝ちゲームでの登板数を増やしたい。

・坂本裕哉
 昨季台頭、魔球チェンジアップを操る左腕リリーフ。終盤対左が改善され、CS以降は左キラーとしての起用も見られたが、このレベルのリリーフをワンポイント起用するのはもったいない、是非1イニングを投げ切る投手になってほしい。

・入江大生
 なんなら先発やってもいいとは思うが、たぶん中継ぎ。離脱前の水準なら文句なしの勝ちパターン。慣らし込みで最初はBチームスタートかもしれないが、シーズン中に勝ちパターン入りを果たすだろう。期待。

・その他の中継ぎ
 基本的にはBチームとしての起用を想定。

・浜地真澄
 現役ドラフトで加入。制球力には素晴らしいところがあり、とにかく四球を出さない。今のままでもBチームをこなす能力は十分にあるだろうが、落ち球をモノにできれば勝ちパターンに跳ねる可能性も。

・堀岡隼人
 日本シリーズでは打ち込まれる場面もあったが、Bチームであれば現状でも務まる能力は持っているだろう。三振を奪える投手であり、将来的には勝ちパターンに跳ねる可能性も。

・佐々木千隼 
 K%が一定の水準に戻り、昨季見事復活。勝ちパターンというわけではないにしろ、来季は登板数も増加するだろう。火消しにビハインド、回跨ぎと様々な場面を器用に投げることを期待する。

・徳山壮磨
 昨季デビュー。球速のわりに三振が取れないところが苦しく、指標面では伸び悩む。但しこの課題は本人も認識しているところであり、来季の飛躍に期待がかかる。

・森唯斗
 なんだかんだ便利。昨季はさすがに内容的にも下振れているところがあり、中継ぎで一本化すればBチームはこなせるはず。他選手のインタビューを聞いても、経験豊富なベテランとして、キャリアが浅い投手が多い横浜ブルペンで果たす役割も大きい。獲得は正解と言っていいだろう。

・山崎康晃
 2023はイメージのわりに指標は悪くなかったが、昨季はWhiff%等指標まで悪化。内容もよくなかった。期待値としてはBチームに収まってしまうが、ファンとしてはやはり彼の250セーブが見たい。実力で守護神の座を奪回してほしい。

・岩田将貴
 左キラーとしての起用を期待。2軍指標を考えても、対左に限定すれば通用はするはず。さすがに球速が遅い点、右相手にどうなのかが気になりはするが、限定起用なら見栄え良い成績を残すのではないだろうか。

・ディアス
 左のパワーピッチャー。破綻していない程度の制球力はあり、投げればそれなりの成績は残すはず。ただし、ベイスターズは外国人枠がぎゅうぎゅうであり、現状でも、バウアーが来た場合は特にBチームレベルの外国人に枠を使えるのか、という話はある。
 

起用法がよくわからん人

 というか、中川颯のことである。打撃は置いておくとして、中継ぎに専念するなら期待値はBチームのそれを上回る。勝ちパターンかといわれると何とも言えないが、それでも相当な成績は期待できる。ただし先発を完全にあきらめるにはまだ早いようにも思えるので、正直ここの起用法は難しい。中継ぎの絶対数が足りるという前提で私は先発派。

雑感

 意外と数は居る。特に先発。中継ぎの絶対数だけ怖いところではあるが、伊勢や石田健といった投手が中継ぎに降りてくる可能性もあり、凄まじい怪我乱発、野戦病院化さえなければまぁ現有でもなんとかなるのではないだろうか。無論、バウアーの獲得含め補強は楽しみではあるのだが。


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