子の発熱と
3日前に上の子が発熱し一昨日から下の子も発熱した。パート先には申し訳ないが休みを頂き2人の子の看病している。上の子は1日で熱は下がり元気いっぱいだが声はガサガサ。そして、元々あった行き渋りが更にヒートアップしていて登園を完全に拒否して自宅保育。下の子は熱がなかなか下がらず不機嫌で手が離せないしごはんも食べず、辛うじて水分と母乳だけで過ごしている状態。
こんな時私の心は荒廃していく。
2人看病に旦那は出張中。転勤族で頼れる身内は近くにいない。
「外に行きたい」「ゲームしたい」「YouTube変えて」「お菓子食べたい」「薬は飲みたくない」
外遊びも出来ず暇をもて遊んでいる上の子の訴えは多岐に渡る。病み上がりで甘えたい気持ちもあるのだろう。軽い赤ちゃん返り的なものも見られる。
下の子お世話や進まぬ家事に疲れきっている私にとって上の子の訴えはどうしてもイライラの種になってしまう。
「そんなに外行きたいなら熱下ってるし保育園行ってよ」「もう1時間はゲームしてるよ」「お菓子は御飯の後」「薬飲まないと元気にならないよ」
どうしても怒気を強めて言ってしまう。
昨夜はとうとう上の子の寝かしつけで、
「ママ嫌い」をもらってしまった。寝るギリギリまでゲームと煩く催促する娘に私の雷が落ちた後に出た言葉である。完全寝かしつけ拒否状態。
(やってしまった…)
申し訳なさと悲しみで辛くなる。だがきっと娘の方が私よりも更に辛い気持ちだったのかもしれない。
病み上がりなのに怒らてばかりで、下の子ばかり気にかけて私の事は嫌いなの?…って思ってたかもしれ無い。
こうなればもう謝るしかない。ママね、余裕がなかったね、イライラしてたね、ごめんね。って謝まるしか無い。産まれて3年しかたってない子に。何ならまだ赤ちゃんに毛が生えた様な子に。色んな事を求め過ぎていたのかもしれ無い。
娘の1日の最後にこぼれ落ちたこの言葉で私の胸はキューと詰まって暗くなってしまった。
私はすぐに下の子のお世話を出張から帰ってきた夫に任せて、上の子としっかり向き合う事とした。謝罪をすぐに受け入れてくれた娘に感謝の意を告げ、毎晩言っているこの言葉を贈る。
「大事な大事な娘ちゃん」
「ママの宝物ちゃん」
「産まれて来てくれてありがとう」
「大好きよ」
しっかり謝罪をしてママがあなたのことをどれだけ大事に思っているか告げ頭を撫でた。
そうすると娘はきゃはっと無邪気に笑って「ママ大好きと」言ってしばらくしたら寝てしまった。
可愛い寝顔を見ながらこんな子にあんな強く言わなくても良かったのに…と罪悪感に襲われるが、屈託の無い娘の穏やかな寝顔をずっと見てたら何だかすっーと肩の荷が降りたような気がした。
先ほど貰った「ママ大好き」を噛み締めた。大丈夫。私達は大丈夫。きっとこれから何があっても大丈夫と。そう思うことで今日の気持ちに蹴りをつけることが出来た