心化粧3



神を考えるということ
僕は神を何だろうと考えるとき、かなり精神を削られる感覚を覚える。これは、いわゆる「深淵を覗いている」ことになるのではないか。

不満足なソクラテスと幸福
「満足な豚よりも不満足なソクラテスであることが美徳」とされるならば、おそらくほとんどのソクラテスは悲惨なのだろう。
やはり、ある程度は「不満足な豚」であったほうが、その人の幸福感は上がるのではないかと僕は考えている。

物語が人を変える可能性
小説やアニメや漫画は、人の価値形成に役立つのか。僕はこの問いに対して、かなり中立的な立場をとっている。
ただ、物語がその人を変える可能性に僕は懸けてみたいと思っている。

哲学と学問の本質
世界を変える学問は実学ではない。真なる学問は、やはり哲学ではないか。
物理学、科学、法学、経済学といった分野は、結局のところ形而上学というエッセンスを広げたものに過ぎない。

休息の価値
眠ることがその人の幸せに繋がるのであれば、やはり休息は大事だよねという結論に至る。

繰り返し味わいたいもの
何度でも言ってみたい、何度でも味わいたいと感じるものは、人の温かみが少しでも残っているもののほうが良い。

グラデーションとしての人間社会
天才も、障害を持つ人も、分けるものではない。
人間というものは、動物というものは、社会というものは、常にグラデーションでできていると考えることが極めて重要である。

哲学に必要なもの
哲学をするときに必要なのは、理性ではなく、霊感である。

未来の不確実性と幸福
僕は10年前、「10年後の自分」を夢想して生きていた。
しかし、今は明日どうなっているかさえ分からない。
ただ、これは僕にとっての幸福論的視点から言えば、極めて正しいと信じている。

無限と神、そしてリアルの不確かさ
無限について考えるということは、神について考えることと同義である。
今、目の前に見えているものがリアルであるという証拠を、僕は何一つ持ち合わせていない。

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