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#4 【マニアック龍騎】浅倉が弟を殺したかった訳
お久しぶりです!
マニアック龍騎。今回は難しく、重たいテーマです。
浅倉威はなぜ弟を殺したかったのか。不思議だなと思ったんです。理由が不明瞭で。
浅倉の攻撃対象は、
・現状イライラさせてくる相手(警察とか)
・過去にすごくイライラさせてきた人(北岡とか東条とか)
・仮面ライダー(ライダーは戦うものだから)
こんな感じで。特定の誰かに執着するにはそれなりの理由がいりそうです。北岡なんて、脱獄後に逮捕されるきっかけだったのに、東条の登場で若干興味なくされてましたやん。
例えば、「弟がひいきされていた」とか、そういうことでは納得できません。今は親の愛情を取り合うような局面ではなくなっていますし。
なんで生きているとわかったらわざわざ演技で呼び出してまで殺さなきゃならないんでしょう。弟と会ったら「変われるかもしれない」といったのは全くのウソだったんでしょうか。
この問題に答えはないと思います。私なりの、少し変わった視点で説を書いてみようと思います。
その問題に入る前に、まずこのノートでは、浅倉と弟の関係を再確認します。
とはいえ、浅倉が令子さんに打ち明けたことや、そのあと弟に言ったこと、正直何が本当か全然わかりません。しかし、全くのでっちあげから嘘は出てこないでしょう。多少なりとも心当たりがあるのだと思って考えてみます。
弟と浅倉の関係
まずは弟(三原あきら)から浅倉へ
25話 令子へ
・浅倉?知りませんね。人違いでしょう
・北岡さんにも言ったんですが、私はもう兄には関わりたくない。兄が死んだと聞いてほっとしたのが本音です。
・(令子)でも、あなたにはいいお兄さんだったんじゃありませんか?
→火事のことは気を失っていて全然覚えていません
・生きている?兄さんが?(驚き、安心?のような表情。全く否定的ではなかった)
・でも、私は会いたくありません。
・私、怖いんです。兄のことが。
・あの、兄が私と会いたがっていたというのは本当ですか。
25話 浅倉へ
・兄さん!(喜)
・兄さん。ごめん、知らなかったんだ。あの火事の時に兄さんが俺を助けてくれたなんて(距離近!警戒している相手への距離感ではない)
兄が怖いというあきら。犯罪を犯してニュースになりまくってるのが生き別れた(?)兄なのは、北岡から話を聞いて知っている。例え当時の威が怖くなかったとしても怖いと思うのは当然ではあります。
あきらと威の交流は、威が14歳で火事があったということで、あきらが12歳の時まででしょう。ランドセルが燃えていたことから小学6年生の頃。その頃の関係はどうだったんでしょう。
令子にいいお兄さんだったのではと聞かれて肯定も否定もしません。でも会いたくないと言います。しかし、威が自分を助けたということを信じてもいますし、少しだけ、会いたいようなそぶりを見せました。実際に会ったときには「兄さん」「俺」と少し砕けた口調になって近づきます。
あきらにとって兄はわからない存在なんだと思います。怖さも危うさもあるが、善人であると言われれば信じてしまうくらいの印象。半々。6年生までしか一緒にいなかったならそのくらいかもしれません。
少なくともあきらにとって威は全くの悪人・危険人物ではなさそう。
浅倉から弟へ
24話
・(令子が弟が生きていることを言ったのが聞こえたとき、演技ではなく、驚いた表情をした。)
・本当なのか?あきらが生きている?本当なのかと聞いているんだ。
25話 令子の前で
・(やけどは)ああ。当然だろ。たった一人の弟だ。だがあの時俺はあきらを助けることができなかった。死んだとばかり思っていた。本当にあきらが生きているなら…。俺は変われるかもしれない。(遠い目をして、静かな海の映像が挿入される)
25話 弟へ
・馬鹿かお前は。あの火事はなあ、俺が火をつけたんだ。お前を助けるはずないだろ。
・会いたかったぜあきら。今度こそ消えろ。
・あいつは昔からうざかった。どうしようもなくな。
あきらが生きていると聞いて驚いた顔をしたのは演技ではありませんでした。本当にあの時死んだと思っていたのでしょう。
令子への演技。俺は変われるかもしれないと言った時、なぜか海の映像が挿入されました。高いところから見るような沖の方の波の映像です。弟との思い出の中にその海の景色があるのでしょうか。ちょうど、今浅倉が潜伏している場所から見えそうです。その場所はガキの頃使っていたような発言をしていたので、弟と共にあった思い出の一つだったのかも?わかりませんが。
「今度こそ消えろ」「昔からうざかった、どうしようもなく」
これですね。何でここまで...。
自分に関わっていないとしても、あきらが生きているだけでイライラするんです。威にとって、あきらはこの世にいてはいけない存在...。
ーー
まとめると、弟としては兄はシンプル犯罪者だし、普通に怖い。きっと当時も怖さはあっただろうけど、「守ってくれた」って言われたら信じちゃうレベルで信用もできる。信用したら近づいていっちゃうくらい警戒してない。
兄は、意図的に弟を消したがっている。弟が小学生の時からずっと。弟が近くにいなくても、存在しているだけで「うざい」。
次回、なぜ浅倉が弟の存在にそれほど執着していたのか、私なりに考察します!