＃１ 【マニアック龍騎】 浅倉威『食うか？』の謎
はじめに 『マニアック龍騎』について
龍騎大好きな私が発見した小ネタを、龍騎をすでに見ている人向けに、マニアックに紹介したい！そしてあわよくば皆のいろんな発見を知りたい！というのが『マニアック龍騎』を書く目的です。
☆あくまで私の妄想。ちょっと変わった視点で物語や登場人物を見てみようと試みています。「へー、こんな考え方もあるんだー」程度に、生暖かい目で見てください！
☆よければ、龍騎で気になったことや、「私はこう思う！」なんてことをコメントに書いていただけたら私は万歳して喜びます！
☆著作権怖いので画像はほとんどありません～！
代わりに何話のシーンか書いていますが、何分くらいかについては表示の関係で「残り何分くらい」のシーンという表記です。わかりにくいと思いますが気になったら探してみてください。
それでは以下から考察スタート！
浅倉威はなぜ神崎士郎にカップ焼きそばをあげようと思ったのか
まずは問題のシーンを振り返ります。
夜、潜伏先で一人、カップ焼きそばを食う浅倉。キーン、キーン音とともに、背後から神崎士郎がやってくることに気付く。
浅倉「おい、ライダーは戦うもんじゃなかったのか？」
(カップ焼きそばを食べながら)
神崎「そうだ、戦わせてやる」
浅倉「誰と？」
神崎「仮面ライダーライア」
浅倉「ライア？」
神崎「奴を倒せ」
浅倉「…ま、ライダーなら何でもいい。お前も、食うか？」
(もう一つのカップ焼きそばを取りに行って振り返る)
(神崎はすでにいなくなっていて溜息）
浅倉のかわいらしいシーン。
別に突っ込むほどではないのですが、ここで、なぜ神崎にカップ焼きそばをあげようと思ったのか深堀して考えてみました！そこで私が考えたのは…
【蓮と一緒に食べる予定だった説】
つまり、蓮と食べるつもりで2つ買ってたけど蓮に出ていかれたので一人で食べていたら、ちょうど神崎が来たのであげようと思った…という突拍子もない説です！考えに至った経緯を順番に説明します。
まず、このシーンに至るまでの経緯を軽く振り返ってみます。
脱獄後
→ファミレス立てこもり
→ライダーバトル全員集合でガードベント
→蓮が盗んだ車で一緒に逃走
→蓮と数日間※逃走の後、海岸から落ちて死んだふり作戦実行
→蓮に隠れ家を案内
→龍騎と戦って蓮に裏切られる
→戦おうとしても誰も戦ってくれない(ゴロちゃん誘拐したのに)
→一人でカップ焼きそばを食べているところに神崎士郎が現れる
こうして振り返ってみると、脱獄してからずっとライダーバトルをエンジョイしていた浅倉。しかし、蓮が裏切ってからみんな相手にしてくれなくなります。もっと戦えるもんだと思っていたのに…と神崎に拗ねて嫌味を言いたくなる流れですねｗ
そして、よく考えると脱獄したその日から、画面で見て思ったより長い間、蓮と浅倉は一緒にいたのだと気付きます。
※数日間 蓮と浅倉は死んだふり作戦を実行するまで、数日間逃亡していたようです。
…のファミリーレストラン「エディズキッチン」にて人質をとり籠城し、警察車両を盗み数日間逃走したが、浅倉の郷里である神奈川県三ツ浦海岸付近で検閲を突破し、追跡…誤って断崖から…
郷里の三ツ浦海岸で実行したのは、近くに浅倉が子供の頃過ごしていたという潜伏先があるからでしょう。その後その潜伏先に蓮を案内する浅倉。まだ2人で逃亡を続ける気満々です。
そう、浅倉は潜伏先での新生活を蓮と過ごす前提で準備していた可能性があります。
浅倉の潜伏先の内装
そんな浅倉の潜伏先の内装が分かるシーンを抜粋して、そこから読み取れることを考えてみます。
蓮のサバイブと戦って帰ってきた浅倉。けがの治療をしているところをれいこさんが見ているシーン。
・ソファと机のある場所のまわりに、燃えカス？のような紙のようなものが散乱
・木材が積み上げられている
・消火器が転がっている。
→昨晩、例の『食うか』のシーンで浅倉は火を起こしていました。それを乱暴に消したあとが残った状態なのでしょう。
・やかん
・ミネラルウォーター
→これは新しく買ってきていると思われます。消火器とあわせて完全に『カップ焼きそば作るセット』ですねｗ
・ラムネの瓶×２(？)
→ん？これは昔からあったもの？それともラムネ二本買って飲んだの？？
カップ焼きそばの後の自炊はトカゲくらいなのを見るに、買い出しがあったのは蓮がいたからかもしれません。こうして内装を見ると、カップ焼きそばのためにいろいろ準備していたことがわかります。
そして、カップ焼きそばの数は2個。ラムネの数も2個(？)(まさか蓮と二人でラムネは…浮かれすぎでしょう…)。
自分一人ではやらないたまの贅沢だったのではないでしょうか。そして、もう一つ。このシーンで無くなっているものに注目します。
蓮の裏切り後、追いかけようとして倒れた浅倉が起きるシーン
いつも浅倉が座っているソファーの前の机を囲むように、左側に置いてある箱に座椅子を置いた簡易椅子
まだ蓮がいた名残が残るこのシーン。ここにあった簡易椅子は、いつの間にかなくなっています。蓮がいなくなったから撤去したのでしょう。
この椅子は蓮の椅子だったんです！
妄想タイム
これらのことから妄想すると、浅倉は蓮とカップ焼きそばを机を囲んで一緒に食べるつもりでいた(ついでにラムネを飲…)
結構準備もしていたので、結局一人で食べることになったことに無意識に若干落胆しており、そこにちょうどやってきた神崎にすかさずカップ焼きそばを差し出した。
が、神崎は帰ってしまったので溜息をついた。
こんな流れではないでしょうか！？
実は、脱獄後の浅倉と一番長く一緒に過ごしたのは蓮なんですね。見た感じ、浅倉から話しかけることが多そうですが、なんだかんだいろいろ話していたのではないでしょうか。
少なくとも、蓮に郷里の潜伏先まで車を走らせてもらったり(浅倉は外から見えないように深く助手席をリクライニングして寝ていたので、死んだふり作戦以外は蓮が運転していたと思われる）、潜伏先を案内する際(21話)には聞いてもないのに、
見ろ。ガキの頃のまんまだ。ということは誰も近寄らない。隠れ家にはちょうどいいが、昔を思い出させるのはイライラするな…
とか言ったり…
ガキの頃のまんまだって言われましてもｗ幼馴染じゃないんだから。
こんな風に、ある程度の会話や親しみ？があったみたいな気がします。
だからこそ、RIDER TIMEでは「仲良かったぜぇー俺たちは」なんて言ったのかな？
その後の絡みはあまりないが、なんだかんだ蓮が浅倉をよく理解している風に描かれたのは、そういうことなのかな？
・(浅倉を変えるといった真司に)お前には浅倉という男がわかってない。人間のことも。何もな。(24話)
・あいつを助けて喜ぶ奴はいない。/だが浅倉は誰も必要としていない。これだけは確かだ。(32話)
・気付いているか、浅倉。お前は死を望んでいる。(RIDER TIME龍騎 3話）
以上、【浅倉威『食うか？』の謎】でした。
あくまで私の妄想です！ｗ
いつか、浅倉と蓮の関係を考察してみたいな。
このように、マニアックな考察(妄想)を今後もゆるゆるとやっていこうと思うのでよろしくお願いします！