【家にママがいる】子どもの変化①息子の場合
19年間、中学校教員をしてきました。
その間に、3人の子どもの産休育休をいただきました。
その後、フルタイム、部分休業の利用して続けてきました。
今、休職中です。
子どもの使っている言葉で、親である自分の使っている言葉に
ハッとすることがある。
喧嘩の最後に出てくる一言
息子は6歳も離れている弟と、全力で喧嘩することがある。
少しずつ、兄の余裕を身につけてきてはいるが、
よく喧嘩している。
弟が好きすぎてかまいすぎたり、
テレビのチャンネル争いだったり、
会話を取られたり…
内容は様々だが、よく3人の誰かしらは毎日喧嘩している。
様子を見ているが、喧嘩がいよいよ白熱して、感情が爆発すると、
息子も娘も必ず
「いいかげんにして!!」
と、怒り出す。
様子を見ていた私は、ちょっと苦笑い…。
その言葉を使った記憶が蘇る。
「私もこんな怒り方してるんだろうな…」と
子どもの言葉で、小さな私を見ているよう。
子どもがママの怒り方をマネシている話はよく聞く。
うちにも当てはまった…笑
息子の気になる言葉
夏休みが目に見えてきた頃、息子の使う言葉が気になった。
頼まれたものを取ってあげた時、
コップに飲み物をついだ時、
私が気づいたことを言葉にした時…。
息子は、
「ごめんなさい」と言った。
「ありがとう」と言う場面で「ごめんなさい」と言った。
何か渡す場面、子どもに声をかける場面、1日にたくさんあるが、
10回近い、「ごめんなさい」を聞く。
「ありがとう」の代わりの「ごめんなさい。」
その顔には、
「ママ、忙しいのに、仕事増やしてごめんね」と伝わってくる。
子どものコミュニケーションの取り方の失敗
これではいけないと感じた私。
仕事のことばかりで、イライラしていた私。
息子は、ママの感情に敏感に察知していた。
大人の顔色を見て、気を使わせるような子どもにしてしまった。
でも、すぐには解決策が浮かばなかった。
とりあえず、
「そういうときは、ありがとうだよ。」と伝えてみる。
「ごめんなさいって言いすぎだよ」
すぐには、直らない。
もっと、コミュニケーションを取らないと…。
体を使ったスキンシップが好きな息子。
「1日に、◯回ごめんなさいって言ったら、こちょこちょするね」
こちょこちょの言葉に、息子のニヤニヤ顔。
コチョコチョのママとの攻防戦が、戦いのようで息子は好きなのだ。
その言葉を聞きつけて、
その攻防戦が好きな娘も参戦。
そのまま夏休みに入り、
気持ちに少し余裕も出てきて、
息子と娘をコチョコチョの攻防戦が始まった。
息子は「ごめんなさい」と言ったら、「あっ!」と気づき、
言い直したり、この後を想像して、ニヤッとする。
毎日、コチョコチョの攻防戦をしながら、
スキンシップを楽しんだ。
だんだん、コチョコチョの攻防戦がしたいがために、
わざとごめんなさいと言い、ニヤけることが増えたため、
自然と消えていったが。
ママが家にいるようになって
仕事を休んで、気づいた変化。
息子のごめんなさいが減っていた。
自分の中では、切り替えているつもりが、
多くの仕事と感情を家にまで持ち込んで
子どもに気を使わせていたんだろうと思う。
子どもの言葉に気づかされる
今ではごめんなさいも減ってきたと思う。
それでも、やっぱり、私がこの先どうするのか
どうしたいのか、ぐるぐる悩みだして不安が覗くと
息子の「ごめんなさい」が増えている。
いけない、いけない、
子どもが顔色を伺いながら、自分が出せないことに
苦しまないように、穏やかな心でいたい。