お金って何に使うのか？

お金を使わない方法ならいくらでも書けるのに

お金を使う方法に関して書くのは非常に難しい。この歳になると、懸命に貯めたお金を子供もいないまま使わずにこの世を去るのも馬鹿らしく感じられる。

しかし、例えば最近自分にアピールする車の値段もやたらに上がっているのに加えて、ガソリン代まで払うのを躊躇うレベルで上がっている。さらに有料駐車場を使わなければいけないシチュエーションも増えている。

移動手段

僕の自動車選択の基準は、常に車が使えなくなるまでに、いかに安価に一定距離を移動できるかだった。一旦購入すれば、公共の交通機関よりも安く移動できるケースが多いから、壊れにくい車を買ったら、長い目で見ると得をする。

しかし、今の車の運用コストでは家でじっとしていた方がましにさえ感じられ、車そのもののメリットも感じにくい。

食事

外食もそうだ。夫婦二人とも収入があり忙しい時には、外食して余った時間で体を休めても収支マイナスにはならない。まもなく家内が引退する瞬間に収入が半減して、年金だけでは生活しづらくなる。

海外生活

収支がプラスになるよう工夫すると、僕は自分が経営する弱小会社の収入にいつまでも頼らなければならず、二人でアメリカと日本を往復して生活することを夢見ると、それでも足らずに投資で資産の枯渇を防ぐ努力が必要になる。アメリカの物価が落ち着き円が強くなればそこまで心配しなくていいのだが、そうなる保証がない。

今、世界経済が不穏な動きをしているので、これからの未来を観察し続けなければならない。この歳で、これまで以上に頭を使わないと生きられないかもしれないなど誰が思ったことか。

メンテナンス

結局お金を使わないことばかりを考えているが、まとまったお金を使う必要があるとしたら生活環境の維持、メンテナンスだ。

せっかく長年かけて作り上げた快適な住環境を今更劣化させるわけにもいかない。かといって自分で全てを維持して行くだけの力も知識もない。

できることなら、自分たちの安全を守りながら、しっかりと資産を使って最後を迎えたい。

生きるだけで苦労

この程度のことが、どうしてこんなに難しいのだ。