今日は1日お片付け
データベースに登録したらものが片付くという日記は書いたが、それでも翻訳者時代には、家中にまだ収納場所もなく、家内も日本の生活に慣れていないせいもあって、何をどれだけ買ったらいいかがわからなかった。
断捨離よりずっと前の話だが、押入れの奥の方に仕舞い込まれて、5年以上使おうとも思わなかったら処理して、以降買うときには非常に気を付けるというルールを作り、収納場所には少なくとも50%の空きスペースを作ることを目的に片付けをした。
しかし、家内はアメリカ生活の常識で、店で何か気になるものを見て、それが十分安かったらとりあえず買うという癖があったので、半年ぐらいかけて空けたスペースは数ヶ月で再び埋まってしまった。
家中に収納を作ってもらうのには10年ほどかかった。家内も、増えた収納が溢れるほどには物を買わなくなったが、それでも収納場所は常に家内が買ったもので埋まっていった。
医院の経営が忙しかった父母の家も似たような状態になっていた。父が他界してからというもの、母はあらゆる芸術の趣味を追求するようになり、母が逝去してからも僕は芸術の道具だけは、捨てることができず、家が余分にあるにもかかわらず両方の家で二重に苦心することになった。
幸いにも、翻訳も引退して母の介護をしている間には、何も買いに行く余裕がなくなり、実家全体を収納庫と作業場にして、もう2年以上少しずつ片付けを続けている。
父母の書類の大半をシュレッダにかけて処分して、僕たちが決して使うことがないだろう物も介護しながら捨てていったので、僕が心情的に捨てられないものが主なチャレンジとして残されている。
それらに今日手をつけた。
・まず、片面使ったA4用紙。家内の学校の教材作りを手伝った時のプリントアウトがおもだ。裏紙で絵を描こうと思っている。
・家内と母の文具。鉛筆、シャープペンシル、ボールペン、フェルトペンなどを家中から集めて箱に入れた。僕が買った色鉛筆などもある。まだ使えるものは、とにかく捨てたくないが、やはり絵を描くのに使いたい。
・ナイフや鋏。刃物を研ぐのが好きなので長い間に結構集めてしまった。ちゃんと研いで使っていきたいと思い、一箇所に箱詰めした。
・父の医院に薬屋が持ってきてくれたメモ用紙。これは小さな絵を練習で描くのに向いている。数は結構あるが増えるということはないので、使うようになるのを楽しみにしている。
他にも色々あるがA4サイズの収納ケースに整理して、ステンレスラックに積んだら、かなりコンパクトにまとめられた。
あと、写真やレシピなど物理的なスペースを取るものも整理していかなければならないが、先が見えてきた。