【黄金崎ダイビング】水中写真では被写体を指定しない撮影は難しい?
はじめに:水中写真というニッチな世界へ
今回は少しニッチな話題になりますが、水中写真についてお話ししたいと思います。先週末、静岡県にある黄金崎でダイビングをしてきました。風は冷たくて、陸上では「寒い、寒い」と思うほどでしたが、水中はまだ24℃もあり、快適に潜ることができました。
装備とセッティング
今回の装備は、Nikon D850にAF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED、そしてワイドコンバージョンレンズとマクロコンバージョンレンズを取り外し可能なセッティングで臨みました。魚群やイルカを撮るための装備ですが、最近、透視度が良いと聞いていたので、「もしかしたら伊豆の海とは思えないような写真が撮れるかも…」と、深く考えずにこの装備を選びました。
ダイビングの状況:透視度と天候
実際の透視度は10〜15m程度。あいにく曇りの日でしたが、水中はそれなりに明るくてきれいに見えました。でも、やっぱり暗く、キラキラしたワイド撮影には向かない状況でした。予想通り、マクロ撮影に切り替えることに…。
撮影ポイントと順番待ち
さて、撮影しようと移動したところ、どのポイントにも5〜6人のグループがいて、順番待ちの状態。「じっくり撮れないな…」と思いつつ、シマキンチャクフグやハナシャコ、カミソリウオ、ヒレナガネジリンボウなど、各被写体を急いで撮影することになりました。結果、各被写体は1〜2ショットしか撮れず、カメラの設定やストロボの向きを急いで調整したものの、納得のいく写真は撮れませんでした。
気づき:撮影スタイルの見直し
ここで気づいたのは、普段、私は被写体を決めてから潜り、その被写体に合わせたアングルやストロボの向き、露出を事前に(潜る前に)考えて撮影しているということ。よく他の写真家さんから「Goさん、すぐに撮り終わりますよね。」と言われますが、それは最初から撮るもののセッティングを決めていて、1つの被写体にかける時間が少ないからだと改めて感じました。(そして、マクロ撮影ではやっぱり105mmが最強だなとも再確認…)
ダイビングの締めくくり
結局、その後タツノイトコやクマノミを撮影して、1本のダイビングが終了。自分の撮影スタイルについて、色々と考えさせられる良い機会となりました。これはこれで、いい気づきだったかなと思います。
終わりに:水中撮影の楽しさと挑戦
それにしても、水中撮影はやっぱり難しくて、そして楽しい!毎回、新しい発見がありますね。
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