貧乏音楽はエロをめざす
ライフとワークでライフワークいやワークライフか
1
はじめは型落ち中古の変なダブルカセットデッキだった。
マイク用標準プラグジャックが目立つ前面パネルにあって。ミキシングレベル調節ツマミもやはり前面についていた。
インカム型のマイクでカシオトーンをバックにベースを弾きながら歌ったりした。
本来はカラオケ練習用デッキだろうが自分はピンポン録音での多重録音をやりまくった。ここでこれでローファイ根性ローファイ耳になってしまったのだろうか。
たぶん。だろう。
2
次に買ったタスカムのポータツー。
当時話題だった。
にはなじめず。新品で買ったがすぐ売ってしまった。ここまでがアナログ時代。
3
デジタルへの入り口鳥羽口ではpdaがキーツールとなった。いまにしておもえば。いやに変則的なデジタル音楽へのかかわり方がはじまった。ものだ。
イーモバイルのエムワンというやつをネットをはじめるのを機会に導入。そのボイスレコーダー機能をメインにフル活用した。パソコンにdtmソフト。という方向には向かってはいけない屈折度マックスな音楽的カラダに自分すでになっていたのだろう。
それどころか。
なにをとちくるったのか。
ボイスレコーダーで電気ストーブの網とかをハープみたいに弾いたりした音を録り。
オンラインのイコライザーアプリとかで加工した。アブストラクトな妙なインストが出来上がった。あとはウクレレやガットギターでの弾き語り。声メインの曲調だが。あくまでもサンプリング的な音楽と自分のなかでは捉え。歌としては録っていないので。声量もオンマイクのウィスパー。すさまじくローファイ。
かつもはやアナログ世界。時代。ではないので。
ものすごくあたたかみがない。
やはりオンラインですこし加工してみたが。より不自然。非人間的グロテスクになるばかり。
4
そうこうしているうちにネット上ブラウザ上にサンプリング音素材。オンラインダウンロード無料とかがあふれるようになるは。なるは。
文字の音声化もできるようになるは。
はてはそれに簡単な音階もつけれるようになるは。
とやはりアプリでのdtm方向に行けばよいのに行かないローファイパンク宅ロッカーな自分のような。変人旧人でもどうやら楽しくデジタル音楽っぽいものがつくれるような環境に。気づかないうちに巷はなってしまっているではないか。
5
さてこんな自己満な自分のオリジナル曲。需要があるだろうか。
で。おもいだしたことがある。メン募でであったプログレ系キーボード兼マルチプレイヤーの友人はゲーム音楽の会社に入社した。自分もマイナー映画会社の音楽部門に面接を受けにいったことがある。
しかし隣室から漏れ聞こえる喘ぎ声にびびって二次面接を前に逃走。
そうavアダルトビデオdvdとかの会社だったのだ。
今思えばatg映画のサードのサントラとか猥雑なキャバレー音楽とかも自分すきだったサブカルニューウェーブ出自なので。
その道エロ音楽にでもすすんでれば。
どうなっていたかともおもったりもする。
が。