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のらポス、解体に次ぐ解体。

こんばんわ。
大間のマグロです。
解体といえばマグロですからね。
違うものを解体したら、事件になっちゃう(汗)

まあそういうことですので、のらポスが絶賛発売中です。
詩誌です。
詩の雑誌ですが、いま焦点を当てているのは座談会です。
前回の続き、「のらポス」第1号掲載の、メンバー4人による座談会「ネガティブな極彩色」のご紹介です。

前回ご紹介したのは座談会の冒頭、ウクライナ情勢から本屋大賞(昨年の…)の話題についてでした。座談会の中盤以降は、詩に関する話題になります。なにせ詩誌ですので。

■源  そういえば、詩集よんだ?
■ハル はい。勉強してます。
■myac 誰の詩集ですか。
■源  中屋幸吉。
■myac それはまた…。
■ハル 通じるものがあります。
■源  ハルカの詩を読んでて思い出したんだよね。なんか。
■myac ああ。わかるような、わからないような。
■源  露骨じゃだめだけどさ、なんかリンクしてる部分があるんなら、読んどいて損はないなって。死んじゃうんだよね、あの人。宮森小学校の米軍ジェット機墜落事故で身内を亡くしてさ。
■myac そうですね。かなり衰弱した感じというか、神経がすり減った後の作品は中原中也にも通じるような。中也も息子を亡くして。
■源  ハルカの詩に「眩しい」とか、ネガティブな意味で「極彩色」とか出てくるじゃん。そういう感覚って大事だと思うんだよね。世間的にはいい意味で使われるでしょ。明るいとか色鮮やかとか、「青い空、青い海」みたいな。でもそれが、ここに住んでて辟易してる側からすればもう、これ以上ないぐらい最悪なんだよね。

「ネガティブな極彩色」/「のらねこポスト」1

というやり取りがありました。
ここから取ったのですね。
座談会のタイトルです。

というわけでした。

早逝した詩人、中屋幸吉さんについては、こちら(↑)の詩集がお求めやすいです。
近年出版されているコラボレーションの詩集で、編集の意図もとても興味深いシリーズです。
かつて出版された遺稿集「名前よ立って歩け」は、古書店か図書館でお読みいただけると思います。

この島の狭さ、陰気さ、息苦しさみたいのものは生きづらさを抱える多くの皆さんが感じているところだと思いますが、なかなか表現されませんよね。

これからはぜひ、大声で言っていきましょう。
雨ばかりの灰色の空!
強風が吹きすさぶ海!
人の冷たい島!
鉄格子のない牢獄!
ハイサイ!
ハイタイ!

あざざます!

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