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夏の終わりの読書感想文 ~野球編〜

自分の人生・生き方についても考えさせられる、とても味わい深い作品でした。

『甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ 高畠導宏の生涯』

ロッテのコーチ時代が有名ですかね。
テレビドラマにもなりました。

・プロ野球のこと(選手時代・コーチ時代)
・指導者を目指して高校教師になったこと
 大きくはこの2本柱で構成されています。

コーチ時代、多くのタイトルホルダーを育て上げた高畠さんのコーチング理論が様々なエピソードと共に紹介されています。
「理論」といっても難しいものではなくて、「誉める」「長所を伸ばす」「平凡なことを逃げずに繰り返す」 これらを徹底する。

凡事徹底。

口にするのは容易くも、成し遂げるのは困難なことです。

また、50代半ばで高校野球の指導者になろうと決めて、コーチ業の傍ら勉強し、59歳で高校教師になる。
ともすればセミリタイアを考えるこの年代に、まだ「夢」を追い続けていく。
40代半ばの自分、恥ずかしくなるような劇的な生涯でした。

高畠さんの一生をつづった「野球本」としてだけでなく、「コーチング」の本としても、生き方論の本としても、超一級品だと思います。

#野球 #野球本 #生き方 #コーチング


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