算数おもしろ問題:量感を問う
算数の学校と呼ばれる小学校のPTA行事のフェスティバルで、保護者の方々がつくっていた遊びコーナーである。
🔲 シーソーを使った重さ比べ
シーソーの片方に水の入ったバケツがあり、もう片方には箱がある。このなかに、水の入ったペットボトルを入れて、バケツと釣り合うようにするというゲームです。チャンスは2回だそうです。子どもたちの量感を問います。
🔲 1リットルぴったりにできるかな
おそらく。さまざまなコップなどがあり、1リットルぴったりにするというものだと思います。1リットルの容器に入れる容器だけでな、1リットルにしていく容器をどんなものにするかで難易度が変わるように工夫されているのでしょう。
🔲 5mにどれだけ近づけるか
5mぴったりになるよう、新聞紙をちぎるというものです。基準となる5mに合わせるわけではないので、量感が問われるゲームだと思います。低学年は、どれだけ長くちぎれるかというゲームになるようです。計測も子どもたちにさせるところがポイントになりそうです。
グループで知恵を出し合いながら難問を解く。そうした体験ができる遊びコーナーが紹介されていました。
出典:尾崎正彦・向日市立第2向陽小学校『算数の学校ができるまで ふつうの学校が挑んだ授業改革』東洋館出版、2022年、186‐188頁。