登校しぶり
ひさびさの息子の登校しぶりだった。登校班とは行かないが、パパとなら行くということなので、二人だけで登校する。
アサガオに水をやるのは、忘れずに、しかも、慌てずにしてから登校だった。
水泳バックに、図工セットに、体育着に、日傘と、荷物に覆われていたが、そのことがいやなわけではないようだ。
登校班の班長さんがお休みだったことを心配もしていた。もしかすると、いつもと違う風景になることを想像して、不安になったかと頭をかすめた。息子は、班長さんのすぐ後ろで歩く。話しかけたり、話しかけられたりすることはないのだが、班長さんはいつも息子を気に留めて歩いてくれている。
登校中は饒舌だった。「パパ」という呼びかけが頻発する。昨日は、独占できなかったので、一緒に行きたかっただけだと思うことにした。
本日は、青島青少年自然の家の運営会議があり、長らく会長を務めている。17年目になる。少し早く大学に行って準備をしようしていたのを見透かされていたようにも思う。
ただ、そこに「いる」。それだけの理由で、無条件に肯定されることが、子どもが前へ進む基盤となる。「がんばれ」ではなく、「いいんだよ、そのままで」という元気が回復してくるような関係が人間には必要なときがある。