#2 AI活用「ジャーナリング(日記)」1
ジャーナリングの効果的な使い方についてです。ジャーナリングは自己反省や個人的な成長のための強力なツールであり、適切に活用することで多くのメリットを得ることができます。
ジャーナリングの基本的な考え方
ジャーナリングは、自分の思考や感情を書き留めるプロセスです。これは単なる日記とは異なり、より深い自己探求と問題解決のためのツールとして機能します。ジャーナリングの核心は、「自分ごと」に感じて書くことにあります。つまり、自分自身の内面と向き合い、率直に表現することが重要です。あまり一般的ではないため、ここでは「日記」とも表現することがあります。
慣れないうちはたくさん書く必要はありません。まずは自分の中からふつふつを湧き出てくる感情から記述してみましょう。例えば、「今日つらいことがあった」と簡単なフレーズで構いません。
いやいや、そうは言ってもなかなか書き出せないんですけれども。そんな声も聞こえてきそうですね。そんなときは、無料でも高性能なGPT4oモデルが使えるようになった、ChatGPTを使ってみましょう。まずは難しいことを考えずに簡単なプロンプトでいいんです。
今日日記をつけたいのですが、何も浮かんできません。ヒントを10個ください。
ChatGPT:
日記を書くためのヒントを10個ご紹介します。これらを参考にして、今日の出来事や感じたことを自由に書き出してみてください。
今日の感謝リスト
今日一日で感謝したことを3つ挙げてみましょう。小さなことでも構いません。例えば、天気が良かったことや、おいしい食事を楽しめたことなど。
出会った人や会話
今日会った人や交わした会話について振り返ってみましょう。特に印象に残った言葉や態度、感じたことを書いてみてください。
新しい発見や学び
今日何か新しいことを学びましたか?本や記事からの知識でも、日常生活の中で気づいたことでも構いません。
気分の変化
一日の中で気分がどのように変化したかを振り返りましょう。朝はどんな気分で、午後や夜にはどう変わっていたかを記録してみてください。
みてください。
~中略~
日記を書くことで、自分の気持ちを整理し、内面を深く理解する手助けになるでしょう。
こんな風に、たくさん手助けしてくれます。どうですか?ちょっと気が楽になりましたよね。
その後、一呼吸置いて、なぜつらかったのか、その原因は何だったのだろうか、と少しずつ深掘りしていきます。もし深掘りしていく中で手が止まる、あるいは思い出したくない、ということがあればいったん止めて別のテーマや後日に回しても問題ありません。
夜落ち着いた時間や慣れてくれば日中気掛かりなことができたときなど、あらゆるシーンで書き留めて、深く見つめてみると冷静に物事を見つめるスキルが徐々に付いてきます。
これを続けると、「言語化」することに慣れてきます。言語化することが容易になってくると、人に伝えたるときにその人に合った伝え方ができるようになってきます。また人から聞くときもいまいち何を言っているのかわからないときも、「あ、このひとは実はこういうことがいいたいんだ」ということが理解できるようになります。つまり、日常の生き方が楽になります。
効果的なジャーナリングの実践方法
定期的な習慣化
ジャーナリングを効果的に行うためには、定期的な習慣にすることが重要です。毎日ほんの少しでも書くことで、深く考える習慣が身につきます。テーマ別のジャーナリング
特定のテーマに焦点を当てたジャーナリングも効果的です。例えば、感謝のジャーナル、目標設定のジャーナル、問題解決のジャーナルなど、目的に応じて使い分けることができます。自由な表現
ジャーナリングでは、文法や構成を気にせず、自由に思考や感情を表現することが大切です。これにより、より深い自己理解につながります。振り返りの時間
ときどき過去のジャーナルを読み返すことで、自分の成長や変化を確認することができます。これは自己肯定感を高める効果があります。
ジャーナリングは、自己成長のための強力なツールだと思います。定期的な実践と適切な方法を用いることで、自己理解を深め、個人的な課題の解決や目標達成をサポートする効果的な手段となります。自分に合ったスタイルを見つけ、継続的に取り組むことで、その効果を最大限に引き出すことができるでしょう。
✨生成AIを活用したジャーナリングの方法
さらに、少し発展編としてジャーナリングで書き出したことを、ChatGPTなどに入れて講評してもらうのも第一歩としてよいかと思います。自分だけの目線、観点に加えて、ChatGPTの回答を得ることで新しい発見があると思います。
私のジャーナリング内容を見て、10の観点からアドバイスしてください。
などと、まずは簡易なプロンプトをいれて、その下に書き出した内容をコピペすることで構いません。「10の観点から」と入れれば、勝手に10個の論点、観点を挙げてくれますので、慣れないうちは気持ちよく丸投げしちゃいましょう。
さらに慣れてくれば、下記のような使い方も可能ですので、また後日ご案内いたしますね。
コンテキストに基づいた質問生成
感情分析と洞察の提供
パーソナライズされたフィードバック
感情分析とAIセラピー
アイデアの壁打ち
生成AIを活用したジャーナリングは、自己反省と個人的な成長を促進する新しい可能性を提供します。しかし、その効果を最大限に引き出すためには、適切な使用方法と倫理的な配慮も不可欠です。まずは技術の進歩を取り入れて活用しながら、個人的な使い方を継続的に模索していきましょう。