またBluesに救われた
気になっていた本を買った。
早速パラパラとめくる。
アーティスト名を、名前をもじった「T-nori」にしてからモヤモヤはあった。
「読みにく呼びにく親しみにく」の負の三つ揃。
悩むのは、中学から呼ばれてた「ガンちゃん」をアーティスト名にするかどうか。
苗字から来てる呼び方で、登校拒否上がりの中学からやしなーと。
届いて直ぐにパラパラとめくり、一番好きな曲から読む。
Bluesに呪われた中1から好きで歌ってきた、Hoochi Coochie Man。
その歌詞の中にあった「gun」。
これを見た瞬間、なんかモヤモヤが取れた。
スラング的意味もいい。
ってことで、T-nori改めGunと名乗ることにした。
がんちゃんorがんさん、お好きなように呼んでちょ。
まあ、「てぃーのり」とか、呼びにくいわな💦
親父と漢字が一文字違いやったこともえり、T-noriにしたんやけど、まあ呼び&読みにくいわな。
中学の頃、ギターを触ってて、なんかカッコつけて、洋楽を聴いてみたりなんかしてさ。
Eric Clapton好きな30個年上の友人?心の師(父の同級生)から、CDを貸してもらって。
それからB.B.kingとか聴き出して。
ずっぽり黒人音楽にハマっていったんよ。
中一の3学期から中3まで、イジメられて登校拒否して。
今思うと、ホンマなんで立ち向かわんかったんやろと思うけど。
小学生の頃に見た19時代のTVドラマで、やり返したら親に仕返しにこられて、家に火をつけられたみたいなのがあって、自分に仕返しされるならいあけど、家族にってなると、ってやり返せん部分もあった。
もちろん、多勢に無勢やから、怖かったのもあったんやろけど。
まあ今なら気にせんと、しばくわな。
っと、話はずれた。
で、そんな時期にひたすら聴いてたのがBluesで。
Bluesは青達…やなくて、ブルーなこと達ってことらしい。
「今日はブルーな日やわ」とか「嫌なことがあってブルーやわ」って使う例のアレ。
黒人差別が酷い時代、酒場に集まって、みんなで嫌なことを歌って笑って酒飲んでってしてたのが、起源とか。
歌詞もおもろくて、いわゆるサザエさん現象もこの頃から歌われてた。
「月曜が嫌だー、嵐だー」的な。
そんな歴史もあったからか、すんごく好きになって、いつしか僕はBluesに呪われてた。
まあ何か霊的な「効果」のない、高価な壺を買ったわけでないし、損はないやろう。
あ、でも高いギターは…
しばらくギターも弾いてなかったけど、歌って弾いて飲んでを、またやろうかね。
何にせよ、自分のアーティスト名にまで影響を与えてくれたなんて、すごく幸せな呪われ方なんかもなって、思う。
またBluesに救われたし、ずっとあったモヤモヤが晴れた。
呪いもこうなると、救いやな。
参考文献
「意味も知らずにブルースを歌うな!小出斉著 リットーミュージック」
この存在に感謝☺️