エセチャリダーとバス Vol.4
ベラクルスで自転車旅を続ける自信が無くなり、いつも通り自分に甘くなっていた。
しかし、自転車を止めるとなると移動手段だった物が、ただの荷物になってしまい面倒くさいなど最低なことを考えていた。しかも、荷物は自転車に積むことを想定した量であるため、バックパッカーの許容量を超えた重量になっている。50kg以上の荷物を背負って街を歩くのは現実的ではない。自転車に乗っている時よりも汗だくになって街を徘徊するなんて笑えない。
そこで、我が人生のターニングポイントとばかりに考え抜いた末、自