Balatro 完全攻略(Gold Stakeクリア)
24.04更新
この記事で用いる略語
Mult: 倍率+x(加算) M-Mult: 倍率×x(乗算)
Rank:カードの数字 Face: J(11),Q(12),K(13)
Suit: 柄(ハート,ダイヤ,クローバー,スペード)
Destroy: 破壊(デッキから除外)
Change: 変更(RankUp,SuitChange,Transform)
Seal: シール(蝋印) Enchant: カード強化
Edition: エディション(キラカード)
指針
1. 乗算(×)で点数を稼ぐ
Balatroのスコア計算式は以下のようになっている。
1より大きい乗算(×)は,同じ数の加算(+)に比べて,スコアを伸ばせる。
例) 500+2=502 500×2=1000
1より大きい乗算は,繰り返すほどより大きくスコアを伸ばせる。
例) 500×(2×1.2)=1050 500×(2×1.2^3)≒1728
Balatroでは,Chipsの加算,Multの加算,M-Multの追加ができる。
Anteが増えるごとに,Blindの目標スコアが跳ね上がるので,Jokerを増やし,それに特化した役のPlanetで役のLvを上げ,M-Multを集める必要がある。
以上のことから,以下のように進めるのが基本となる。
クリアできないパターンは以下の通り。
①序盤にMultが足りていない
②中盤に$が足りず,役に適したJoker/Planetを集められない
③終盤にM-Multが足りない
④Boss-Blindの制限がプレイ方針を大きく妨げるもので回避できない
これらを意識すれば,8Anteクリアは難しくない。
例えば,思うように揃わない序盤にMultを稼ぐには,以下の役に関わらず発動するJokerが非常に強力である。
ただし,これらは役特化のJokerに比べてMultが稼げないので,十分通用する間に,中盤に備えるための$を貯める必要がある(2.)。
2. $を貯めて使う
目的のJokerを集めるためには,ShopのReroll(=>$5)が必要になる。
しかし,1回のBlind defeatで手に入る$は基本3~5なので,考えなしに序盤にRerollしてしまうと,あっという間に$が尽きる。
したがって,序盤が安定したら,$を増やすことのできるJokerを探すといい。Rerollコストを減少させられるJokerやVoucherも重要になる。
Rerollは,同じShopで繰り返すごとに,要求される$が1ずつ増えていく。
例えば,Reroll buffがない状態で4回Rerollすると,$26(=5+6+7+8)ものコストがかかり,現実的ではない。
そのため,Rerollに関するJokerやVoucherを,中盤にかけて集めていく必要がある。
例えば,VoucherのReroll Surplusを2回取ると,同じ2回のRerollでも,$10(1+2+3+4)と,$16節約できる。
他に,JokerのChaos the Clownは初回のRerollが無料になるため,ShopごとにRerollを1-2回するようにすれば,費用を大幅に抑えて目的のUpgradeを探すことができる。
また,Challengeクリア後に,所持している$5ごとに$1のinterestを受け取ることができる。(基本: interest=<$5)
したがって,次のBlindがクリアできそうなら,$25未満の所持金での浪費は控えるべきである。
また,BlindをSkipすることで,様々な効果を持つtagを入手できる。
1つ先のBlindのクリアに余裕がある場合,tagの種類によってはskipするほうがよい場合がある。
Skipを行うことで得られる$について,以下のtagが関係している。
$を貯める意味でも,序盤にパックを開けすぎるのはよくない。
序盤はデッキの改変がほとんど行われておらず,高い役を狙い続けるのは現実的ではない。そのため,Planetを序盤に集めすぎると,JokerのMultが足りずに失敗しやすい。
序盤からTalotで役に寄せたデッキの改変を行っても,中盤で狙いの役のJokerが手に入るかどうかわからない。中盤で手に入ったJokerで指針を決めてからTalotで寄せ始めたほうがよい。
対して,Cardが手に入るパックはある程度は序盤から集めてもよい。
Packから出るCardのEnchantは強力なものが多く,カードが引ければ単体で効果を発揮するものがほとんどなので序盤でも活かせる。
中盤以降のTalotでそれを複製することで,強力なデッキとなる可能性が生まれる。
ただし,序盤に適したJokerを入手するほうが生存率が高くなることに留意すること。
中盤以降の$25を超えた分の$は必要以上に貯めない方が良い。
Rerollを同じターンに3回以上行うことは現実的ではなく,Shopに並ぶものの総額のインフレは起こらないので,例えば$70を持っているメリットがさほどない。
$を貯めることに集中しすぎて,終盤のBlindをクリアできなくなるのは本末転倒。
3. 役とRankを意識する
改変していないデッキのPokerで作りにくい順に並べた役は以下の通り。
序盤に4カード,フルハウス,フラッシュ,ストレートを意識しすぎると,目的の役を狙ってDiscardしすぎてゲームオーバーになってしまう。
そのため,3カード,2ペア,1ペアをバフするJokerを,序盤は優先的に取ったほうがよい。(ストレートも可)
逆に4カード,フルハウス,フラッシュをバフするものを取りすぎると,序盤に詰む可能性が高まる。(ストレートフラッシュは論外)
Balatroのルールに関しては,3カードが他の作りやすい役に比べてスコアの面で優遇されている。2ペアはJokerのSpare Trousersが取れれば強いが,取れないとインフレについていけない。
以上のことから,中盤から終盤にかけて,TalotでRankを絞って,3カードから4カード系のJokerに移行していくのがおすすめの戦略となる。
Rankを絞るうえで,作った役に関わるカードについて,そのRankの数値がChipsに加算される仕組みがある。(Faceはすべて10点,Aceは11点)
そのため,基本的にはFace(JQK)&1を残す形でRankを絞るのがよい。
ただし,Jokerには特定のRankをバフするものがあり,それが引けた場合はその限りではない。
4,10のRankに関わるJokerに強力なWalkie Talkieがあるため,優先してDestroy/Changeするのは2,5,6,7,8がよい。3,9はTalotのStrengthでRankUpしてそれぞれ4,10にできるので,優先度は少し下がる。4はChipが少ないので,よりアグレッシブに3,4をDestroy/Changeしてもよい。
4.Talotによるデッキ改変
Talotは,ShopやThe Foolで入手しSlotに入れておける場合は,Pack開封時ではなくPoker中に使用したほうがよいものが多い。
スコアが思ったより稼げないときに,最後の手助けになる場合がある。
(後述の中で,The Hanged manのみ,Pack時に使用したほうがよい)
Death(左のカードを右のカードにTransformさせる)
Card Packで得られたEnchant,Seal,Editionカードを増やすことがメイン。
終盤ではEnchant,Seal,Editionが2つ以上ついたカードにTransformしたい。
The Hanged Man(2枚Destroyする)
目的のカードが手札に入る確率を上げる。Rankが2,5,6,7,8のカードを優先。(次点で3,4,9)
終盤では,目的の役に関わらないEnchant等がないカードにも使う。
ただし,狙う役が4枚以上必要な場合は,残りデッキ枚数に注意すること。
Strength(2枚のRankを1UPさせる)
4card系に進むのなら必須。目的のRankを増やし,目的でないRankを減らすことができる。序盤~中盤は 9優先で,10,Jに使ってQを増やすと良い。
The Fool(前に消費したTalot/Planetをコピー)
①The Hanged Man ②Death ③Strength ④Enchant付与系のTalot の順で優先させるといい。
目的のEnchantカードが選択肢に現れるように,デッキ圧縮→コピーでそのカードの割合を大きくすると,Talot Packの価値が上がる。
Enchant系Talot(選択したカードにEnchantを付与)
序盤: The Chariot(Steel) ,The Empress(Mult) ,The Hierophant(Chips)
終盤: Justice(Glass),The Chariot(Steel) ,The Hierophant(Chips)
の順で基本優先。これらは状況にあわせて優先度が変動する。
おすすめJoker
序盤
無条件Mult
Joker,Misprint,Gros Michel,Popcorn
軽条件Mult
Mystic Summit(残り0 Discard),Shoot the Moon(Q keep)
Fibonacci(Ace,2,3,5,8),Smiley Face(Face),Even Steven(2,4,6,8,10)
Abstract Joker(Jokerの数),Swashbuckler(左側にあるJokerの合計$)
Jolly Joker(ペア) ,Spare Trousers(2ペア・蓄積)
Half Joker(3枚以内の役)
Suit系Mult
Gluttonous Joker,Onyx Agate,Greedy Joker,Lusty Joker,Wrathful Joker
$貯金
Rocket,Matador,Egg,Golden Joker,Rough Gem,Gift Card
中盤
M-Mult
Cavendish,Hologram,Ramen,Joker Stencil,Steel Joker,Campfire,Throwback,Ancient Joker
役系M-Mult
The DuoCard(1ペア) The Order(ストレート) The Trio(3カード)
The Family(4カード) The Tribe(フラッシュ)
Sharp(Challenge中に同じ役)
終盤
M-Mult(大)
Yorick,Hit the Road,Driver's License,Blackboard,Triboulet,Baron
参考.スコアの見積もり
Final Bossの目標スコア
試算の条件
8AnteのBoss時点で,特定の5Handsが達成できる現実的な状況として,以下のように仮定して計算する。
試算の結果
それに加えて,Chips+100,Mult+10がJokerによって加算できるとする。
比較: Chipsの加算がなく,Mult+15のみ加算される場合を併記する。
必要なM-MultのJokerの試算
先程の結果より,25万をJokerのM-Multを除いたFinal Scoreとして,どの程度のJokerのM-Multが必要なのか計算する。
小M-Mult: *1.2 中M-Mult: *1.43 大M-Mult: *3 とする。
大M-MultはPurpleでのみ考える。(それ以外では1枚持っているだけで達成)
BaseはBig以外では,条件以上の追加のM-Multは必要ない。
(Bigの場合,小M-Multが1枚必要)
Greenは,小M-Multが2枚必要。
(Bigの場合,小M-Multが1枚+中M-Multが2枚必要)
Purpleは,大M-Multが1枚か,中M-Multが3枚必要。
(Bigの場合,大M-Multが1枚+中M-Multが3枚必要)
参考:最終Stakes(Gold)クリア時の解説
Checkerd Deck(スペードとハートのみ)を使い,ハートに寄せるFlashデッキ。できるだけTalotをShopで引き,スペード3枚をハートに変換しつづけるとともに,高いRankをMult Cardに,低いRankをSteal Cardに継続的に変換した。
Voucherは以下の3点を意識してピックした。
①Shopの$消費を抑える(25%オフ,リロール$3~)
②事故率を下げる(Hands+1, Poker Hand+1)
③Shopの価値を高める(Edition確率UP,Talot確率UP)
Jokerは,Chips,Multを確保しつつ,M-Multを大量に保有した。
Poker HandsはFlush特化。Discardがないときだけ,次の手がFlushに近づくように別のPokerを使用。Talot重視のため,Planetsはほとんど取らなかった。
クリア後はAnte10のBossで,Extra Large bindを引いて終了。