白魔道士の使い方(ヒーラー初心者から上級者まで)
はじめに
私はFF14を幻術士(白魔道士のクラス時代の名称)で開始して1年と少々が経過しました。メインストーリーの踏破はもちろん、極や零式といった高難易度や絶も白魔道士で攻略してきました。
まったく使いこなせなかった初心者の時代から先人の方々が残していただいた使い方ガイドなどを見ながら日々研究を重ねて今日に至ります。
今回は、そんな自分なりのピュアヒーラー「白魔道士」の使い方や、ヒーラーの仕事を紹介したいと思います。
特に、下記のようなお考えをしている方に目を通していただけたら嬉しいです。
白魔道士をメインジョブにしたい方。
サブジョブでヒーラーを触ってみたい方。
白魔道士を使いこなして高難易度を攻略したい人。
※この記事のスキルの使い方やヒールの考えは、すべて私個人の独断に基づく意見です。
その他上手い白魔道士さん方々とも考え方が異なる場合もありますので、そのへんにいる一ユーザーとしての意見だと汲み取っていただけたら幸いです。
そもそもピュアヒーラーとは
ヒーラーには大きく分けて2つのジャンルに分けることができます。
・ピュアヒーラー … 白魔道士、占星術師
・バリアヒーラー … 学者、賢者
今回紹介する白魔道士は上記の通りピュアヒーラーです。
ここで、ピュアヒーラーとバリアヒーラーについてそれぞれどのような役割なのかを簡単に説明します。
ピュアヒーラーは分かりやすく言えば「減ったHPを全て戻すヒーラー」です。
バリアヒーラーは「相手の攻撃を軽減(≒バリア)で防ぐヒーラー」です。
4つのヒーラー全てがそれぞれの要素(HPを全て戻すこと、軽減を入れること)が出来ますので、通常のIDや極くらいの高難易度コンテンツでしたら片方のヒーラーのみで対処することが出来ますが、零式や絶になってくるとそれぞれの役割のマスターであるピュアヒーラー、バリアヒーラーがそれぞれ1名ずつ必要になってきます。
ここでは、白魔道士は「全体攻撃などを受けたパーティのHPを、次の攻撃が来るまでに全快に戻すこと」が仕事・役割だと考えてください。
白魔道士の特徴
ここでは、白魔道士の特徴をメリット、デメリット含めて紹介したいと思います。
メリット
爆発的な回復力がある
白魔道士には、一度の大量のHPを回復できる魔法やアビリティが多いというメリットがあります。全体攻撃が来るのに相方ヒーラーが戦闘不能の状態だったり、手持ちの回復スキルやMPが枯渇しているときでも何とかすることが出来るのが最大のメリットです。
バーストを自分のタイミングで行える
これは白魔道士に限らず、シナジーアビリティを持っていないジョブに共通することですが、白魔道士のバーストアビリティである「神速魔」はいつ入れても大丈夫です。
厳密には、120秒ごとにリキャストで入れていくことが最大火力につながりますが、自身のタイミングが変わるだけで他のメンバーへの影響はありません。
また威力1240を誇る白魔道士の最大火力の魔法「ハート・オブ・ミゼリ」は無詠唱魔法です。もちろんパーティメンバーのシナジーが入っているバースト中に入れることが理想ですが、無詠唱のため移動のために使うことや、アビリティを多く挟みたいタイミングで使うなど活用方法は多種あります。
このような点から、白魔道士はヒーラー入門におすすめなジョブだと思います。
デメリット
軽減が少ない
ピュアヒーラーというジョブの性能上仕方がないことですが、ヒーラーの中で軽減が最も少ないジョブです。全体軽減は「テンパランス」のみで、零式や絶などで最大HPを超える全体攻撃が来るときにバリアヒーラーが戦闘不能だったり、他ジョブの軽減アビリティが足りないときに為す術はありません。
自分に付与されるバフが多い
これは意外と気付きにくいデメリットなのですが、白魔道士のアビリティの多くが自分に付与されるバフです。
これがどういう意味かというと、自身が戦闘不能になったり、マップを移動される特殊エリアの場合に一切の効果が発揮できなくなるということです。
例えば、レベル90で取得できる白魔道士最強の回復アビリティである「リタージー・オブ・ベル」は設置後のバフが自身に計上されます。そこで設置直後にギミックミスなどで自身が戦闘不能になってしまった場合は、残っているベルのスタック数に関わらず消滅してしまいます。
このように効果時間が長いアビリティでも、自身がいなくなることで無駄になってしまうという仕様はややデメリットと言えます。
スキル紹介
白魔道士のスキルについて、ざっくりと回復・攻撃の2種類に区分して取得レベル順に紹介していきたいと思います。
各スキルの簡単なコツなども一部紹介したいと思います。
回復系スキル
ケアル(レベル2)回復力:500
白魔道士が最初に覚える回復魔法です。単体のHPをヒールする魔法ですが、1GCDの詠唱で入れるにはやや弱い回復力のため、高難易度ではあまり使用する機会はありません。
自身が戦闘不能から蘇生した直後でMPが枯渇しているときに特定の単体のHPを戻したい時などには使えるので、ホットバーの片隅に置いておくと役に立つかもしれません。
メディカ(レベル10)回復力:400
自身の15m範囲のパーティメンバーをヒールすることが出来る回復魔法です。高難易度でも非常に重宝する魔法です。
後述するメディカラよりも回復の瞬発力があり、ケアルガよりも範囲が広いためとても優秀な魔法です。
レイズ(レベル12)
回復ではありませんが貴重な蘇生魔法です。他のヒーラーとも同じスキル内容になるので特に説明する点はありません。
詠唱時間がとても長いので、使用する際は迅速魔を使用しましょう。
ケアルラ(レベル30)回復力:800
ケアルよりも回復力が増えた単体ヒールの魔法です。手持ちのアビリティやリソースが少なくて特定のメンバーのHPを戻す必要があるときに使用します。
ケアル同様に高難易度で使用する機会は少ないですが、相方ヒーラーが戦闘不能の時や、予期せぬダメージを受けているメンバーがいるときに咄嗟に投げれる魔法のためホットバーに登録していつでも使用できるようにしましょう。
リジェネ(レベル35)回復力:250×6
いわゆるHoTスキル。継続回復効果を与える魔法です。次に攻撃が着弾するまでに時間がある場合に入れることで、上記紹介したケアルやケアルラよりも総合的な回復力は多くなります。
またインスタント魔法(無詠唱)のため、移動しながらでも入れられるのがこの魔法のメリットです。ギミックの処理中で移動しながらタンクのHPをケアすることが必要な場合などはリジェネを入れることで移動をしながら回復もすることが出来ます。
ケアルガ(レベル40)回復力:600
ケアルガというと、FFの過去シリーズでもおなじみの白魔道士最強の回復魔法ですが、FF14では実はそこまで強くはありません。
対象の範囲10mに回復する効果ですが、消費MPが1500と非常に高く連発は禁物です。また、戦闘コンテンツにおける10mは想像よりも狭いです。
しかし、効果内容は対象とその周囲をヒールする点が魅力的な魔法です。
自分の周りではなく、パーティメンバーを対象とすることが出来るので、自身が離れていても回復したいメンバーが集合している状況でも使用できるのでテクニック次第ではとても有効に活用できます。
メディカラ(レベル50)回復力:250+150*5=1000
白魔道士を触っていない方でも名前を聞いたことがある(偏見)な有名な回復魔法です。周囲20mにHoTを入れることが出来ます。言わずもがなですが、高難易度では欠かせない必須魔法です。
特徴として、詠唱の着弾にも回復があるという点です。それに加えて15秒間のHoTを完走することで合計1000の回復力を周囲のメンバーに与えることが出来ます。この回復力は、ケアルラやケアルガよりも勝るので、瞬発的な回復を求めていないのであればメディカラの方が有効です。
HoTである都合上、連発をすることは得策では無いのでなるべく避けましょう。
ベネディクション(レベル50)回復力:∞
白魔道士の特権とも言える全HPを回復させる最強のアビリティです。
タンクのHPが強攻撃で激減している時や、特定のメンバーがギミックミスをしてHPが凹んでいる時に差し込んで助けることが出来ます。
リキャストが180秒のため、使用するタイミングは慎重に判断する必要があります。スキル回しに固定化させるよりは、緊急時に助けるためのアビリティと考えておくことをおすすめします。
ハート・オブ・ソラス(レベル52)回復力:800
FF14らしい白魔道士の魔法といえる「ヒーリングリリー」を消費して回復する優秀な魔法です。
後述する「ハート・オブ・ラプチャー」にも共通しますが、ヒーリングリリーを消費する魔法はすべて無詠唱です。移動をしながら使用することや、複数アビリティを入れることも出来るので非常に使い勝手が良いです。
またこちらも後述しますがハート・オブ・ソラスやハート・オブ・ラプチャーは詠唱するごとに「ブラッドリリー」を貯めることが出来るのでこれを詠唱することは火力を損失せずに移動することも出来てメリットが多いです。
回復力は800と、ケアルラと同等のため非常に高いです。ヒーリングリリーのスタックに余裕があるときは優先的に使用しましょう。
アサイラム(レベル52)回復力:100*8(*1.1)=880
範囲15mにいることで、継続回復をすることが出来るドームを設置するアビリティです。高難易度では必須です。
基本的な使用方法はHoT効果のあるリジェネやメディカラと同様に、時間をかけて回復するタイミングで使用します。設置範囲は6.4で広くなったので多くの場合ではボスをターゲットに設置して問題ありません。
また追加効果が大変強力です。「範囲内にいるメンバーの回復力を10%アップさせる」というヒーラー屈指の回復力アップ効果が付与されます。
これを回復が大変な場面で使用することで、アサイラムのHoTに追従して詠唱ヒールも回復力がアップするため、相方ヒーラーが戦闘不能でも耐えることが出来る状況を生み出せます。
テトラグラマトン(レベル60)回復力:700
アビリティで単体回復が出来るヒール手段です。回復力は700とやや強力なので咄嗟のヒール目的で有効です。
またアビリティである特性上、詠唱魔法に合わせることで迅速な単体回復を実現することが出来ます。
しかし、現状はリキャストが60秒でスタック数が1のため、乱用することは禁物です。ギミックミスをしているメンバーや回復漏れをしているメンバーへの救済策として温存しておくことも有効です。
ディヴァインベニゾン(レベル66)回復力:500相当
白魔道士が唯一所有しているバリアです。レベル90では2スタック所有しています。
これをいかに駆使出来るかどうかが、白魔道士の練度に大きく関わってくると考えます。
こちらもテトラグラマトンなどと同様にアビリティのため、迅速な回復目的で使用することが出来ます。回復力500相当のバリアということは、無詠唱でケアルを入れることに匹敵します。それを30秒に1スタック使えると考えると非常に強力な効果です。
こちらの有効な活用術は後述しますが、基本的な使用方法はタンクの強攻撃に入れると考えておいて問題ありません。
インドゥルゲンティア(レベル70)回復力:200
こちらも上記ディヴァインベニゾン同様に白魔道士には欠かせない最強のアビリティです。
範囲回復魔法であるメディカ、メディカラ、ケアルガ、後述するハート・オブ・ラプチャーを効果時間内に使用することで回復効果を発揮します。
とても痛い全体攻撃が連続するときに入れることで、上記範囲回復魔法に上乗せした回復力を提供することが出来ます。短い効果時間で要求されるヒールを実現することが出来るので、高難易度では必須のアビリティです。
リキャストは60秒のため、比較的融通を効かせて発動することが出来ます。
ハート・オブ・ラプチャー(レベル76)回復力:400
高難易度では最も使用する回復魔法です。ハート・オブ・ソラス同様にヒーリングリリーを使用して発動します。
無詠唱で20m範囲内のメンバーに回復力400(メディカ相当)のヒールをすることも出来て、移動中のGCDを動かす用途でも使用することが出来るので使い勝手は大変良いです。
しかし移動目的で乱用しすぎると必要なヒール場面で足りない状況も発生するのでヒールリソースとの相談も必要になります。
90レベルの高難易度は基本的にハート・オブ・ラプチャーでヒールをすると考えて問題ないです。
テンパランス(レベル80)
白魔道士唯一の全体軽減アビリティ。羽が特徴的な可愛いエフェクトです。
10%軽減と同時に付与されるのが「自身の回復魔法の回復力を20%アップさせる効果」です。
注意事項としては、回復魔法に限定されているので、アビリティは適用されません。
全体攻撃用の軽減として使用しながら、その減ったHPの戻しでハート・オブ・ラプチャーやメディカラを使用する時に相乗効果が期待できます。
効果時間も20秒と他のジョブの軽減よりも比較的長いため、全体攻撃後のタンクへのオートアタックも含めてケアが出来るので大変優秀なアビリティです。
アクアヴェール(レベル86)
単体軽減アビリティです。その効果は15%と破格の軽減率です。
多くの場面で使用されるのはタンク強攻撃ですが、HPが凹んでいるDPSに差し込むことも出来ます。
リキャストは60秒のため慎重に使わないとタンク強攻撃で使用する場面で戻ってこない状況もあり得るので基本的にはディヴァインベニゾンを差し込み軽減として活用することをおすすめします。
リタージー・オブ・ベル(レベル90)回復力:1000~2000
レベル90の「お花」とよく呼ばれる設置型アビリティです。
こちらもアサイラムと同様にボスをターゲットして設置して問題ありません。
設置した20秒間の間に自身が被弾するごとに400の回復力を範囲のメンバーに与えます。5スタックの用意がありますので、すべて発動すれば回復力は2000という爆発的な数字です。
時間内に被弾しなくても、経過後に自動的に回復力200で残っているスタック数を乗じて回復します。
強力な効果として「効果時間中に再使用することで、残りのスタックを全て消費して即座に回復させることが出来る」という内容があります。
これを有効に使うことで、即座に全体回復をさせたいときに自由に発動させてヒールをすることも出来るので、ヒールの幅が大変広いアビリティです。
攻撃系スキル
グレアガ(派生:ストーン→ストンラ→ストンガ→ストンジャ→グレア)
白魔道士の最も火力源となる詠唱攻撃魔法です。
基本的にこれを撃ち続けることが火力に直結します。
ディア(派生:エアロ→エアロラ)
全てのヒーラーに用意されている継続ダメージ(=DoT)魔法です。
30秒間継続ダメージを与え続けることで高い威力を発揮できます。
高難易度においては基本的に入れ続けることが必須となります。
また、ディアの特徴として着弾にダメージがあることです。
そのため、得策ではありませんが移動を余儀なくされるもののヒーリングリリーが無い場面で使用するとGCDが完全に止まっているよりは火力に貢献が出来るので最低限許されるかもしれません。
グレアガの威力310と比較をすると、ディアは着弾も継続も威力65なので5チック(15秒)以上使用することが出来る場合は入れることで火力をより高く出すことが出来ます。
神速魔(レベル30)
直接的な攻撃スキルではありませんが、火力向上に直結するアビリティのためこちらに記載しました。
詠唱時間を20%短縮することが出来る白魔道士のバーストスキルです。
これを他ジョブのシナジーが入っている間に入れることでグレアガの回数を増やすという点が狙いです。
リキャストは他のシナジーと同様に120秒なので開幕のバーストで入れることが出来れば以降ズレることなく回すことが可能となります。
神速魔の実行中にGCDヒールを入れることが必要な場面もあると思いますが、ヒールをしても神速魔を入れることは遅らせたくないです。
ホーリガ(派生元:ホーリー)
範囲攻撃をすることが出来る魔法です。威力は低いので3体以上攻撃をする場合に有効になります。
追加効果として、スタンがあります。この効果はIDなどで有効になります。
また特筆すべきメリットは2つあります。
1つは詠唱が長いためボスが殴れない時間が発生して、再登場まで時間があるコンテンツでは再登場(ターゲット出来るタイミング)の直前で詠唱しておくことでマイナス1GCD分の火力を貢献することが出来ます。
(置きホーリガ、とか呼ばれたり呼ばれなかったり)
もう1つのメリットは自身の範囲を対象とすることです。
敵をターゲットしないので、敵からの視線や自身の方向を指定されるギミックではそれをキープしながら詠唱することで攻撃を止めることなく処理が出来ます。
(尤も、そのようなタイミングではヒーリングリリーを使用したり詠唱ヒールをしたりする場面の方が多いですが)
アサイズ(レベル56)威力:400、回復力:400
白魔道士の攻撃兼回復アビリティです。どちらに注目しても大変優秀な威力を誇ります。
40秒のリキャストごとに使用することで火力の貢献に役立てることが出来ます。また、ギミックに応じて使用することでヒールの後押しをすることも出来ます。
基本的には攻撃目的での使用を考えて、リキャストで使用することをお勧めします。絶のヒールチェックではヒール目的で使用することもありますが珍しいパターンです。
また、威力400で範囲攻撃である点に注目します。
範囲攻撃で高火力のスキルは本来、2体目以降には威力減衰が発生しますがアサイズは全員共通で威力400を発揮します。最強です。
2体以上の敵に攻撃したいところでは、自身からの範囲になるので間に立つなど、距離感を意識しましょう。
ハート・オブ・ミゼリ(レベル74)威力:1240
ヒーラーはもちろん、DPSの中でも通用する最強火力の魔法です。
ハート・オブ・ソラスとハート・オブ・ラプチャーを3回使用して貯めることが出来る「ブラッドリリー」を消費して使用します。
一見爆発的な火力技だと見えますがこの数値には意味があります。
ハート・オブ・ミゼリを使用するにはヒーリングリリーの2種類の魔法を3回使用しなければいけません。つまり、3GCD使用してから権利を手に入れます。
グレアガの威力が310ですので、3回分+ミゼリの1GCDを計算すると、
310×4=1240ですので、数値上はグレアガを4回撃つのと変わりません。
ブラッドリリーが溢れないように管理しながら進めれば、火力面ではグレアガを撃ち続けていることと同義です。
しかし、1GCDで入れる火力としては最強クラスなので、シナジーが入っている間に撃つのが理想です。
ヒールワーク:初級編(はじめての高難易度)
ここからは、上記紹介してきたスキルを使った高難易度で実施すべきヒールワークについて説明します。
まずは、白魔道士を使って極や零式などを初挑戦する時のヒールワークについてです。
結論は、「HPが減ったら全快まで戻す」ことを意識しましょう。
それ以外の時間はグレアガやディアなど、攻撃魔法を入れて大丈夫です。
本来のピュアヒーラーである白魔道士の一番の仕事は前述したとおりに「回復」を徹底することです。
具体的な考え方としてハート・オブ・ラプチャー(以下、ラプチャーと略します)を基準にします。
HPが減った後にラプチャーを入れます。
これで戻らない場合に、アサイラムを置いたり、メディカラを詠唱したり回復アビリティなどを駆使してヒールを後押しします。
他にも、移動目的でラプチャーを空撃ちしてスタックが無い場合は同等の回復力を持つメディカに代用してHPを必ず全快させることを意識しましょう。
ディヴァインベニゾンやアクアヴェールはタンク強攻撃で使用する程度で考えておきましょう。
しかし、全快にするのは飽くまで「ヒーラー2人」で行います。1人で戻すには大変なので、相方ヒーラーとの戻し合いで全快を目指します。
初歩的なヒールワークで考えるポイントとしては、パーティのHPバーを見ながらギミック処理をする癖をつけましょう。そうすることで、ギミック処理中にヒール漏れが生じたり、AoEを着弾して予期せぬ被弾が生じたりしたときに咄嗟のヒールを差し込むことが出来ます。
ヒールワーク:中級編(スキル回しを考える)
上記初級編で意識することに慣れてきたら中級的なヒールワークの意識をしてみましょう。
ここでは、零式コンテンツを早期攻略する場合や絶コンテンツを挑戦する場合を想定しています。
大切なポイントとしては「回復力を考える」ことです。
回復力100あたりのヒールを計算しておくことが重要になります。
例えば、IL660(天獄最終装備)前後での回復力100は3000程度のヒールを見込むことが出来ます。
これによって、以下の魔法では各ヒール量が想定できます。
ハート・オブ・ラプチャー(回復力400):12000程度
ケアルガ(回復力600):18000程度
メディカラ(回復力250+150*5):7500+4500*5=30000程度
ディヴァインベニゾン(回復力500相当):15000程度のバリア
これを念頭に置きながら、各コンテンツのギミックにおける被弾量を計算します。そして被弾したHPを回復させるために必要な回復力を逆算して必要なアビリティ、魔法を準備します。
ほとんどのコンテンツではプレイしながら見極めていくことが出来るので上記回復力をガチガチに計算して準備する必要はありませんが、事前準備や復習として計算してみると余分なヒールを削減することが出来るかもしれません。
また、この領域になるとタンク以外に単体軽減を入れることも重要になります。
ヒールを計算する上で、スタックが溢れているディヴァインベニゾンやアクアヴェールを全体攻撃の際にレンジやキャスターに入れておくことで、その後のヒールが楽になることもあります。
また、HPが減った状態でギミックを進行するときにヒールリソースが少ない場合、単体軽減を投げることでその場を助けて落ち着いて全体ヒールをして戻すことも可能となってきます。
これを円滑に入れるには初級編でのパーティ一覧を見る癖を常態化させる必要が出てきます。
このようなヒール計算をすることで出てくる余裕で撃つことはもちろん「グレアガ」です。空いているGCDの全てを攻撃魔法にすることで火力貢献が出来ます。
こういった難易度帯では、ヒーラーにもある程度の火力を出すことが要求されます。そのためにゆっくりとHPを戻す場面ではアサイラムなどHoTを活用しながら攻撃を入れたり、移動をするギミックが多いところではそこでラプチャーを活用してヒールをするなど工夫することが求められます。
ヒールワーク:上級編(火力詰めを意識する)
上記を踏まえた上で、最高火力を詰めるための白魔道士に求められるポイントを紹介します。
それは、「ヒールを減らすこと」です。
火力を詰めるということヒールする回数が減るということになります。
白魔道士で置き換えると、全てのGCDを「グレアガ」にすることが最高火力となります。
しかし、それは当然出来ません。ヒーラーがヒールをしなければ死にます。
その為に、最低限のヒールで済ませる様に努力をして最高火力を捻出することが上級編のテクニックとなります。
前提として下記ポイントが必須となります。
パーティメンバーで軽減を綿密に打ち合わせる
自身の保有しているアビリティを最大限活用する
軽減については、ヒーラーに限らず全ロールが協力しなければならないポイントです。全体攻撃のダメージを全員で抑えながら必要最低限のラプチャーで回復できるように調整をすることが必要です。
また、中級編までは恐らくフル活用が必須ではなかったディヴァインベニゾンやアクアヴェールといったアビリティをほぼリキャストで入れることもヒールを減らすために必要な工夫です。ヒーラーのアビリティは基本的に1GCDに1回しか挟むことが出来ません。そのため、全体攻撃までに複数人のケアが必要な場合は事前に準備する必要も出てきます。
※間に合わないときのテクニックとして、迅速魔→グレアガをすることで次のGCDで2個のアビリティを差し込むことが出来ます。
こういったアビリティをスプレッドシートなどの軽減表でリキャスト管理をしながらヒール計算をしていき、メディカラやケアルガなどのGCDヒールを極力0回にすることが火力計算をしていく上で求められることになります。
この領域になってくると、迅速魔を蘇生目的ではなく移動目的でグレアガに使用することが必要となったり、ギミックで必要となる移動を滑り撃ちで処理したりという技術も必要になります。これらのテクニックは木人でも実施は出来るのでキャストバーを見ながら感覚をつかむことも大事だと思います。
火力詰めをする中で気を付けなければいけない点は「相方ヒーラーにヒールを任せてしまわないようにする」ことです。相方ヒーラーがずっとGCDヒールをしていれば当然自分はずっと攻撃が出来てしまいます。(俗にいう接待ヒール)
しかしそれは上級的なヒールワークとは呼べないでしょう。最高の理想はお互いが最低回数の詠唱ヒールで構成されることです。そのためには相方ヒーラーとの打ち合わせも(場合によってはタンクとの打ち合わせも)必要となるでしょう。
ヒールが漏れた時のDPSに咄嗟にベネディクションや単体軽減を差し込む意識を高めることで、余計なGCDヒールが発生することも無くなるので自身のヒール練度も向上させることが出来ると思います。
また、火力面で言えばパーティのDPSも意識する必要があります。
白魔道士が関係するポイントとしては、「シナジーや薬が入っている間に神速魔やハート・オブ・ミゼリが入っているか」というところだと思います。
(この辺の火力の細かい計算は用意して追記出来たら良いなと思います…)
さいごに
書きなぐりのように述べてしまいましたが、少しでもヒーラー、白魔道士について理解が深まるようでしたら幸いです。
自分自身、絶コンテンツを経験してからも、白魔道士の練度も上がってきた自覚がある程度には奥が深いジョブなのではないかと思います。
この記事も客観的に俯瞰しながら編集したり、都度情報をアップデートすることがありますが、別途更新しながらより最適な白魔道士を理解出来るようになりたいと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
エオルゼアでお会いした際はぜひよろしくお願いいたします。
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