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【FF14】ベネディクションの使い方を考える【白魔道士】


はじめに

白魔道士には、ヒーラーにおいて最強の単体ヒールとも呼ばれているアビリティが存在します。
それは、タイトルにもある通りベネディクションです。
初期から実装されていたり、早期段階で修得出来ることから、白魔道士を普段から触らない方でも名前を聞いたことがある人は少なくないと思います。

白魔道士のレベル50のジョブクエストで修得することが出来るこのスキルは、高難易度に限らず、あらゆる場面で活用することが出来ます。

今回は、メインジョブとして白魔道士を使っている自分なりに考えたベネディクションの使い方を紹介しようと思います。

スキルについて

ゲーム内での説明

スキル内容は単純明快で、対象1人のHPを全回復するというものです。
全回復という表記がその強さを物語っていて、装備ILや自身の衰弱などのデバフ状態に左右されず回復できることが最大のメリットです。

強力な効果である一方、リキャストタイムはヒーラーアビリティの中でも最大である180秒と非常に長いです。

高難易度コンテンツで使用するタイミングによっては1度しか使えない可能性もあり、その有効な使い方を試される非常にテクニカルなアビリティとも言えます。

おすすめの使い方

ベネディクションのおすすめの使い方は、一言で表すと「決め打ちしない」です。
つまり、極や零式といったコンテンツで「このタイミングで必ず使用する」と決めつけないということです。

攻略サイトなどで、タンクの無敵をケアするために確定で使うことを推奨している記事を拝見することがありますが、今回はそのように使わない方法をおすすめしたいと思います。
(もちろん使い方が間違っている訳ではないので、一案としてご覧いただけたら幸いです)

決め打ちしないということは、言い換えれば「もしもの時に備えてイレギュラーが起きた時に使う」ということになります。
考えられる場面として、このようなケースがあります。

  • ギミックミスをしてHPが大幅に減ったキャラクターに使う

  • 蘇生した直後に行動して生還バフが消えたキャラクターに使う

  • 範囲ヒールに漏れて回復が届いていないキャラクターに使う

これらの状況は、高難易度コンテンツでは全体攻撃の直前に起きることが多いです。全体攻撃の数秒前などにHPの少なさに気付き急いでケアルラやハート・オブ・ソラスなどのGCDヒールでは間に合わない場合でも、ベネディクションはアビリティなので間に合わせることが出来ます。

これを有効に活用するためにはヒーラーとして、パーティ一覧のHPやキャラクターの立ち位置(AoEにあたるかどうか)を確認しながらプレイする必要があります。

また、「全回復する」という効果につられて「なるべくHPがジリ貧の時に使わないと損ではないか」と考えることもあるかと思いますが、それについてはそうでもありません。
ベネディクションを使用する判断材料は、以下の通りです。

  • ヒールしたいキャラのHPを戻す時間があるかどうか。

  • 次に対象のキャラが被弾するダメージまでどれだけ足りないか

2項目の不足しているHPを考える点が一番重要なポイントです。
ヒールの計算については、僭越ながら自分が掲載した回復力を考えるという記事をご覧いただけますと幸いです。

HPが足りない分をベネディクション以外のアビリティで補完できるのであれば、そちらを使用してベネディクションは温存するのが賢明です。
テトラグラマトンやディヴァインベニゾンなど、あるいは相方ヒーラーからの差し込みも入るとより確実にケアが出来るのであればそれに越したことはないです。

全員が綺麗にギミックを完遂出来れば使用することなくクリアすることも多々あります。「絶対に使わなきゃいけない、勿体ない」という先入観は一旦排除して、ここぞというときの保険用に構えておくことで救世主になれるかもしれません。

自分がギミックを失敗したときも、しれっと自分に差し込んで無かったことにすることも出来るのでおすすめです。
(たいていのコンテンツでは被弾と同時に付与されるデバフでばれますが)

タンク無敵処理のヒール方法

ここまでベネディクションの使い方を、臨時ヒールとして紹介してきました。
では、攻略サイトなどで紹介されているタンクへのケアとして使用するヒール方法について考えてみたいと思います。

タンクと一言で表しても、ご存知の通り性能は全ジョブ異なります。
その為それぞれに自分が処理しているケア方法を紹介させていただきます。

前提として、無敵処理後のタンクのHPは最大HPの4割程度あれば大丈夫という状況でのヒール方法となります。
これは、無敵処理の直後にギミックが連続するケースが少ないので、よほどイレギュラーなコンテンツを除いてボスからのAAを1回耐えることが出来れば大丈夫という考えに基づきます。

戦士の場合

戦士の無敵スキルは「ホルムギャング」です。
効果は、10秒間HPが1より減ることが無くなります。

無敵効果時間終了後にHPが1のままでボスからのAAが飛んできてしまう場面もありますが、ここではベネディクションは不要です。

戦士には「原初の血気」と「エクリブリウム」という回復効果を備えたアビリティがあります。
原初の血気ではウェポンスキルごとに回復力400を、エクリブリウムは回復力1200に加えて回復力200のHOTが付与されます

エクリブリウムの発動でIL660基準で40000前後のHPを回復できますので、それに原初の血気の回復効果などを考慮すると大幅に回復出来ることが分かると思います。

そのため、白魔道士のサポートとしてはホルムギャングの効果が終了する直前にディヴァインベニゾンを入れたり、追加で入れるとしてもリジェネかハート・オブ・ソラスを差し込む程度で十分です。

ナイトの場合

ナイトの無敵スキルは「インビンシブル」です。
効果は有名なもので、すべてのダメージを無効化します。
(一部無効化されない攻撃もありますが、それは無敵貫通攻撃で他のタンクも一緒なので割愛します)

効果の通りナイトに関してはダメージを一切受けないのでケア不要です。

ボスからの連続攻撃を無敵処理する都合で、初撃だけ被弾してしまったり、逆にスキル発動が早くて最後だけ被弾してしまったりした場合だけ、ディヴァインベニゾンなど余っているアビリティを差し込むくらいで十分です。

暗黒騎士の場合

暗黒騎士の無敵スキルは「リビングデッド」です。
詳細な効果はやや長いので割愛しますが、要約すると「HPが1以下にならないが、10秒以内に最大HP分のヒールをしないと戦闘不能になる」というものです。

このスキルに関しても全回復を要求されるのでベネディクションを使いたくなりますが、もちろん使わずにケア出来ます。

暗黒騎士はHPが1になったときに無敵スキルである「リビングデッド」が「ウォーキングデッド」というデバフに変化します。
この間はウェポンスキルと魔法を使用すると回復力1500分の回復が付与されます。
効果時間の10秒間全てでGCDを回すことが出来れば1500×4=6000の回復力を暗黒騎士自身で補うことが出来ます

しかし、流石に暗黒騎士だけでヒールを任せてしまうと心許なく、下振れたら戦闘不能になってしまうので、テトラグラマトンなどを差し込む程度で十分と思います。
不安でしたら、ウォーキングデッドになったタイミングでリジェネかハート・オブ・ソラスを入れてあげれば問題ありません。

ガンブレイカーの場合

ガンブレイカーの無敵スキルは「ボーライド」です。
効果はHPを1にする代わりにダメージを無効化します。

HPバーが一瞬で空っぽになるので、ヒーラー精神的に即座にベネディクションを入れたくなってしまいますが、こちらも勿論不要です。

まずは、10秒間ノーダメージというメリットを活かしてそこに余っているアビリティがあれば差し込みます。

それに加えて、ガンブレイカーのアビリティである「ハート・オブ・コランダム」と「オーロラ」を使用するといずれも回復が施されます。
コランダムはHPが50%以下になるか時間経過で回復力900が、オーロラは回復力200のHOTがいずれも付与されます。
合計すると1500~1700の回復力を自身で補うことが出来て大きくHPを戻すことが出来ます

タンク2人に同時に強攻撃でコランダムを相方タンクに投げなくてはならない場合などは前者のヒールが無くなりますが、それでもヒーラーからのアビリティを差す程度で十分ケアは可能となります。

このように、ベネディクションを使用しなくてもタンクのHPはケアできることがお分かりだと思いますが、白魔道士だけでなく相方タンクや相方ヒーラーからもケアが入る点を考慮すると、より一層分厚いケアをできることが分かると思います

是非、ヒールワークの参考になれば幸いです。

(参考)絶コンテンツでの決め打ち例

ここまで決め打ちしないベネディクションの使い方の紹介となりましたが、絶コンテンツでは一部決め打ちで使用しないとヒールが回らない場面もありますのでそこを紹介できればと思います。
(尤も、絶はギミックミスしたらほぼ即死なのでベネディクションで救済できるところが少ないという点もあります…)

  • 絶アルテマ…エーテル波動後のMTの線取り2個目

  • 絶アレキ…フェーズ2の2回目フォトンのタンクケア

  • 絶竜詩戦争…オルシュファン(慣れたら不要)

  • 絶オメガ…P5オメガのブラスター対象タンク、最終フェーズはタンクケアで必須

絶はその他のヒールも要求量が多いので、少しでも手間を省くという意味で積極的にベネディクションを決め打ちして軽減表などに落とし込んでおいても便利かもしれません。

さいごに

意外と使い方が周知されていない保険用のベネディクションを紹介させていただきました。
決め打ちをしながら、その他のイレギュラーを他のアビリティで対応できる方はもちろんこの限りではないですが、いかなるHPでも確実に全回復出来るこの仕様は、ワイプを覚悟するタイミングでも挽回する可能性を秘めた素晴らしいスキルだと思います。

見極め方やタイミングは、慣れる必要があると思いますし、メインジョブとして扱っている自分でも日々「ここで使うべきだった(使わないべきだった)」という課題が見つかります。

ただ、使わないでワイプするくらいなら、使って凌いでから後のヒールワークを考える方が賢明だと思います。

こんな最強スキル、黄金のレガシーで2スタックになりませんか?
なるわけないと思いますが少しだけ期待しつつ筆を置かせていただきます。

ご覧いただきありがとうございました。

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