見出し画像

「ドンキーコング(GB)」ハルちん平成ゲーム史Reboot!18

毎日更新、ゲーム史の時間です。
今日は「ドンキーコング」です。ゲームボーイ版です。

パッケージ

①概要

街でポリーンという女性に心を奪われ、ついついさらってしまったドンキーコングを、ポリーンの恋人であるマリオが助ける為に追いかけるお話である。
ピーチ…?そんな先の話のことはしらねぇな…。

最初の4ステージはFC版ドンキーコングと同じ構成が続きます。
有名なドンキーが樽を転がしてくる坂道を登っていく一面、炎とバネをかわしながら足場を乗り継いで行く二面、たくさんの敵をかわしながら梯子を上っていく三面、ドンキーの足場を破壊してトドメを刺す四面。

FC版はこれをクリアすればまた完全クリアで、また一面から始まるのですが、GB版は一味違います。この後にあと全9面、100以上のステージの間、ドンキーとマリオの追いかけっこが続きます。
このボリュームはゲームボーイとは思えない凄い量ですね。

最初の4面以外では、ある一つのルールを満たすことでクリアになります。
それは、ステージに落ちている鍵を持って、鍵付きの扉に触れることです。
このあたりの設定はワールドに引き継がれてたりしてそうですね。

見ながら描いたとは思えない、ステージ見本。


鍵はステージごとに所定の位置にあり、マリオが持っている間はそのままですが、一定時間放置したり穴に落としたりすると、最初にあった場所に戻っていきます。
ある意味で詰み防止ではあるのですが、鍵を地面に置いていられない点はなかなかにきついです。

基本はパズルのような面構成が多く、ステージごとにあるたくさんのギミックや敵の挙動を使って進めていきます。
例えば、足場や橋、ジャンプ台などを好きなところに一定時間配置できるブロックが一番使う機会が多いでしょう。
壁に沿って歩く敵を橋を使って誘導し、その敵の上に乗ってトゲ地帯を進んで行ったり、足場と梯子をうまく配置して、鍵を上に上げつつ自分も梯子で登れるように配置したり…。
自由度が高い故に、難易度もバカみたいに跳ね上がっているというわけです。

他にもレンガブロックや敵を破壊できるハンマーや、大車輪のできる鉄棒、シャッターを開け閉めしたりベルトコンベアの向きを変えたりするレバーなど、本当にステージが進むごとにギミックが増えていきます。

また、GB版ではマリオのアクションが信じられない程増えています。箱庭型マリオでは今やお馴染みの三段ジャンプやバック宙、しゃがみながらジャンプすることで逆立ちもでき、落下物を靴で防いだりより高く飛べる逆立ちジャンプもできます。
高いところから落ちても、ある高さまでなら生還でき、足をヒクヒクさせながら気絶するマリオは他ではなかなか見られないものだと思います。
別にリョナ志向とかではないです。白い目はやめてください!

鍵を扉まで運ぶだけのゲームと言ってしまうこともできるのですが、その過程を考え、試行錯誤を繰り返して答えを導き出せた時のカタルシスは最高ですね。
しかも、それが100以上も味わえる。オススメの一本です。

更に、このドンキーコングはスーパーゲームボーイにも対応しており、鮮明なカラーを実現したり、音源をSFCベースに切り替えて出力したりしているので、もしできる人はやってみるといいでしょう。EDも変わるらしいです!

②思い出

さて、私もこのゲームは皿まで舐める勢いでやりまくりました。
後半、特にピラミッドステージ辺りから攻略法が見えにくくなっていき、失敗しては何度も他の方法を試してました。
飛行機ステージに関しては、正攻法でクリアしたステージないんじゃないかと思うほど、ぐちゃぐちゃにやりまくって気づいたらクリアしてるかんじでした。
後半になると、扉が2つ以上出てきて、偽扉で惑わしてきたり、扉が背景と同化して、きちんと場所を覚えておかないとゴールがわからなくなるステージが多く出現し、血の涙を流しながら遊んでいました。
それはもはや遊んでいるといっていいのか…?

後は、マリオのやられモーションも多彩で、敵に当たってくるくる回ったり、炎に焼かれて黒焦げになる、電撃で痺れる、高いところから落ちて頭をぶつけるなど、それぞれでモーションが違います。だからなんだ、といわれればそこまでなんですけどね…。
意味もなく三段ジャンプしたり、バック転で邪道ルートを開拓するのも面白かったです。アクションパズルは、正解が一つだけじゃないところもいいところだと思います。

これは本当にオススメの一本で、私自身も3DSのVCをダウンロードして、未だに遊んでいます。
流石に当時ほど苦戦はしませんが、それでも難しくてゲームオーバーになるところはなるので、やはりド級の難易度であることに間違いはなさそうです。
100以上ステージあるので、ラス面までやったら最初の方の解き方忘れて、何度でも繰り返しやってしまいます。ドンキーコング中毒とは…。
VCにあるので、みんなも是非やってみてください!絶対面白いから!

ふと思ったのです。スーパーゲームボーイが既にあるということは、スーファミのソフトも既にたくさんやっているのではないか…。ヤベッ!
ということで次回、スーファミの超有名RPGから一本!
少し間が開くかもしれません…!

いいなと思ったら応援しよう!