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1219_二律背反
お金を貯めるのと、ダイエットは似ている。どちらも習慣が大事であるということ、そして外的な誘惑が多く継続するのが大変だということがある。貯金とダイエットをなにかと妨げようとする要素、それは特にテレビやネットだとかの情報に載せて、どうやら一緒くたになっめやってくるようだ。
テレビをつければ、グルメやスィーツの特集番組ばかり。その間のCMも、やれタワーマンションだ、最新の設備を備えた車やらの宣伝ばっかりだ。
資本主義と飽食は親和性が高くて、それらが手を組んでいるので、余計にタチが悪い。実際にアメリカなどの先進国においても、貧困層の多くは肥満だったりするわけだ。これはまさにこの2つの誘惑が合わさって、社会的弱者を悲惨な結果に至らしめているかの様に思える。
そのくせ、同時に「資産を貯めて富裕層になろう」、「ダイエットに成功して、締まった体を手に入れよう」と喧伝し、それができない人たちの自己肯定感を引き下げてしまう。二律背反も甚だしいというか、踊られる方はたまったもんじゃない。
いったい、我々は皆をどうしたいんだろうか。いったい、誰が我々を愚かにしようと企んでこんな情報を流しているのか。それが誰にもわからないから、誰も責任を取ろうともしないんだろう。