1089_プロセス
こっちの道を進んでみて、こっちではないことに気付く。あっちの道がいいなと思い、そっちではないと誰かに諭される。
隣の人の歩いている道ばかりが気になって、自分の道を歩くことが疎かになる。そして、結局はちゃんと自分の歩むべき道にきちんと返ってくる。
そんなこんなでジグザグにでも、曲がりくねっても歩んできた。もしかしたら道でさえないかもしれない道だけど、後ろを振り返ってみれば、自分にとっては結局はこの道しかなかったのではないかと思い返す。
その道を歩んでいる間は、ある時は本当にしんどいし、ある時はなんだこんなもんか、楽勝だぜとか、余裕ぶっこいているときもあると思う。でも、大切なのは目的地なのではなく、そこに至る過程なのだ。
まちがいさがしの間違いの方で生まれてきたような気でいたけど
まちがいさがしの正解の方じゃきっと出会えなかったと思う
こんな歌の歌詞の一節を思い返すと、あのマレーシアでのスコールの後の夜の友人との会話を思い返す。
「転職したのも、結局は自分の中の答え合わせをするようなもんやったと思う」
「答え合わせ?」
「自分はこれで生きていくんや、っていうことをきちんと確かめたっていうんやろか。それも含めて必要なプロセスなんだったと思うよ」
たまたまCNNを見ていたら、どこぞの高級ブランドの女性のグローバルCEOがインタビューを受けていた。
「あなたにとって、これまでの人生で印象的な言葉は?」
「".あなたの人生のプロセスを楽しみなさい。"私の夫から言われた言葉ですね。」
自分で選んだ道なら、自分で決めたことならば、決して後悔しなくてすむ。失敗や不幸を他人のせいにして自分がとんでもなく惨めな存在だと思わさしめることもない。
歩め。進め、前へ。前へ。