
1323_年末の温泉宿
東京から松本、そして白骨温泉へ。
年末恒例の温泉宿に泊まるための計画。旅のルートは簡単だが、高山から来る母親と松本発の上高地線終着駅の新島々駅で落ち合って、バスに乗って白骨温泉に行くためのロジを立てるが、あらゆる要因が絡み合ってトラブルに見舞われる。
9時ちょうどの新宿発のあずさ9号で遅れなく松本へ。駅前の蕎麦屋で山賊焼トッピングのかき揚げ蕎麦に舌鼓を打ちつつ、松本城まで散歩。
しかし、まず、松本駅から13時29分発の上高地線に乗ろうとするが、改札を通ろうとすると新島々駅ではICカードが使えないことが判明。
田舎はキャッシュレスではなく、紙ベースである。仕方なく、切符を買おうとすると、片手にクレープを抱えた中国人観光客が購入にモタモタと手間取っており時間が取られてしまって、結局電車に乗り遅れる。
仕方ないので、松本駅前からタクシーに乗って新島々駅まで飛ばしてもらう。新島々から白骨温泉行きのバスは1日2便、乗るのは14時10分だ。果たして、30分で新島々駅まで間に合うのだろうか。
タクシーの運ちゃんはこの道30年のベテランで、人当たりよく柔らかい語り口に添えて、老練かつ慎重な運転で時間ぴったりに新島々駅に届けてくれた。
しかしながら、高山からバスで来るはずの肝心の母親がいつまで経っても来ない。どうやら、奈川渡ダムの先の親子滝を越えたところで事故渋滞が起きた模様。白骨温泉行きのバスは出発してしまう。
40分遅れで到着した母親をピックアップして、仕方ないので、タクシーの運ちゃんにそのまま白骨温泉行きまで頼む。快諾する、運ちゃん。旅の中で人の優しさに触れる。19,000円ほどタクシー代がかかったが、無事に白骨温泉の宿に到着し、抜群の泉質と料理に満足する。
ここまで1日の出来事。