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1354_流されやすい性格

昔から周りに流されやすい性格だと思っていた。好きなアーティストの好きなものを好きになったり、誰がいいと言っていたものが気になってしょうがなかったり。

人に影響されやすいっていうのは、結局のところ、自分という軸がないからなんだと自分に言い聞かせてきたけれど、もうひとつ理由があった。

何かを判断する理由の一つに、「(自分以外の)何者かがやってるから」という枕詞をつけようとしている。自分以外の誰かを関わらせないと、自分の判断が成り立たない。

そもそも自分で自分の判断に納得していない(腹落ちしていない)から、どうしても他人の存在を前提にかませようとしていた。

他人の目というフィルターを持ってしないと、自分がこの世界にいてはいけないとさえ思っていた。

どこかしらに他人を常に介在させることによって、そうすれば何かしらの失敗しても、自分が震源ではなく、他人のせいにしていられるから楽なんだったんだろう。

自分が今こんな境遇なのは、自分以外の他人が原因なのだと思っていたい内在的な心理が自動的に働く。自分で決めたことに自分で責任を取りたくない、と心の底で思っていたんだと思う。

だから、常にグラグラといつも簡単に地盤が揺らぐ。「あなたはどうしたいの」と問われないように、内心怯えるような気持ちで、落ち着かなかった。(そういう状態を自分用語で「グラウンディングできていない」と表現していた。)

内省と沈黙。

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