【書店様向けフェア企画】トミ・ウンゲラー フォーエバー! 尊重とすこしの平和を
トミ・ウンゲラーさんをご存じでしょうか?
『ゼラルダと人喰い鬼』(評論社)、『すてきな三にんぐみ』(偕成社)などでおなじみの、奇想天外な作風で多くの人に愛された1931年生まれの絵本作家。残念ながら2019年2月に87歳でこの世を去りました。
フランスとドイツの国境地帯に位置するアルザス出身のトミさん。戦争が起こるたびに国籍が変わり、言葉や思想を奪われる経験もしました。
そんなトミさんの作品には恐怖や風刺がたっぷり盛り込まれていますが、共通しているのは、他の文化、言語、生き物、そして自然への「尊重」。
たとえば『オットー 戦火をくぐったテディベア』では、第二次世界大戦中のユダヤ人迫害や空襲などが描かれ、戦争の悲惨さを直接的に子どもに伝えるトミさんの姿勢が伝わってきます。
『ゼラルダと人喰い鬼』には子どもを生のまま食べることが大好きな人喰い鬼が登場。ゼラルダはそんな鬼たちに料理のほうがおいしいと気づかせてあげ、町に平和がおとずれます。
「尊重することによってすこしの平和を」というメッセージを持ち続けてきたトミさんは晩年、フランスの哲学雑誌で子どもの質問に答えるスタイルの連載に取り組んでいました。
この連載は2018年に書籍化され、トミさんが旅立った2年後、ついに日本語版が発売となりました。
3~12歳の96人の子どもから寄せられた質問に答える『どうして、わたしはわたしなの?――トミ・ウンゲラーのすてきな人生哲学』(現代書館)。
「思想は自由!」。ぼくたちの考えは、だれにも見抜かれたりしないし、だれにも奪えはしないんだ。
言論と表現の自由を愛していたトミさんの思想とイラストがたっぷりの人生ガイドです。
『どうして、わたしはわたしなの?』の発売を記念して、「トミ・ウンゲラー フォーエバー! 尊重とすこしの平和を」フェアをご提案します。
主催:現代書館、評論社
フェア基本セット:
『どうして、わたしはわたしなの?』(現代書館)
『オットー 戦火をくぐったテディベア』(評論社)
『ゼラルダと人喰い鬼』(評論社)
『魔術師の弟子』(評論社)
『ぼうし〈改訂版〉』(評論社)
『月おとこ』(評論社)
フェア開催特典:パネル(A3またはA4サイズ)をご用意致します。
★注文書はこちらからダウンロードしていただけます。
その他のトミ・ウンゲラーの著書は各版元へ直接ご注文ください。
お問い合わせは現代書館まで。
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本書の序文「道草しつつ、道理も通す」を公開しています。あわせて是非お読みください。