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【現代文の地図】第4講 読解の「読」④強調表現


現代文が苦手」をこの世からなくす!を目標にYouTubeやこのnoteで情報発信をしているヤマモト健太です。

YouTubeで発信している情報を、noteで文字としても残して置くことで、ウェブで勉強法を調べている受験生の子やその親御さんなどの目にも触れられるかと思いますので、書いていきたいと思います。

私がこのような活動を行うに至った経緯や考えはこちらの記事をご覧ください。

読むための道具4つ目、「強調表現」

第0講を読んでない方はまずそちらへ!

今回は読解の「読」、読むための道具の4つ目「強調表現」です。

もしまだ第0講や過去の記事をご覧になっていない方は必ずそちらの記事を読んでから今回の記事を読むようにしてください。

ちなみに今回の内容の動画はコチラになりますので、動画再生が可能な環境にいる方は、ぜひ動画をご覧いただけますと幸いです。


強調表現とは

YouTubeチャンネル「現代文の地図」第4講より

強調表現とは強調する表現のこと

今回のテーマは「強調表現」です。

強調表現は「抽象&具体(第1講)」や「対比(第2講)」などに比べて、授業や参考書などで1つの項目として取り上げられることはあまりありません。

しかし、使われていない文はないぐらい頻出で、理解できるようになると文章の中の大切な内容を見抜けるようになる、強力な武器です。

強調表現」とは読んで字のごとく、「強調することで意味を強めたり、意見や内容を強く主張するための表現」です。

・あの頃触れた虫もどうしても触れない。
・あいつテスト勉強してないって言ってたけど、絶対やってるよな。
・授業中一緒に喋ってたのになんであいつが学年1位で俺が学年最下位なん?何かからくりがあるに違いない
これらの例文の中の、太字の部分が強調表現の一例です。


なぜ強調表現が大切なのか

ではなぜ強調表現が大切なのでしょうか。

それは筆者は伝えたいことに強調表現を使いがちだからです。

皆さんも相手に何かを伝えたいとき、その伝えたい思いが強いほど、「絶対」や「めっちゃ」などといった表現を使ことが多いと思います。

これはそれだけ、その内容が「伝えたいこと」だからです。

現代文の文章において筆者は自分の主張を持っているわけですが、その主張に近い部分であればあるほど、「強調表現」が使われる可能性が高いのです。

「強調表現」を見つけたら、その前後の部分が大切な内容である可能性が高いということになります。

「文章の強弱」で言うと「」の部分というわけです。


強調表現のバリエーション

YouTubeチャンネル「現代文の地図」第4講より

それでは実際にどのような表彰表現があるのかそのバリエーションを見てみましょう。

強調表現

・〜に違いない
・必ず〜
・絶対〜
・〜だけ
・〜しか
・どうしても〜
・何としても〜
・とても〜
・本来〜
・最も〜
・実は〜
・非常に〜
・重要なのは〜
・〜が基本
・〜こそ
・〜すべき
・必要だ
・大切だ
・明らかだ
・〜しなければならない
・まさに〜
など


何度も繰り返される表現

同じことを何回も繰り返すということは、それだけ強調したいということがわかります。
「何度も繰り返される表現」も「強調表現」の一種と考えて良いでしょう。


まとめ表現

・要するに
・つまり
・結局
・すなわち
・故に
・だから
・そのように
・このように
・したがって
など

これらの表現は一例なので他にもたくさんあります。

もちろん上記の例をすべてを丸暗記する必要はありません。

これらの表現以外にも、文章を読んでいて「これは強い言葉だな」と感じたら、その前後の内容をしっかり掴むようにしましょう。


まとめ

YouTubeチャンネル「現代文の地図」第4講より

今回はあっさりした内容でしたが、使われていない文はないほど「強調表現」というのは文中にたくさん出てきます

これが意識できるようになると、大切な部分がどこか分かるようになるので、とても強力な武器になります。

「強調表現」を意識して、筆者の主張を掴めるようになりましょう。

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